ワーキングホリデー

ワーキングホリデービザ

90日を越えてドイツに滞在するには、滞在ビザが必要です。ただし日本のドイツ領事館では滞在ビザの申請を受けてくれません。
例外はワーキングホリデービザで、このビザの申請だけはドイツ領事館で受けてくれます。さらにこのビザを保有していれば、ビザの有効な期間中現地でアルバイト、あるいは研修をすることが可能です。
もっとも人生で一回しか使えませんので、語学学校に通う場合は現地で滞在ビザを取り、ワーキングホリデービザは将来に回したほうが賢明です。

取得の条件

・年齢 : 最低18歳以上(ドイツでは18歳から大人として扱われます。)~31歳の誕生日をまだ迎えていない
・生活資金証明 : 現地で生活するのに必要な資金が証明できること。
具体的には自分名義の口座に最低2000ユーロ相当の預金があること。
・パスポートの有効期限 : 出国時に3ヶ月の残存期間が残っていること。
※1年有効のビザを申請されるなら、パスポートが15ヶ月の有効期間が残っている
必要があります。
・保険 : ビザを申請するには、原則としてドイツ(欧州)の健康保険、および個人賠償保険に加入しているこ
とが条件です。この条件を満たす保険はこちらで紹介しています。

注意事項

・ワーキングホリデービザは代理人による申請は認められていません。

・ビザの申請には予約が必要です。
アポイントは3週間も先の日程を指定されることもあります。
ビザの発給に2週間程度かかることを考えば、合計5週間かかる計算になります。書類が全部揃ってからアポイントを取るのではなく、アポイントを先にとって、それまでに書類を準備すれば時間の無駄がなくなります。

・ワーキングホリデービザは人生で1回しか使用できません。

・ドイツのワーキングホリデービザの延長はできません。
ドイツのワーキングホリデービザは3ヶ月~12ヶ月の期間で、自分の好きな期間を選んで選択するものです。
「何ヶ月滞在するかわからない。」という方は、まずは12ヶ月のビザを取得してください。早めに帰国した場合は、保険を解約すれば未使用分の保険料は戻ってくるので、ちゃんと保険料が戻ってくる保険に加入しておきましょう。

・ドイツで大学に通われる方は、ワーキングホリデービザを申請しないようにしてください。
発行されたビザの変更には、ビザを発行した機関の許可が要るため、ドイツ人はこの作業をすごく嫌がります。

・語学学校に通う間は現地で滞在ビザを申請するようにしましょう。
語学学校に通われるのに、ワーキングホリデービザを取得される方が結構おられますが、一生に一回しか使えないのでもったいなくです。ドイツ語ができるようになってワーキングホリデービザを使用すれば、このビザの得点をフルに利用できます。

必要書類

ワーキングホリデービザの申請には、以下の書類が必要になります。

証明写真
WHVビザ申請書
パスポ-ト
往復航空券予約の証明書
保険証書
生活費支払い能力の証明

ドイツで証明写真と言えば、運転免許、学生証、パスポートなどの用途を問わず、4,5cmx3,5cmと相場(サイズ)が決まっているので、いちいちサイズを書く必要がないくらいの常識です。この証明写真は”biometrische Paßbilder”と呼ばれ、真正面から撮った顔の拡大写真が必要です。日本で証明写真として使用されている肩から写っている写真、かっこよく少し斜めに取った写真では不可です。

WHVビザ申請書は、ドイツ領事館のホームページ上でオンラインで申請します。日本語はないので、ドイツ語、あるいは英語での申請になると思います。

航空券の予約の証明書ですが、ビザが発給されるまでは航空チケットの購入は控えてください。もしビザが発給されない場合は、チケット代金が無駄になるからです。

保険の証書ですが、原本でなくても、メールに添付されて送られてきたファイルを印刷したもので十分です。ただし保険証書と一緒に保険費用を支払った証明を提示する事が必要です。銀行/郵便局から送金された場合は送金用紙を、カード払いにされた方は、カード払いの領収書を持参してください。唯一ステップイン保険にお申し込み、お支払いされた場合に限り、保険料の入金が確認されると日本にあるドイツ領事館に、「保険料入金のお知らせ」が届くので、送金用紙などの送金の証明を提示する必要はありません。

最後の生活費の証明ですが、左記の通り、ビザを申請に行かれる直前に預金通帳の残高を記帳、これをさらに自宅でコピーして、預金通帳とコピーを持参してください。領事館でコピーと預金通帳が一致しているか確認します。あるいは銀行で英文の残高証明を発行してもらい、これを持参してくいださい。

目標を掲げよう

数あるワーキングホリデーの中でドイツを選ぶなら、「これぞ、ドイツ!」ということを体験しよう。じゃ、ドイツでしか体験できないことって一体、何でしょう。一番簡単なのが、言葉。朝起きて、寝るまでドイツ語を嫌でも聞く環境にいると、上達が早いです。上達が早いといっても、何もしないと、10年住んでもドイツ語は話せません。そこで語学学校に通うわけですが、大事なのはその期間です。

日常生活がほぼ問題なくこなせるようになるのは、B1レベル。日本に帰国して就職などでドイツ語が役に立つのは、B2終了レベル。前者で最低480時間のレッスン数が必要です。週20コマのレッスンでは24週、すなわち半年は必要になります。12週間程度の授業では文法の基本だけ。これではまだまだ話せるレベルには達しない上、耳が出来ていないので、何を言っているのか理解できません。A,B,C(アー、ベー、ツェー)から始める場合、半年は語学に専念してください。するとやっと耳が慣れてきて、ゆっくり話してくれると、会話の断片が聞き取れるようになります。1年頑張ってB2レベルを終了させると、日本の独文科の卒業生を上回るドイツ語能力を身につけていますから、日本で大学にいくよりはるかに効率がいいです。

しかし何と言っても、ワーキングホリデー滞在の最大の収穫は、違った文化、考え方、習慣に触れること。最初はカルチャーショックに遭い、ドイツ人に腹を立てることもしばしば。しかし1年ドイツで過ごして日本に帰ると、不思議なことにドイツの生活が懐かしくなります。そして日々の生活で、「ドイツだったら、こうしているのに。」と、これまではしなかった物事の見方をするようになっています。以前と同じものを見ているのに、海外滞在を経て、異なる角度から見ることができる能力が身についている証です。これはあなたの個性、能力になり、後々の人生で重宝します。

折角、このような機会があるのに、日本人だけで集まって日本語の生活を送ったり、生活費を節約するためにアパートにこもっているだけではもったいない。目的を持って1年を過ごせば、多くの知識、経験を得ることができます。そんな機会は二度と巡ってきません。ワーキングホリデーを目的にするのではなく、ワーキングホリデービザを使用して、ドイツでしか体験できないことを経験できるように、目標を掲げてドイツにきましょう。

トラブル相談

語学学校に通って学校の宿泊先で生活していると、学校がトラブルになりそうな懸案を事前に処理してくれるので、安心して生活を始めることができます。何かわからないことがあると、学校で相談できます。ところが大学に通ったり、ワーキングホリデーでアパートや部屋を借りて滞在、ましてやドイツで就職するとなると、いきなりドイツの 現実と直面することになります。これが筆舌に尽きるほど大変です。 ドイツ人は仕事が遅いし、あてにならないし、稀に見るコンクリート頭。そして言葉が通じないと、ほとほと疲れます。最初の三ヶ月は試練ですので、覚悟しておいてください。半年も居れば、結構、慣れてきます。ところが慣れた頃に、大きなトラブルが舞い込んできます。身に覚えのない請求をされるか、自分では解決できないトラブルに遭遇してから、「助けてください。」と相談を受けます。

その主な内容は、

音楽等の違法ダウンロードで罰金を請求された。
大家からとんでもない額の請求が届いた。
大家が保証金を返してくれない。
身に覚えのない請求が届いた。
お財布&携帯電話を盗まれた。
ドイツ人と離婚したい。

「大家が保証金を返してくれない。」というご相談はクラシック。ドイツでは春先に年末調整があり、昨年の暖房費、水道代、ごみ代金、エトセトラの清算があります。これが済まない限り、大家は保証金を返還してくれません。厳密に言えば、保証金と年末調整は別の項目なので、大家が保証金で年末調整の費用と相殺するのは違法です。アパートを返した時点で、大家は速やかに保証金を返却、その後、別個に年末調整を請求しなければなりません。しかし年末調整が済むまで、保証金を返さない大家がほとんどです。私の場合は、9月にアパートをで出たのに、保証金が(年末調整が引かれて)帰ってきたのは翌年の8月でした。ドイツではアパートを返しても、保証金がすぐに返ってこないのが普通です。解約の時点で、保証金の返却がいつになるのか、しっかり話し合っておいてください。これをしておかないと、日本に帰ってから毎月大家に電話して、保証金の返済の催促をする羽目になります。 とは言っても、ドイツの慣習、法律を知らない方がほとんどです。

生活サポートサービス

弊社では生活サポートサービスを提供しております。トラブルに遭う前にお申し込みいただくとお安くなっていますので、安心してドイツ生活をスタートさせるため、ご希望の方は渡独前にお申し込みください。