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ドイツで暮らす 2

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インターネット

前のページで電話回線の開設について紹介したので、ここではインターネットの開設について紹介します。まずは言葉から。ドイツではインターネットは一般に"DSL"とも言います。これはドイツテレコムが発明したインターネットの形態で、アナログではない、高速インターネットを総称する言葉です。「日本ではインターネットをひきたい。」と言いますが、アナログ回線でもインターネットですから、ドイツでは誤解を避けるため、「DSLをひきたい。」と言います。
以前はテレコムで電話回線の開設をして、それからテレコムあるいはその他のインターネット業者と契約する必要がありました。電話回線はテレコムの所有物なので、テレコムの回線が通っていないと、インターネットも開通できないという事情があったためです。電話市場が開放されてからは、消費者がインターネット業者(プロバイダー)を選び、ここと直接、インターネット(DSL)と電話の契約をすることが可能になりました。
肝心のインターネット環境ですが、ドイツにはまだ日本のような本当の超高速インターネット(グラスファイバー)網は、都市部を除き存在していません。郊外に住むとDSLはまだ通っておらず、ISDNを利用するという環境です。にもかかわらず、インターネット業者は、"bis 16000Kbpsの「高速インターネット」を提供していますが、大事なのは"bis"の部分です。これは「最高16000kbpsまで。」という意味で、滅多にこの速度が出る事はありません。電話回線が古い一部地域では、16000kb/sの接続を申し込んでも、8000〜9000Kb/sも出ればめでたし、めでたしという状況。(速度はこちらでチェックできます。)都市部にお住いなら、グラスファイバー網が(やっと)入ったので50Mbps〜100Mbpsまで可能で、ほとんど日本と変わりません。
都市部では電話線ではなく、ケーブルテレビの回線を利用したインターネットも存在しています。ここで申し込むことの利点は、申し込んだスピードが本当に実現されること、それにケーブルテレビも見れることです。ただしHDの解像度で見たい場合は、追加料金が必要です。ドイツでも4Kテレビが販売されていますが、4Kで報道されている番組はなく、HD番組さえも追加料金を払う必要があるので、テレビはHDで十分です。
ここでは以下に、幾つか代表的なDSL業者をその長点と欠点を挙げて紹介してみます。

ドイツテレコム
値段が一番高い。それなのに、仕事振りはかなりお粗末。しかし、(元)国営企業で(まだ)最大手なので紹介。唯一の利点は契約期間にしばられないで、嫌になったら(帰国する時に)いつでも解約できる点。比較的短期の滞在だとトラブルに遭わない人も居ますので、短期留学者で「長いもには巻かれよ。」という人向き。

T-Home
ドイツテレコムは電話回線の会社で、DSLを申し込むのはこちらの会社。申し込みはドイツテレコムでまとめてできてしまうので錯覚しやすいが、実は別の(子)会社。解約の際は、ドイツテレコム(回線)とT-Home(DSL)の両方に解約を通知する必要がある。ちなみに会社の名前はこの前まではT-Onlineだったが、いつの間にかT-comになり、気がつくとT-homeになっていた。

Congstar
上述、テレコムの子会社。試しに携帯電話の契約してみたら、案の定、トラブル。やっぱりテレコム。ただし親会社よりは安いです。

Alice
テレコム イタリアの子会社。値段はテレコムより安い。安さを誇大広告している会社。サービスはテレコムといい勝負。返事が来なくても我慢できて、ドイツ語で文句が言える人向き。ここの長所もテレコムと同じ。ただし、仕事が遅い上、インターネットが使えない状況が頻繁に起こるので短期留学者は避けた方が賢明かも。帰国するまで一回も使えなかった!という事にもなりかねない。現在ではTelefónica(O2)に身売りされて名前だけ残っている。
 
Arcor
事実上、サービスが欠落しているので、人件費を節約できて、安い。稀にトラブルに合わない人もいるので、運を試したい人向き。契約期間が2年と長いので、短期留学者には向いていない。今では名前は廃止されて、Vodafonに統一されました。

Vodafon
英国の通信会社。携帯電話で有名だが、DSLも販売している。ドイツではテレコムに続く大手。時々、Vofafonのメールアドレスから偽の請求書が届きます。間違って添付ファイルを開けないように。携帯会社、あるいはプロバイダーがメールで請求書を送る事はありません。

Freenet
元来は、インターネットのプロバイダー。ADSLの値段の下落により、大赤字になる。2009年、インターネット部門(事業)を1&1に売却。現在はMobilkom-Debitelという名前に改名、携帯電話のサービスのみ提供している。この戦略が当たって、会社は黒字に戻った。

Tele2
一度倒産したが、復活した。現在はFreenetの子会社。主に携帯電話の料金を提供しているが、DSLも契約できる。

1&1
テレコムに次ぐ大手に成長した会社。サービスは成長に反比例して低下しています。申し込み時、「安全セット」というものを強制購買させられます。最初の3ヶ月は「無料」なので、騙されたことに気が付きません。気が付くと手遅れ。契約期間の2年が過ぎる前に用心して早目に解約通知を出すも、これを拒否するという素晴らしい対応。半年間の闘争後、ようやく解約にこぎつけました。その後、毎日セールスの電話で辟易。苦情も問い合わせもドイツ語のみの受付なので、言葉ができないとしんどい。契約期間も2年と長いので、短期留学者には向いていない。

GMX
ドイツで一番有名なフリーメールサーバー。DSLの提供も始めたが、会社は1&1の子会社。

Unitymedia
ケーブルテレビを運営している会社が集まってできた会社。テレビ回線を通じてインターネットを提供。毎月25ユーロで最高120Mb/s(まで)の高速インターネット+電話かけ放題(ドイツ国内への固定電話)を提供。さらにハイ ビジョンでのテレビの視聴が可能(30ユーロ/月)。デジタルレシーバーは(契約期間中)無料貸与。テレビは無料で50チャンネルも視聴可能。追加料金を払えば(パラボラアンテナなしで)JFTVや、最新の映画もHD画質で視聴可能。最低契約期間は1年。契約時に欲しくもない「安全保障セット」や有料テレビ番組を強制購入させられるので要注意。最初の3ヶ月は無料なので、回線が開通したらこれらの無駄なサービスを即座に解約しよう。現時点ではNRW州とHessen州でのみ営業中。2012年からはBaden-Wuertemberg州でも営業開始。

Kabel Deutschland
テレビのケーブルを運営している会社。テレビ回線を通じてインターネットを提供。Vodafonに買収されて、会社のホームページでVodafonの製品も販売しているので混乱を招きやすい。早いインターネットを希望するならVodafon/DSLではなく、"Kabel"を使ったネットを選ぼう。毎月25ユーロで最高32Mb/s(まで)の高速インターネット+電話かけ放題(ドイツ国内への固定電話)を提供。「もっと早い速度が欲しい。」という方は、50ユーロで400Mbpsまでスピードアップできる。最低契約期間1年。ドイツ全土で利用可能との事だが、まだ利用できない地方都市も多い。

O2
スペインの大手携帯電話会社、テレフォニカのドイツ版。独自の携帯電話網を構築した為、数年前までは電波が届かない地域が多かったが、現在ではほぼ全国カバーされている。

Aldi
ご存知、ドイツのデイスカウントスーパーの最大手。1月8ユーロにて「使い放題」。現在最も安い料金。ただし使い放題という割には、「5時間まで」というかなり低い設定。この値段では、問題があった際、まともな対応は期待できず。「安ければいいんです、サービスなんか。」という人向き。

お買い物。

ドイツ人は、インターネットで頻繁に購入します。法律で返品が認められているので、日本のように「気に入らないのに、返品ができない。」という心配がないためです。その分、日本にはない落とし穴もあります。
ドイツの配送サービスは質が悪い。一番使えなかったのが"Hermes"。ネットで注文した靴を返送したんですが、2ヶ月経っても届きません。販売先からは、「代金を払っていない。」と"Mahnung"(催促状)が届き、「○月○日までに入金されない場合は、弁護士事務所にこの件を任せます。」と脅しの手紙が来る始末。ヘルメスに、「送った荷物が何処にあるのか調べてください。」と毎週頼むんですが、「お問い合わせには応じられません。」と意味不明な返事。催促状を送ってきた店に、「この通り2ヶ月前に返送したが、ヘルメスから返事が来ない。」と送付の証拠を送付すると、「こちらでチェックします。」という返事。数日後には、「返品は無事、届いていました。」という返事が来て、一件落着。多分、店舗が返品をちゃんとチェックしていなかったのが原因ですが、問い合わせを無視するヘルメスには辟易。ヘルメスのライバルDPDの配達人は、郵便受けに「不在票」を投げ入れて、すぐに帰っていきます。毎回、10kmも離れたお預かり場所まで取りにいくのは辟易。ちなみに、ヘルメスのお預け場所はもっと遠かったです。どの会社のサービスも似たり寄ったりなので、結局、「我慢できる悪さ」を提供しているドイツの郵便局/DHLを使用していました。
ドイツでのネット生活をできるだけ快適にするために、幾つか基本的なルールを紹介しておきます。まず、購入した商品を届けてもらった場合は、受け取りのサインをする前に、まずは段ボール箱をチェック。ダンボールが凹んでいたら、品物の受け取りを拒否してください。これをしないで凹んでいるダンボールを受領、開封、中身の品が壊れていると、大きなトラブルになります。
荷物を送った人、あるいは店に、「ダンボールが凹んで、品物も壊れていた。」と伝えると、「ダンボールが凹んでいたのに、どうして受け取ったの?」と逆に非難されます。というのも、配送を依頼した人がDHLに、「配送時の手荒な扱いによるダメージ」を理由に保険の適用を申請すると「ダンボールは凹んでいなかった。」「その証拠に何も言わないで、ダンボールを受け取った。」と主張、保険の適用を拒否します。これを覆す証拠がないと、こちらの落ち度に摩り替えられ、商品の交換を断られる可能性があります。この為、包装(梱包)が壊れていない事を確かめて初めて、受け取りにサインするようにしましょう。又、ダンボールが破損していると、配送人はこれを隠そうとします。「まずはここにサインしてくれ。」と箱のチェックを拒もうとするので、これに騙されないように。「箱が凹んでいないかチェックできないと、サインもしない。」とはっきり言いましょう。
その後、梱包を解いたら、品物を念入りにチェックしましょう。梱包は壊れていなくても、壊れている商品が入っていたり、傷がついている商品が届くことがあります。特に名もない会社に「ここは安い!」という理由でインターネットで注文した場合は要注意。中国製の偽者を送ってきたり、破損している品物を郵送してくることもあります。しかし品物の受け取り後、2週間以内であれば、返品は可能です。2週間を過ぎると、泣き寝入りする事になります。

次に店頭で買った品物の返品について。ドイツの法律では販売側は品物の売買後、商品の返却を受ける義務はありません。店頭で品物を購入する場合、実際に品物を見て触って購入するので、そこで売買契約が成立したとみなされるからです。一度契約してしまうと、「気に入らないから、返品したい。」というわけにはいきません。それでもドイツの大手のデパート(Kaufhof)などでは、購入後2週間程度なら、レシートを提示すれば、購入金額を返してくれます。最初にこれを経験してしまうと、「これが当たり前!」と思ってしまうかもしれませんが、これは例外です。店側が自主的にKulanz(顧客サービス)を行っているだけの事で、店にはその義務はありません。

これとは逆に、インターネットで注文した商品は、購入後、2週間以内なら理由なしで返品が可能。(オーストリアでは1週間。)インターネットでの購入では、消費者が商品を事前に見て、触って確かめることができないため、法律は消費者に返品の権利を認めています。このせいか、あるいはドイツでは売り子の態度が悪い為か、ドイツではインターネットでの販売率が欧州でトップ。店頭でのひどいサービスに甘受して、返品できない製品に高い金を払うよりは、インターネットで快適に、安く購入しようという心理は理解できます。

尚、インターネットの購入でも、返品できないものが幾つかあります。その代表的なものが、旅行の予約。ドイツ人は計画性があるので半年も先の休暇を計画しますが、この旅行は予約(申し込み)の段階で全額支払になります。(お金を払わないと、予約できません。)その後、この予約(旅行)を変更、キャンセルしたい場合、クリーン オフは効かないので、かなり多額の変更料、キャンセル料を払うことになります。この為、ドイツでは旅行のキャンセル保険が発達しており、ドイツで旅行を申し込む場合、これは必修です。

PC

このテーマはドイツ留学(旅行)には直接関係がないですが、ドイツ留学を前にPC(ノートパソコン)を購入される方も少なくないようで、これに関するお問い合わせも多いです。そこでここでは少しPCについて取り上げることにします。
ドイツ人はPCを"Rechner"(計算機)とも呼びます。ノートパソコンは、"Laptop"です。始めてノートパソコンを購入された方から、「変圧器は必要でしょうか。」という質問がとても多いですが、変圧器は必要ありません。ノートパソコンは世界中で使用されることを想定して作られているので、変圧器は電源コードに内蔵されています。電源コードを見てください。四角いボックスが付いています。これが変圧器です。この裏面には(例えば)100-240Vと書かれています。つまり、日本の100Vでも、欧州の220Vでも使用可能ということです。
ドイツにノートパソコンを持参するなら、モニターの大きさは14インチまでが無難です。14インチのノートは少ないので、妥協しても15インチまで。17インチの方が見栄えがいいですが、重い上、かさばります。さらにパソコンを使用していると、電気を消費しているので電球のように高熱が発生します。高熱はコンピューターの寿命を短縮するので、熱気を排出しなくてはなりません。これにはある程度の「厚さ」は必要です。薄いと熱気がこもり、いつもファンが回ってうるさい上、パソコンの寿命を短くする原因なります。
最近ではタブレットが人気ですが、携帯性を優先している為、USBポートさえもないのが多く、機能は著しく限られています。ただし「メールを読むか、インターネットでFacebookに書き込む手程度。」という方には問題ないかもしれません。仕事に使用したり、写真の編集、あるいはテレビ代わりに代用されるなら、やっぱりノートパソコンが必要です。
ノートパソコンの充電池は消耗品です。充電池を入れたまま使用していると、1年ほどで能力は半減、2年目にはほとんど役に立たなくなります。近くにコンセントがある場合は、充電池を外して、直接、コンセントで電源供給をしてやると、充電池は長持ちします。
又、パソコンを買ったら、すぐにアンチウイルスソフトを入れましょう。無料のアンチウイルスソフトでもそこそこのウイルス検知能力を発揮していますが、有償版には機能面、安全性で適いません。インターネットバンキングをされない場合は、それでも十分かもしれませんが、フェイスブックなどのパスワードを盗まれる可能性もあるので、安全面で節約しないで有料のアンチウイルスソフトを入れておきましょう。ウイルスに侵入されて、これを専門家に頼んで除去してもらうと、有償版のアンチウイルスソフトが3年以上も使えるお金がかかります。アンチウイルスソフトの命は、データのアップデート。世界中で販売している有名なソフトは、世界中でデータの収集をしており、アップデートも早いですので、日本語だけで販売されてるものよりも、データのアップデートが早いです。


保険

日本なら、(車両を保有しない)日本人が加入している保険と言えば、健康保険くらい。だからドイツでも、「健康保険に入っていれば大丈夫だろう。」って思ってしまいます。ところがドイツの事情を知らなかったが為に、毎年、大きな経済的な負担を負う日本人が後を絶ちません。一番よくある例は、自宅の洗濯機が壊れて水が流れ出してしまったケース。洗濯機を地下室においている場合は少々水が流れ出しても平気ですが、往々にしてドイツではアパートの中にこれを据えています。洗濯が終わって洗濯物を取り出そうとすると、キッチンは一面水浸し。運が良ければ床の張替えだけで済み、被害額は1000ユーロ程度。悔しいが払えない額ではありません。運悪く帰宅してやっとこれに気づいた場合、下の階の天上まで水浸しで、ぜ〜んぶ修復することになります。被害総額は数万ユーロになり、よほど貯金がある人でない限りこれを払えません。
こうした際に効果を発揮するのが "Privat Haftpflichversicherung"(個人賠償責任保険)です。ドイツでは大人なら誰でも加入している保険のひとつ。(子供の場合は大人の保険でカバーされ ます。)加入者が多い割りに、被害件数が少ないので、保険料は毎月5ユーロ前後。にもかかわらず、わずか5ユーロを節約したいが為、何か言い訳を挙げてこの保険に加入していない日本人が多いのが実情です。保険は実際に使用する為に入るのではなく、万が一の為に加入するものです。ドイツに住み始めたら、健康保険と一緒にこの保険にご加入ください。被害に遭って悲嘆にくれるよりは、毎年60ユーロばかり保険会社にくれてやって、安全を確保した方が賢いです。
さらにドイツでの生活に欠かせない保健に、弁護士保険があります。ドイツで一番多い裁判沙汰は、アパートの契約関係。何かと文句をつけて保証金を返さない大家、アパート(例えば暖房)が壊れても一向に修理しない大家、法律で禁止されているのにアパートの合鍵を所有して、留守中に勝手にアパートに入ってくる大家など、その トラブルの数は多いです。こういう大家に苦情を言っても、「馬の耳に念仏。」特に日本人はドイツの法律を知らないので、いい鴨。自分の権利を守るのは、賃貸関係の弁護士保険です。
又、ドイツで仕事をしていて、不当解雇されたケースや、お給料が払ってもらえないケースなどがあります。日本では滅多に会社員が首になる事はないので、まさか自分がそんな目に遭うとは思っても居ない人がほどんど。この為、いきなり解雇を通知されて途方に暮れている日本人を見かけます。ドイツで就職した場合、雇用関係の弁護士保険は必修です。悪い事は言わないから、雇用契約にサインしたら、同時に雇用関係の弁護士保険にもサインしておこう。
もうひとつ有効な裁判保険は、プライベートのトラブルを保障するもの。例えばインターネットで購入した品物が壊れていたりする場合。アマゾンなどの大手は、気持ちよく商品を引き取ってくれますが、小さな店に品物を注文すると、「自分で壊したんだろう。お金は返さないからね。品物を返送しても受け取らないよ。」と言われます。そんな相手に電話で文句を言っても時間の無駄。弁護士にこの件を報告して手紙を書いてもらえば、1〜2週間程でお金が振り込まれてきます。このようなトラブルはお金よりも精神的なダメージが多いので、この弁護士保険は(ドイツに 長く住む人には)お勧めします。
最後のお勧めは、(旅行関係の)キャンセル保険。ドイツではカタログを見て、旅行を半年も前から予約するのが一般的。当然、半年先の事だから、急に病気になったりして、旅行に行けない場合があります。そこで予約した旅行をキャンセルすると、すでに支払った休暇の費用の半額くらいキャンセル料として取られてしまいます。これが家族旅行だったら、とっても痛い。そこでドイツではキャンセル保険が発達しています。旅行を予約した旅行代理店で、同時にキャンセル保険も申し込めます。残念ながら保険料は安くはありません。あるいは保険会社が、1年有効のキャンセル保険を提供しているので、そちらでお申し込む事もできます。これにより毎回、旅行、出張の旅にキャンセル保険をかける必要がなく、保険費用が安く押さえられます。
ドイツのWifi事情
日本ではWifiと言いますが、実はコレ„Wireless Fidelity“の略語。"Fidelity"は「頼れること」という意味なので、なんとなく理解できちゃいます。ドイツでは"WLAN"と言います。「ドイツ語なの?」と思ったら、" Wireless Local Area Network"の略で、これも立派な英語。見ての通り、"Wifi"と"WLAN"は言葉も違うので、技術上は別の代物。しかしどちらも、「無線で使えるインターネット」の事なので、「大体、同じもの。」と考えておいてください。
肝心なのは、"WLAN"の読み方。他に方法がないので、カタカナで書くと、「ヴェーラン」。アクセントは頭の「ヴェー」において発音すれば、相手に伝わるはずです。店舗でインターネットを利用したい場合は、"Gibt's hier Wlan?"と聞きます。
そのヴェーランの普及率ですが、ドイツではここ10年間、進歩していません。10年前にかなり普及していたので、これ以上、普及する余地がないということではなく、10年前から一向にヴェーランが普及していないということです。ドイツに住んで海外、それもアジアに行くと、「凄いヴェーランの普及率!!」と驚きと賛嘆の嵐。しかしアジアからドイツに行くと、「ドイツのような先進国で、一体、どうしてこんなにヴェーランが普及していないの?」と非難の嵐。原因は技術ではなく、法律にあります。
ドイツでも音楽や映画などを違法にダウンロードする人が後を絶ちません。これに業を煮やした著作権協会が弁護士事務所とコラボ、違法ダウンロードを行ったネットワークを見つけて「著作権の 違反料」を請求しています。大体、音楽数曲で、500〜600ユーロの請求書が届きます。この恐ろしい請求書が届くのは、ネットワークの持ち主です。すなわちある喫茶店がヴェーランを提供、ここで客が音楽を違法にダウンロード(正確にはアップロード)をすると、弁護士事務所から請求書が届くわけです。ドイツの法律では、ダウンロードをした人が特定できなければ、ダウンロードをしたネットワークの所有者の責任になるので、店舗は怖くてヴェーランを提供できません。
ヴェーランを提供している店でも、速度を落して音楽のダウンロードに数時間かかるように対策を打つか、アクセスする前に自分の名前と住所を登録して始めて、使用が可能になります。こうすれば、万が一誰かが無作法を働いても、すぐに犯人が確定できるので、ネットワークの所有者は罰金の支払いから免除されます。こうした背景があり、ドイツの大学では必ずケーブルで接続するようにしています。「今時、ケーブルなんて遅れてる。」と思ってしまうかもしれません。これはちゃんと理由があっての事。ケーブルだったら下手人を特定できちゃうんです。
ドイツの空港では、空港が運営しているヴェーランがありますが、有料です。クレジットカードで登録すれば、使用可能になります。ドイツ鉄道は2016年から徐々に電車にヴェーランが導入されていますが、使用可能なのはICEの一等車のみ。法律が変わらない限り、同じようにクレジットカードで登録する有料接続になりそうです。
「それじゃ、携帯が使えない。」とお嘆きの方も多いと思います。日本で使用している携帯をドイツで使用するには、SIMカードのロックがかかっていない携帯(日本で所有している人は稀。)に、ドイツで購入したSIMカードを入れるしか、方法はありません。
2016年6月、政府は「店舗等が提供する無料のヴェーランを利用して違法ダウンロードが行われた場合、店舗は安全措置を行っていれば罰せられない。」という法案を可決しました。法律が施行されればヴェーランの「ホットスポット」が増えてくると政府は期待しています。もっともこの効果が出るのは、効果が出るとしても、まだ数年先になりそうです。

            

           "50Mbps für Alle"
ドイツの高速インターネット/DSL事情はかなりお粗末。グラスファイバーが敷設されているのは人口の多い都市だけ。大体、人口20万がその境界線になるようです。20万の人口があっても、グラスファイバーが敷設されているのは市内中心部だけというケースも多いです。理由は簡単。人口が20万未満の場合、億の単位の金を投資してグラスファイバーを敷設しても、費用を回収できないからです。そこでグラスファーバーが敷設されているのは人口が多い都市、それも都市部だけという事になっています。お陰でドイツのグラスファイバー網の復旧率はEU内でも最下位で、ブルガリアよりも低いです。
「EUきっての工業国でこの普及率は情けない。」とドイツ政府は、「2018年には誰でも50Mbpsの高速インターネットが使える環境を目指す。」と大風呂敷を広げました。しかしグラスファイバー網の敷設をするのは国、あるいは州政府ではなく、民間のテレコム関連の企業ですから、政府が勝手に目標を立てても、「はい、わかりました。」というわけにはいきません。企業は儲かる見込みがないと、投資をしません。グラスファイバーを製造しているジーメンスは、政府の方針に大賛成、この機会に乗じて「政府は補助金として500ユーロを投資すべきだ。」とたたみかけました。すると困ったの政府で、「財源がない。」と補助金を拒否。
人口が10万人程度、あるいはそれ以下の都市に留学される場合、グラスファイバー網はまずないと考えておいてください。そのような小都市でも高速インターネットが使いたければ、左記のケーブルテレビ会社と契約してください。もし回線が来ていれば。ケーブルテレビの回線が来ていなければ、従来の電話線(銅線)を使ってのインターネット接続になりますので、早くても7〜8Mbpsまで。ドイツの本当の田舎に留学されると、携帯電話も使えません。そんなに田舎にいかなくても、ミュンヘンからアウグスブルクに電車で移動する間でさえ、田園風景が広がっており、携帯網が存在しておらず携帯電話は使えません。
            
            
電気市場
ドイツの電気(ガス)市場は4つの会社に支配されており、競争がほとんどありませんでした。これに加え電力会社の取締役には政治家が名前を連ねており、電力会社は自由に電気代を上げる事が可能になっていました。「ドイツの電気市場には競争がない。」と問題になり、オーストリアの例にならって、ドイツでも電気市場が自由化されて、ライプチッヒに設けられた電気市場で電気を販売、購入する事になりました。以来、ゆっくりとですが電気市場は競争が生まれ、電気代の上昇はかなり鈍りました。この努力を台無しにしたのが、福島原発事故。政府は原発を廃止することを決定、再生エネルギー促進のため、高額な補助金を支給することに。この補助金は電気代に上乗せされることになったため、ドイツの電気代は再び急上昇に転じ、お陰でドイツの電気代は税金の高いデンマークに次いで、欧州で2番目に高い電気代を誇っています。
「日本でも電気代は安くないです。」と思いますが、ざっくり言ってドイツの電気代は日本の倍。ドイツに来て日本のように煌煌と照らされたアパートで生活していると、電気代の請求書を見てびっくり。一人住まいでも70〜80ユーロもの請求額になります。しかもドイツでは電気の消費量は、日本のように毎月、計測なんかしません。ドイツでは1年に一回メーターを読むだけ。実際に消費された電気量が、毎月払っている電気料金よりも多い場合、(多いに決まってます。)、1年分の追加料金がどドーン!と届き、目が点になります。「毎月、電気代を貼っているのに、これは間違いではないでしょうか。」に始まって、「払う必要があるんでしょうか。」とお尋ねいただく日本人の数知れず。不意打ちを食らわないためにも、毎月、電気代を下げる努力は欠かせません。遅くとも追加料金の支払い要求が届いてから、皆さん、省エネに目覚めます。
省エネの第一歩は、必要ないのに部屋の電気を消費しない事。ドイツの家庭では、テレビを見る際は部屋の照明は切るのが常識です。家電機器はスタンバイの状態で電気を消耗するので、コンセントを抜くか、電気を消費しないように蛸足の電源を切ります。最大の電気消費源は洗濯機。ドイツの洗濯機は水道の水を40度に温めて洗濯するるので、毎週3回も選択していると電気使用量が上昇します。30度に設定するだけで、大きく電気代が節約できます。さらに日本人の場合の好きなお風呂。ドイツ人はシャワーのみ、それも週に2〜3回。毎日お風呂につかるなんて貴族のような生活をしていると、電気代はうなぎ登り。日本では電気の消費量が上昇するのは夏ですが、ドイツでは冬。日本では当たり前の電気ヒーターはものすごく電気を消費するので、要注意。

            
電力会社選び
ドイツに来た当初、高い電気代を不審に思い、「皆さんは電気代幾ら払ってますか。」と聞く方はとても多いです。人により消費する量が異なるので、払っている電気代を聞いても意味がありません。他人と比較するなら、電力会社からの"Jahresabrechnung"(1年分の消費明細)を見て1年での消費量を12ヶ月で割ってみよう。日本のような生活をしていると、一人住まいでも3000KWも消費している。そんなに電気を消費すると電気料金は70ユーロ/月になります。省エネを実行すると1500KW/月まで下げられて、電気代も36ユーロくらいまで下げられます。「私は大目に電気代を払っているんでしょうか。」と心配になった方、電力会社からの請求書を探してみてください。
消費する電気量を抑えるのと同じくらい効き目があるのが、電気代が安い会社を選ぶこと。日本で名古屋に住んでると中部電力しか選択肢はないと思いますが、ドイツでは電気市場はフリーマーケットなので、電力会社を自由に変える事が可能です。例えばデユッセルドルフに住んでると電気は通常、Stadtwerk(市の電力会社)との契約になっています。このStadtwerkは大手電力会社、Eonが経営に参加しており、Eonが製造(発電)した電気を、Stadtwerkが儲けを上乗せして販売しており、当然値段は高めです。
このStadtwerkのホームページを見てみると、さまざまな料金体系があることに気づきます。何もしないで前に住んでいた人から受け継いだ契約は、"Klassik"。これは一番高い料金。何もしないと、何も知らないと、一番高い料金を支払うようになっています。それが嫌なら、電気会社を選ぶ作業は面倒ですが、その手間は欠かせません。最近では電気の種類に、"Ökostrom"なんて「メニュー」があります。これは「環境に優しい電気」という意味で、「再生エネルギーから得た電気」と主張、他の電気よりも高い料金で販売しています。「それはいい事だ。」とこの電気を選んでも、環境を救うことにはなりません。褐色石炭で発電した電気も、風力発電で発電した電気も、同じ回線で送電されており、差は料金だけ。電力会社が一番儲かる電気を、「環境に優しい電気」と書いているだけです。ちなみにテレビでよく宣伝しているYellow Stromという自称、安い電力会社がありますが、この会社は上述の4大電気会社のひとつ、EnBWの100%出資の子会社です。安いはずのYellow Stromの電気代は、親会社と比較してスズメの涙ほどの差しかありません。それでも消費者を「安い電気」というフレーズで釣り上げている。とどのつまり、1セントでも安ければ、安い電気ということだから虚偽詐称にはなりません。
幾つかの電力会社は当初、安い電気料金で客を釣って、契約を獲得すると2〜3ヶ月で電気代を上げる悪徳商売を行っているので、電気代を最低1年間保障している事は電力会社を選ぶ際の大事な条件です。注意が必要なのは、1年分の電気代の先払いを要求している会社。お金を十分に集めると計画倒産するケースがあるので、電気代の前払いを要求している会社は除外しよう。
ところが日本人には「電力会社が倒産する。」、と言う事実が受け入れ難い様子で、「電力会社が倒産するんですか?」と信じられない様子。ドイツ人も同じ方法にひかかっているので、外国人の日本人が騙されても仕方ないです。2011年にはTeldafaxという電力会社が倒産しました。電力会社といっても、自社発電をしているのではなく、市場でまとめ買いした電力を、消費者にばら売りしているだけの会社です。この会社はとりわけ安い電気代を宣伝していた会社で、70万を超える契約を取りましたが、あっさり倒産。電力会社が倒産すると、先払いしたお金は帰ってきません、それどころか他の電力会社と契約をし直す必要があり、電気代二度払う羽目になります。
そんな目に遭わないように、「一番安い会社」は要注意。ドイツ人が"Haken"と呼ぶ、「隠れた釣り針」が何処かに隠されています。これを飲みこむと、もう外れません。



            
            訪問&電話販売。
ドイツにも訪問販売があり、電気、インターネット、雑誌、掃除機、宗教まで、ありとあらゆる物が玄関先で売られています。通常、詐欺、あるいは詐欺すれすれの販売方法ですが、日本人は「要らない。」と言えない性格の為か、ドイツ語契約書が読めないのに、これにサインをしてしまうケースが後を断ちません。知らない人が玄関口に立っているとドアを開けないのが最善の防御ですが、ここではその詐欺(営業方法)について紹介してみます。
まずインターネットの販売(詐欺)では、「この地域ではドイツテレコムの回線が使えなくなります。電話、インターネットが不通になる前に、別の会社に契約を変えなくてはなりません。」と嘘八百を並べて、消費者の信用を得る方法。これが実に効果的。主婦やお年寄り相手では、かなりの成功率。電気の販売(詐欺)も同様。デュッセルッドルフに住む日本人のほとんどは市の電力会社と契約しています。そこで、「電力会社の分担地区が変わって、うちの会社が電力の供給をするようになりました。ついてはメーターの番号を教えてください。」と、客の信用を勝ち取ると、メーターの番号に加えサインまでもらっていきます。
雑誌の詐欺とは定期購読の契約を売る詐欺団。玄関先で、「事故で仕事ができなくなり、妻も子供も亡くして、。」と、日本人の弱い涙物語で契約を取ろうとします。一人住まいの女性、お年寄りなどは、この「可哀想な人」に同情して、ついサインしてしまいます。言うまでもなく、この物語は、「販売教育」にて叩き込まれた販売文句。もっともこうした定期購読販売をしている人は、本当に無職の人が多い。新聞などで、「1日に500ユーロ稼いでみませんか。」という宣伝を呼んで、電話をすると定期契約販員として教育を受けます。その後、ミニバンに詰め込まれて街から街に移動、雑誌の定期購読を売っている可哀想な人達。又、1日数十ユーロしか払ってもらえない場合が多く、こうした販売員が実は詐欺にあっているケースも少なくない。
掃除機の販売は詐欺ではありません。ドイツの掃除機メーカー、Vorwerkは「高級掃除機」を自宅訪問で売っています。たかが掃除機なれど、千ユーロもする代物。どういう人が千ユーロもする掃除機を買うのか、そちらの方に興味がありますが、Vorwerkの販売教育を受けたプロに遭うと、ころっと買わされてしまいます。
宗教の勧誘は、日本でもありますからご存知ですね。デュッセルッドルフでは日本人の勧誘員が、日本人居住者の名簿を手に入れると、片っ端から訪問しています。ドイツ人相手なら、鼻先でドアを閉めても平気ですが、相手が日本じゃ、どうもこれがやりにくいです。
そして日本同様に、ドイツでも多いのが電話販売。生命保険からインターネット、宗教、彼女(彼氏)まで、(長く住んでいると)ほぼ毎日、電話がかかってきます。面白かったのは、コンピューターを利用して自動的に電話をかけてくる勧誘電話。電話の向こうでは録音された音声が流れて、「○○さんのお宅ですね。」なんて声が細切れになって聞こえました。こういう電話に間違って(知らずに)出てしまった際の最善の対処方法は、すぐに電話を切ること。間違って話しをしてしまうと、「契約に同意したじゃないですか。」などといいがかりをつけられて、生命保険に加入させられます。ちなみに、ドイツ政府はこうした電話販売詐欺があまりに多いので、「電話してください。」と自分から依頼した場合を除き、セール目的で電話をするのを違法としました。つまりこうした販売電話をかける事がすでに違法ですから、そんな電話の話を聞いていても、ろくなことはありません。


    

 

 


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