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ドイツで暮らす 2

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インターネット

前のページで電話回線の開設について紹介したので、ここではインターネット(DSL)の開設について紹介します。以前は、テレコムで電話回線の開設をして、それからテレコムあるいはその他のインターネット業者と契約する必要がありましたが、電話市場の開放でインターネット業者が直接、電話とインターネット(DSL)を提供することが可能になりました。
肝心のインターネット環境ですが、ドイツにはまだ日本のような本当の超高速インターネット(グラスファイバー)網は、一部の例外を除き、まだ存在していません。郊外に住むとDSLはまだ通っておらず、ISDNを利用するという環境ですから、日本のようなインターネット環境を期待するのは無理です。
にもかかわらず、インターネット業者は、"bis16000kb/sの「高速インターネット」を提供していますが、大事なのは"bis"の部分です。これは「最高16000kb/sまで。」という意味で、滅多にこの速度が出る事はありません。電話回線が古いベルリンなどの一部地域では、16000kb/sの接続を申し込んでも、8000〜9000Kb/sも出ればめでたし、めでたしという状況。(速度はこちらでチェックできます。)ですから高速インターネットを希望される場合でも、申し込みは6000kb/sあたりで我慢しておくのが賢明です。
例外は電話線ではなく、ケーブルテレビの回線を利用したインターネット。宣伝では32mb/sまで可能との事なので、利用できる地域は(まだ)限られていますが、「6000kb/sじゃ物足りない!」と、いう方には向いているかもしれません。
また最近ではUSBステイックをノートパソコンに差し込んで(携帯電話網を利用して)、インターネットを利用できるようになりました。これはドイツに在住している人でも、旅行先、出張先でホテルや空港の高いインターネットを使用しなくて済むので(頻繁に移動する人には)、便利。もっともデータの転送量及の制限が(隠れて)ついている事が多いです。これを超えると法外な料金を課せられるので要注意。詳細は、次のページで詳しく取り上げておきます。
ここでは以下に、幾つか代表的なDSL業者をその長点と欠点を挙げて紹介してみます。

ドイツテレコム
値段が一番高い。それなのに、仕事振りはかなりお粗末。しかし、(元)国営企業で(まだ)最大手なので紹介。唯一の利点は契約期間にしばられないで、嫌になったら(帰国する時に)いつでも解約できる点。比較的短期の滞在だとトラブルに遭わない人も居ますので、短期留学者で「長いもには巻かれよ。」という人向き。

T-Home
ドイツテレコムは電話回線の会社で、DSLを申し込むのはこちらの会社。申し込みはドイツテレコムでまとめてできてしまうので錯覚しやすいが、実は別の(子)会社。解約の際は、ドイツテレコム(回線)とT-Home(DSL)の両方に解約を通知する必要がある。ちなみに会社の名前はこの前まではT-Onlineだったが、いつの間にかT-comになり、気がつくとT-homeになっていた。

Congstar
上述、テレコムの子会社。同様のトラブルが期待できる。試しに携帯電話の料金を契約してみたら、案の定、トラブル。やっぱりテレコム。

Alice
テレコム イタリアの子会社。値段はテレコムより安い。安さを誇大広告している会社。サービスはテレコムといい勝負。返事が来なくても我慢できて、ドイツ語で文句が言える人向き。ここの長所もテレコムと同じ。ただし、仕事が遅い上、インターネットが使えない状況が頻繁に起こるので短期留学者は避けた方が賢明かも。帰国するまで一回も使えなかった!という事にもなりかねない。現在ではTelefónica(O2)に身売りされて名前だけ残っている。
 
Arcor
事実上、サービスが欠落しているので、人件費を節約できて、安い。稀にトラブルに合わない人もいるので、運を試したい人向き。契約期間が2年と長いので、短期留学者には向いていない。今では名前は廃止されて、Vodafonに統一されました。

Vodafon
Arcorの親会社。携帯電話で有名だが、DSLも販売している。中身、料金体系、サービスはArcorと同じ。

Freenet
元来は、インターネットのプロバイダー。ADSLの値段の下落により、大赤字になる。2009年、インターネット部門(事業)を1&1に売却。現在はMobilkom-Debitelという名前に改名、携帯電話のサービスのみ提供している。この戦略が当たって、会社は黒字に戻った。

Tele2
一度倒産したが、復活した。現在はFreenetの子会社。主に携帯電話の料金を提供しているが、DSLも契約できる。

1&1
テレコムに次ぐ大手に成長した会社。サービスは成長に反比例して低下しています。申し込み時、「安全セット」というものを強制購買させられます。最初の3ヶ月は「無料」なので、騙されたことに気が付きません。気が付くと手遅れ。契約期間の2年が過ぎる前に用心して早目に解約通知を出すも、これを拒否するという素晴らしい対応。半年間の闘争後、ようやく解約にこぎつけました。その後、毎日セールスの電話で辟易。苦情も問い合わせもドイツ語のみの受付なので、言葉ができないとしんどい。契約期間も2年と長いので、短期留学者には向いていない。

GMX
ドイツで一番有名なフリーメールサーバー。DSLの提供も始めたが、会社は1&1の子会社。

Unitymedia
ケーブルテレビを運営している会社が集まってできた会社。テレビ回線を通じてインターネットを提供。毎月25ユーロで最高50Mb/s(まで)の高速インターネット+電話かけ放題(ドイツ国内への固定電話)を提供。さらにハイ ビジョンでのテレビの視聴が可能(30ユーロ/月)。デジタルレシーバーは(契約期間中)無料貸与。テレビは無料で50チャンネルも視聴可能。追加料金を払えば(パラボラアンテナなしで)JFTVや、最新の映画もHD画質で視聴可能。最低契約期間は1年。契約時に欲しくもない「安全保障セット」や有料テレビ番組を強制購入させられるので要注意。最初の3ヶ月は無料なので、回線が開通したらこれらの無駄なサービスを即座に解約しよう。現時点ではNRW州とHessen州でのみ営業中。2012年からはBaden-Wuertemberg州でも営業開始。

Kabel Deutschland
テレビのケーブルを運営している会社。テレビ回線を通じてインターネットを提供。毎月19ユーロで最高8Mb/s(まで)の高速インターネット+電話かけ放題(ドイツ国内への固定電話)を提供。「もっと早い速度が欲しい。」という方は、40ユーロで100Mbpsまでスピードアップできる。最低契約期間1年。ドイツ全土で利用可能との事だが、まだまだ利用できない地方都市も多い。

O2
スペインの大手携帯電話会社、テレフォニカのドイツ版。独自の携帯電話網を構築した為、数年前までは電波が届かない地域が多かったが、現在ではほぼ全国カバーされている。

Aldi
ご存知、ドイツのデイスカウントスーパーの最大手。1月8ユーロにて「使い放題」。現在最も安い料金。ただし使い放題という割には、「5時間まで」というかなり低い設定。この値段では、問題があった際、まともな対応は期待できず。「安ければいいんです、サービスなんか。」という人向き。

お買い物。

ドイツでは、電気製品などはすでに購入(配達)時点で壊れえているケースが結構あります。購入した商品を届けてもらった場合は、受け取りのサインをする前に、段ボール箱をチェックしよう。ダンボールが凹んでいたら、その場で苦情を挙げて、品物の受け取りを拒否。そうしないと、あとで「ダンボールが凹んで、品物も壊れていた!」と商品の交換を主張する際、「ダンボールが壊れていたのに、何も言わないで商品を受け取ったのですか。」と、こちらの落ち度に摩り替えられ、商品の交換を断られる可能性があります。この為、包装(梱包)が壊れていない事を確かめて初めて、受け取りにサインするようにしましょう。その後、梱包を解いたら、品物を念入りにチェックしましょう。梱包は壊れていなくても、壊れている商品が入っていたり、傷がついている商品が届くことがあります。特に名もない会社に「ここは安い!」という理由でインターネットで注文した場合は要注意。届いた品物が破損していた場合、品物の受け取り後、2週間以内であれば、配達時の破損を理由に品物の交換が可能。2週間を過ぎると、泣き寝入りするしかない。

次に店頭で買った品物の返品について。日本では早期なら返品を受けてくれますが、ドイツでは事情が異なります。ドイツの法律では販売側は品物の売買後、商品の返却を受ける義務はありません。勿論、ドイツでもクリーン オフの制度がありますが、これは製品の保障期間中に、3度に渡って商品が故障した場合にのみ適用されます。ですから、一度買った商品を「気に入らないから、返品したい。」というわけにはいきません。ドイツの大手のスーパー(Kaufhof)などでは、購入後2週間程度なら、レシートを提示すれば、購入金額を返してくれるので、最初にこれを経験してしまうと、「これが当たり前!」と思ってしまうかもしれませんが、これは例外です。店側が自主的にKulanz(顧客サービス)を行っているだけの事で、店にはその義務はありません。これを理解していないで、「気に入らなければ、返せるから。」と思って毎回、購入していると、痛い目に合うことになります。

これとは逆に、インターネットで注文した商品は、購入後、2週間以内なら理由なしで返品が可能。(オーストリアでは1週間。)インターネットでの購入では、消費者が商品を事前に見て、触って確かめることができないため、法律は消費者に返品の権利を認めています。このせいか、あるいはドイツでは売り子の態度が悪い為か、ドイツではインターネットでの販売率が欧州でトップ。店頭でのひどいサービスに甘受して、返品できない製品に高い金を払うよりは、インターネットで快適に、安く購入しようという心理は理解できます。

尚、インターネットの購入でも、返品できないものが幾つかあります。その代表的なものが、旅行の予約。ドイツ人は計画性があるので半年も先の休暇を計画しますが、この旅行は予約(申し込み)の段階で全額支払になります。(お金を払わないと、予約できません。)その後、この予約(旅行)を変更、キャンセルしたい場合、クリーン オフは効かないので、かなり多額の変更料、キャンセル料を払うことになります。この為、ドイツでは旅行のキャンセル保険が発達しており、ドイツで旅行を申し込む場合、これは必修です。

PC

このテーマはドイツ留学(旅行)には直接関係がないですが、ドイツ留学を前にPC(ノートパソコン)を購入される方も少なくないようで、これに関するお問い合わせも多いです。そこでここでは少しPCについて取り上げることにします。始めてノートパソコンを購入された方からの人気の質問は、「変圧器は必要でしょうか。」というもの。変圧器は必要ありません。ノートパソコンは世界中で使用されることを条件に作られているので、変圧器は電源コードに内蔵されています。電源コードを見てください。四角いボックスが付いています。これが変圧器です。この裏面には(例えば)100-240Vと書かれています。つまり、日本の100Vでも、欧州の220Vでも使用可能ということです。
ドイツにノートパソコンを持参するなら、モニターの大きさは14インチまでが無難です。14インチのノートは少ないので、妥協しても15インチまで。17インチの方が見栄えがいいですが、重い上、かさばります。携帯性を最優先して流行のウルトラブックにすると、薄くする為にDVDドライブが付いていなかったり、USB一つだけだったりすると、実用性 に問題有り。さらに パソコンを使用していると(電気を消費しているので電球のように)高熱が発生します。高熱はコンピューターの寿命を短縮するので、熱気を排出しなくてはなりません。これにはある程度の「厚さ」は必要です。薄いと熱気がこもり、いつもファンが回ってうるさい上、パソコンの寿命を短くする原因なります。
最近ではタブレットが人気ですが、デザインを優先している為、機能は著しく限られています。ただし「メールを読むか、インターネットでFacebookに書き込む手程度。」という方には問題ないかもしれません。仕事に使用したり、写真の編集、あるいはテレビ代わりに代用されるなら、やっぱりノートパソコンが必要です。
ノートパソコンの充電池は消耗品です。充電池を入れたまま使用していると、1年ほどで能力は半減、2年目にはほとんど役に立たなくなります。近くにコンセントがある場合は、充電池を外して、直接、コンセントで電源供給をしてやると、充電池は長持ちします。
又、パソコンを買ったら、すぐにアンチウイルスソフトを入れましょう。最近では無料のアンチウイルスソフトでもそこそこのウイルス検知能力を発揮しているようです。インターネットバンキングをされない場合は、それでも十分かもしれませんが、フェイスブックなどのパスワードを盗まれる可能性もあるので、できれば有料のアンチウイルスソフトを入れておきましょう。アンチウイルスソフトの命は、データのアップデート。世界中で販売している有名なソフトは、世界中でデータの収集をしており、アップデートも早いです。この為、有名なノートンやKaspersky、あるいはドイツ製のGDataなんてところが無難です。


保険

日本なら、(車両を保有しない)日本人が加入している保険と言えば、健康保険くらい。だからドイツでも、「健康保険に入っていれば大丈夫だろう。」って思ってしまいます。ところがドイツはそうじゃない。ドイツの事情を知らなかったが為に、毎年、大きな経済的な負担を負う日本人が後を絶ちません。一番よくある例は、自宅の洗濯機が壊れて水が流れ出してしまったケース。洗濯機を地下室においている場合は少々水が流れ出しても平気ですが、往々にしてドイツではアパートの中にこれを据えています。洗濯が終わって洗濯物を取り出そうとすると、キッチンは一面水浸し。運が良ければ床の張替えだけで済み、被害額は1000ユーロ程度。悔しいが払えない額ではありません。運悪く帰宅してやっとこれに気づいた場合、下の階の天上まで水浸しで、ぜ〜んぶ修復することになります。被害総額は数万ユーロになり、よほど貯金がある人でない限りこれを払えません。
こうした際に効果を発揮するのが "Privat Haftpflichversicherung"(個人賠償責任保険)です。ドイツでは大人なら誰でも加入している保険のひとつ。(子供の場合は大人の保険でカバーされる事が多いです。)加入者が多い割りに、被害件数が少ないので、保険料は毎月5ユーロ前後。にもかかわらず、わずか5ユーロを節約したいが為、何か言い訳を挙げてこの保険に加入していない日本人が多いのが実情です。保険は実際に使用する為に入るのではなく、万が一の為に加入するものです。ドイツに住み始めたら、健康保険と一緒にどうかこの保険にご加入ください。被害に遭って悲嘆にくれるよりは、毎年60ユーロばかり保険会社にくれてやって、安全を確保した方が賢いです。
さらにドイツでの生活に欠かせない保健に、弁護士保険があります。ドイツで一番多い裁判沙汰は、アパートの契約関係。何かと文句をつけて保証金を返さない大家、アパート(例えば暖房)が壊れても一向に修理しない大家、法律で禁止されているのにアパートの合鍵を所有して、留守中に勝手にアパートに入ってくる大家など、その トラブルの数は多い。こういう大家に苦情を言っても、「馬の耳に念仏。」特に日本人はドイツの法律を知らないので、いい鴨。自分の権利を守るのは 、賃貸関係の裁判保険です。
又、ドイツで仕事をしていて、不当解雇されたケースや、お給料が払ってもらえないケースなど があります。日本では滅多に会社員が首になる事はないので、まさか自分がそんな目に遭うとは思っても居ない人がほどんど。この為、いきなり解雇を通知されて途方に暮れている日本人を毎年見かけます。その方には気の毒ですが、ドイツで就職した場合、雇用関係の弁護士保険は必修です。悪い事は言わないから、雇用契約にサインしたら、同時に雇用関係の弁護士保険にもサインしておこう。
もうひとつ有効な裁判保険は、プライベートなトラブルを保障するもの。例えばインターネットで購入した品物が壊れていたりする場合。アマゾンなどの大手は、気持ちよく商品を引き取ってくれるが、名の無い小さな店に品物を注文すると、「自分で壊したんだろう。お金は返さないからね。品物を返送しても受け取らないよ。」と言われます。そんな相手に電話で文句を言っても時間の無駄。弁護士にこの件を報告して手紙を書いてもらえば、1〜2週間程でお金が振り込まれてきます。このようなトラブルはお金よりも精神的なダメージが多いので、この裁判保険は(ドイツに 長く住む人には)お勧め。勿論、(安い値段に騙されないで)毎回、アマゾンなどの大手でのみ買い物をするようにしていれば、こうしたトラブルには遭わなくても済むかもしれない。
最後のお勧めは、(旅行関係の)キャンセル保険。ドイツではカタログを見て、旅行を半年も前から予約するのが一般的。当然、半年先の事だから、急に病気になったりして、旅行に行けない場合がある。そこで予約した旅行をキャンセルすると、例え出発の1月前でもすでに支払った休暇の費用の半額くらいキャンセル料として取られてしまう。これが家族旅行だったら、とっても痛い。そこでドイツではキャンセル保険が発達している。以前は、旅行を予約した旅行代理店で同時にキャンセル保険も申し込んだものだが、最近はドイツの自動車クラブが、1年有効のキャンセル保険を提供している。これにより毎回、旅行、出張の旅にキャンセル保険をかける必要がなく、保険費用が安く押さえられる。年間の保険費用も30ユーロ程度(会員でない方は40ユーロ)と格安なので、ドイツで最初の休暇を予約したら、キャンセル保険も申し込んでおこう。

 

             

デジタルカメラ
ドイツ留学する際の必修アイテムは、デジタルカメラ。留学の思い出を、その場で保存できるだけでなく、留学中に日本の両親、友人に写真を送ることができて、メールをもらう方も楽しい。是非、ドイツに留学される間に、日本でデジタルカメラを購入されることをお勧めします。勿論、ドイツでも同じカメラが買えますが、ドイツでカメラを買うと日本より2〜3割も高い値段になっています。

デジタルカメラで撮った写真をメールで送る前に、画像のサイズを落としてから送ることをお忘れなく。初めてデジタルカメラを買うと、使用説明書を読まずに写真を撮ってしまうことが多いですが、設定を変更しないで写真を撮ると10MBもあります。そんなに大きなサイズだと、送信、受信に時間がかかります。タイヤカンボジアなどの田舎ではそんな大きなデータは受信できず、「メール詰まり」状態になり、メールの受信機能は停止します。迷惑メールにならないように、メールで送る写真は(証明写真でも)
500Kb程度にサイズを落としてから送りましょう。
「どうしたらいいの?」とお嘆きの方、カメラを買うと映像編集のソフトが入っています。これを使ってPC上で撮った写真を圧縮、リサイズできます。ウインドウズを使用しているなら、無料で写真編集ソフトがダウンロードできます。ウインドウズのオフィスを利用されている方には、Microsoft Office Toolsの中に、"Microsoft Office Picture Manager”という使い勝手のいいプログラムまで無償で付いています。

以前はデジタルカメラでしたが、最近は携帯電話をカメラの変わりに使用される事が多くなりました。携帯電話に埋め込まれているカメラ、製造費は12ユーロくらいの超安物です。一眼カメラのレンズだけで1000ユーロもする事を考えれば、どちらで撮っても「写真」という名前で呼ばれはしますが、実際には別物です。画質を優先するなら、一眼カメラは避けて通れません。しかし一眼カメラには、「高い。重い。かさばる。」という欠点がありました。ところがこの欠点を克服したシステムカメラ(ミラーレスとも言います。)というカメラが登場しました。このシステムカメラ、当初、一眼カメラに比べて画質が劣っていましたが、オリンパスパナソニック、そしてソニーの3社の競争で技術が著しく進歩、一眼カメラと同じ画質を出すまでになりました。かつハンドバックに収まるコンパクトなサイズ、それでいてデジタルカメラと変わらない値段です(高い高級モデルもあります)。このシステムカメラで撮影すると、携帯電話などで撮る「写真」とは雲泥の際。写真に興味のない人でも、その差は歴然です。一度しか体験できない留学を記録に収めておくには、是非、いいカメラをお勧めします。



           入院3点セット
それは軽い腹痛で始まった。いつも食い過ぎでよくおなかを壊しているので、これは何も珍しいことではない。「消化されれば痛みもなくなるだろう。」と、気にしないで就寝。ところが明け方になっても痛みが治まらない。何が原因だろう。どうも原因は食い過ぎでないようだ。腎臓結石は以前経験した事があるが、それほど激しく痛みではない。また、今回痛みがあるのは右下腹部だけ。ひょっとして盲腸炎?インターネットで検索。「盲腸炎(虫垂炎)は、最初にみぞおちあたりに痛みが出て、次第に右下腹のほうへ移っていきます。」とあり、これはもう疑いようがない。
原因がわかると次はその対策。まずは112番に電話して明け方に開業している治療室を聞くと、「まだ開いているところがあったかな〜。」という実に頼りない答え。全く役に立たないので、かかりつけの医者に行くことに。時間が早く、まだ開業していないので、入院の身支度を整えて時間を潰す事に。9時にいつもの医者に行き、盲腸炎らしいことを告げるとすぐに医師に通された。医師は触っただけで「これは盲腸炎。病院で切ってもらいなさい。」と断言。病院ですぐに診てもらえるようにと、手紙(Einweisung)を書いてくれた。
自宅から一番近い病院に向かい、受付で医師からの"Einweisung"を提示。待合室でしばらく待っていると、退屈しきった感じの老医師が登場。きっと夜勤後なのだろう。手荒に下腹部を検査すると、「申し分ない健康体。ただの食いすぎ。」と言われて下剤を渡されて病院から追い出されてしまった。う〜ん、そんな事ってあるのかな。医者を信用して、その日は通常通り仕事。しかし下腹部の痛みは一向に治まらない。前にかがみ込むと圧力がかかって、とっても痛い。しかし、医者が健康体というから、健康なんだろうと思い下剤を飲む。しかし、腹痛で何も食べていないから、何も出ない。そのうち痛みがだんだん大きくなってきた。しかしもう深夜、、。「明日まで寝て時間を潰そう。」と横になるも、この体勢だと痛みが大きくなって、寝るどころではない。こうなっては、再度、病院に行くしかあるまい。「せめて痛み止めくらいはくれるだろう。」と思い、夜中の1時に車で病院に向かう。
今回、病院で待っていたのは若い医師。血液検査後、Ultraschallでお腹の映像を見ると、「これは多分、盲腸炎だな。念のために、レントゲンも撮ってみよう。」ということでレントゲン室に。夜中に病院に行くことの利点は、他に患者が居ない事だ。すぐにレントゲンを取ってもらえた。20分ほどすると今度は別の医者がやってきて、「盲腸炎ですね。炎症が進んでいるのですぐに手術をする必要があります。」と断言。しかし、こちらだって用事がある。仕事を放ったらかして、病院で寝てるわけにも行かない。「薬で炎症を抑えられないのですが。」と聞くと、「炎症が進んでいなれば、それも可能ですが、ここまで炎症して血液値が上がっていると、手術しないと駄目です。」との事。「だから、今朝、病院に来たんでしょ!」と言いたいのをぐっと堪えて、「着替えも、歯ブラシも、何も持っていない。30分くれれば自宅に帰って入院セットを持ってこれる。」とお願いするが、「主治医が、今、病院に向かっています。すぐに手術の準備にかかる必要があります。」と最後の願いも却下され、結局、その場で手術される羽目に、、。
盲腸炎の手術というと、まずは剃毛を思い浮かべるのは、著者だけではあるまい。てっきりテレビなどの影響で、看護婦さんが剃毛してくえるのかと思いきや、看護婦さんがかみそりを投げてよこして、「そこ洗面所の前で剃ってね。」と一言。流石、ドイツ。「こんな姿は親には見せられないな〜。」と思いながら鏡の前で剃毛。看護婦さんのチェックにも合格。手術台で麻酔を受け、その後、意識朦朧。気が付くと、病室のベットの上で「朝飯食いますか?」と聞かれていた。とても食欲はないので、断って昼過ぎまで熟睡。時々目が覚めるが、する事もないので、そのままベットの上で安静にしていると看護婦さんが入ってきて、「あたなはベットに縛り付けられているわけではないのよ。」とやんわり嫌味を言われる。「さっき、手術が終わったばかりなのに歩き回っても、大丈夫なの。」と聞くと「小さい穴しか開けてないから、歩いても大丈夫よ。」との事。確かに歩いてもそんなに痛くない。これはちょうどいい、、。いいアイデアが浮んだ。
夜の21時に最後の点滴を受けると、あとは寝るだけ。皆が寝静まった頃を日計らって、こっそり着替え。入院時の服装に着替えると、病院を抜け出し、車に乗って帰宅。シャワーを浴びて、夕飯を食べて、仕事を片付ける。歯磨き、着替え(寝巻き)、スリッパなど入院3点セットをバックに放り込むと、病院に戻り、誰にも気づかれないで病室に入り込み、今度は寝巻きに着替えて就寝。翌日には血液値の通常の値に戻り、なんと入院後1日半で(正式に)退院。医師からも「これまでの最短記録。」とお褒めの言葉をもらう。これも日ごろの鍛錬の成果。
盲腸炎などは結構、頻繁に起きる病気なので、これから渡独される方のご参考に自己の体験談を書いてみました。ちなみに保険に入っていない為、盲腸炎の手術は3000ユーロほどかかるそうです。やはり保険は大事ですね。ドイツの健康保険に入っていると、1日あたり10ユーロの個人負担で済みました。ドイツ留学中、腹痛に襲われたら(遠慮しないで)112番に電話して救急車を頼みましょう。病院を探す必要もありませんから、これは重宝します。サイレンを鳴らさないようにお願いすれば、静かに迎えに来てくれます。尚、迎えに来てもらう前に入院セットの荷造りをお忘れなく!

            
電気会社
ドイツの電気(ガス)市場は4つの会社に支配されおり、競争がほとんどありません。こに加え、電力会社の取締役には政治家が名前を連ねており、電力会社は気の趣くままに電気代を上げる事が可能になっています。実例。この記事を書いた2007年2月でドイツの電気代は、すでに日本の電気代の3倍。その後、まずは2007年7月に、そして2008年1月1日から電気代が値上がりになりました。そのショックも消化できていない2008年2月に、再び電力会社から手紙が届き、2008年4月1日からまた電気代が上がると書かれていました。Das reicht!(もう我慢ならん!)電力会社を変えることに。
日本で(例えば)名古屋に住んでると中部電力しか選択肢はないと思いますが、ドイツでは(建前上は)電気市場はフリーマーケットなので、電力会社を自由に変える事が可能です。例えばデユッセルドルフに住んでると電気は通常、Stadtwerk(市の電力会社)との契約になっています。このStadtwerkは大手電力会社、Eonが経営に参加しており、Eonが製造(発電)した電気を、Stadtwerkが儲けを上乗せして販売しています。
インターネットで電力会社の値段を比較してみると、これまで使用していたStadtwerkでも、さまざまな料金体系があり、今まではKlassikという一番高い料金体系が採用されていた事を始めて知りました。何も知らないと、この国では一番高い料金を支払うことになります。ちなみにテレビでよく宣伝しているYellow Stromという自称、安い電力会社がありますが、この会社は上述の4大電気会社のひとつ、EnBWの100%出資の子会社です。つまり、何も知らない客には一番高い料金を提供して、これに抵抗するうるさい客には、Yellow Stromを提供するうまい戦術を使用している。安いはずのYellow Stromの電気代は、親会社と比較してスズメの涙ほどの差しかないのだが、消費者を「安い電気」というフレーズで釣り上げている。とどのつまり、1セントでも安ければ、安い電気ということだから虚偽詐称にはならない。
幾つかの電力会社は当初、安い電気料金で客を釣って、契約を獲得すると2〜3ヶ月で電気代を上げる悪徳商売を行っているので、電気代を最低1年間保障している事も大事な条件だ。注意が必要なのは、1年分の電気代の先払いを要求している会社。お金を十分に集めると計画倒産して逃亡してしまうケースがあるので、電気代の前払いを要求している会社は除外しよう。
と、ある日本人にアドバイスしたのだが、「電力会社が倒産するんですか?」と全く信用してもらえなかった。電力会社とは名ばかりで、電力市場で電気を購入、これを消費者に販売するただの会社で、自社で発電しているわけではない。2011年はTeldafaxという電力会社が倒産した。電気代の比較をすると常にトップにあった会社で、「この手」にひっかかった消費者は多い。お陰で先払いしたお金はパーになったばかりではなく、他の電力会社から高い電気代を買う羽目になった。
「皆さんは電気代、幾ら払ってますか。」と聞くのは日本人。人により消費する量が異なるので、払っている電気代を聞いても意味がないのだが、他人と同じ電気代なら安心するという不思議な日本人の精神の成せる業。そういう人に限って、1年どれだけ電気を消費しているのか、また1キロワットあたり幾ら払っているのか、電力会社からの請求書を見ることもしない。私の場合、1日中コンピューターの電源が入っており、大きなモニターを使用しているので、1年での消費量は3200Kw程度。これは通常、二人で生活している電気の消費量に相当する。1キロワット当たり18.2セントの安い電力契約を結んでいるので、基本料金+税金を加えて60ユーロ程度/月だ(2012年)。「私は大目に電気代を払っているんでしょうか。」と心配になった方、電力会社からの請求書を探してみてください。


            
            訪問&電話販売。
ドイツにも訪問販売があり、電気、インターネット、雑誌、掃除機、宗教まで、ありとあらゆる物が玄関先で売られています。通常、詐欺、あるいは詐欺すれすれの販売方法なんですが、日本人は「要らない。」と言えない性格の為か、ドイツ語契約書が読めないのに、これにサインをしてしまうケースが後を断ちません。知らない人が玄関口に立っているとドアを開けないのが最善の防御ですが、ここではその詐欺(営業方法)について紹介してみます。
まずインターネットの販売(詐欺)では、「この地域ではドイツテレコムの回線が使えなくなります。電話、インターネットが不通になる前に、別の会社に契約を変えなくてはなりません。」と嘘八百を並べて、消費者の信用を得る方法。これが実に効果的。主婦やお年寄り相手では、かなりの成功率。電気の販売(詐欺)も同様。デュッセルッドルフに住む日本人のほとんどは市の電力会社と契約しています。そこで、「電力会社の分担地区が変わって、うちの会社が電力の供給をするようになりました。ついてはメーターの番号を教えてください。」と、客の信用を勝ち取ると、メーターの番号までかサインまでもらっていきます。
雑誌の詐欺とは定期購読の契約を売る詐欺団。玄関先で、「事故で仕事ができなくなり、妻も子供も亡くして、。」と、日本人の弱い涙物語で契約を取ろうとします。一人住まいの女性、お年寄りなどは、この「可哀想な人」に同情して、ついサインしてしまいます。言うまでもなく、この物語は、「販売教育」にて叩き込まれた販売文句。もっともこうした定期購読販売をしている人は、本当に無職の人が多い。新聞などで、「1日に500ユーロ稼いでみませんか。」という宣伝を呼んで、電話をすると定期契約販員として教育を受けます。その後、ミニバンに詰め込まれて街から街に移動、雑誌の定期購読を売っている可哀想な人達。又、1日数十ユーロしか払ってもらえない場合が多く、こうした販売員が実は詐欺にあっているケースも少なくない。
掃除機の販売は詐欺ではありません。ドイツの掃除機メーカー、Vorwerkは「高級掃除機」を自宅訪問で売っています。たかが掃除機なれど、千ユーロもする代物。どういう人が千ユーロもする掃除機を買うのか、そちらの方に興味がありますが、Vorwerkの販売教育を受けたプロに遭うと、ころっと買わされてしまうらしいです。
宗教の勧誘は、日本でもありますからご存知ですね。デュッセルッドルフでは日本人の勧誘員が、日本人居住者の名簿を手に入れると、片っ端から訪問しています。この為、私の名前は名簿から外してもらいました。ドイツ人相手なら、鼻先でドアを閉めても平気ですが、相手が日本じゃ、どうもこれがやりにくいです。
そして日本同様に、ドイツでも多いのが電話販売。生命保険からインターネット、宗教、彼女(彼氏)まで、(長く住んでいると)ほぼ毎日、電話がかかってきます。面白かったのは、コンピューターを利用して自動的に電話をかけてくる勧誘電話。電話の向こうでは録音された音声が流れて、「○○さんのお宅ですね。」なんて声が細切れになって聞こえました。こういう電話に間違って(知らずに)出てしまった際の最善の対処方法は、すぐに電話を切ること。間違って話しをしてしまうと、「契約に同意したじゃないですか。」などといいがかりをつけられて、生命保険に加入させられます。ちなみに、ドイツ政府はこうした電話販売詐欺があまりに多いので、法律で禁止しました。例外は、「電話してください。」と自分から依頼した場合。つまりこうした販売電話をかける事がすでに違法ですから、そんな電話の話を聞いていても、ろくなことはありません。

 


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