ドイツの観光名所 と言えば、ロマンチック街道。ドイツに興味のない方でも、名前を聞いたことがあると思います。戦後、「ドイツに観光客を招致しよう!」という目的で、1950年、ドイツ観光協会が命名したのが”Romantische Straße”です。

でも名前をつけただけじゃ、観光客はまだやってきません。ロマンチック街道が有名になったのは、よりによって第二次大戦の敗北によります。

ロマンチック街道の誕生

第二次大戦の敗戦後、ドイツは戦勝国によって4分割統治されます。戦後、世界のリーダーになるアメリカ軍の占領地域になったのが、バイエルン州を含むドイツ南部の広大な地域です。バイエルン州は連合軍進軍ルートの一番奥にあり、戦争の被害が最も少なく、史跡が戦争の被害を逃れて多く残っていました。

米軍兵士はドイツに駐留中、南ドイツの風光明媚な町を訪問します。そして1949年にドイツが再び独立して観光客の招致を始めると、戦争中はあんなに悪者だったドイツに最初の観光客としてやってきたのは、かっての駐留兵士とその家族でした。

かって駐留軍として滞在していた兵士は、現役時代に訪れた街を好んで再訪問しました。こうした経緯があり、ロマンチック街道には、バイエルン州の街が多く入っています。今では名前があまりに有名になったため、その弊害も出てきました。

ドイツの観光名所はロマンチック街道だけじゃない!

と言うのも、「ドイツ観光はロマンチック街道でしょ!」といいうことになり、他にどんなに綺麗な街があっても、「ロマンチック街道に載ってない。」と旅行の対象から外れてしまいました。

日本で企画されるドイツ観光の鉄板と言えばフランクフルトに入り、バスでハイデルベルクまで。翌日はバスでローテンブルクに行きます。そからフッセンまでバスで下るとお城を見て、帰りにミュンヘン観光。ホーフブロイハウスでビールを飲んで白ソーセージを食べて帰国。これでドイツは完全制覇なり。

ハイデルベルクにしても、ローテンブルクにしても綺麗で、見ておく価値は有ります。でもこれだけ?ドイツには他には観光名所はないような紹介です。しまいには、「ドイツは観光資源に乏しい」と断言する御仁まで。

これはロマンチック街道の名前があまりに有名になったがための弊害です。千里馬と同じ原理で、ドイツにもフランスやイタリアにも負けない観光名所がたくさんあるのに、日本では紹介されていないだけです。ドイツの観光名所は、ロマンチック街道だけではありません!

ドイツの観光名所 38選!

住まいをロマンチック街道の拠点、アウグスブルクに移すと、長年の年月と大金をかけて各地を巡り、 ドイツ観光案内の鉄板 ドイツの観光名所 38選! を作成しました。ドイツに観光旅行をご計画の方、是非、ご参考にしてください。

一番綺麗な町

単刀直入に言います。ドイツで一番綺麗な町はバンベルクです。レグニッツ河添いに並ぶかっての貧しい魚師の家屋は、まるで中世から開けられることのなかった宝箱。土地がないので河に杭を打ち、そこに建てた旧市役所、司教様の御殿、ドーム、薔薇園など、見所が多過ぎでどこから回ったらいいものか。

次席がレーゲンスブルク。ドナウ河にかかるドイツ最古の石橋、橋の袂の門と塩の貯蔵庫は絵葉書のモチーフ。神聖ローマ帝国の国家が開かれた旧市役所、見上げると首が痛くなる大聖堂。バンベルク同様にユネスコから、世界遺産都市に指定されています。

一番美しい光景

最初に言ったのは自然学者のフンボルトですが、Königsssee(王様の湖)で、ドイツで一番美しい光景を堪能できます。透き通った水の深さ、アルプスに積もった雪が溶けて川になり、湖に注がれる様は綺麗で魅力されます。

次席はあのヒトラーもほれ込んだオーバーザルツベルク。かっての独裁者の別荘は今でも残っており、豪華絢爛なエレベーター(写真禁止)が124mの頂上まで登っていきます。ここからの絶景は、独裁者とその側近しか眺めることを許されなかった貴重なもの。

中世の姿のまま残ってるエルザス

フランクフルト空港に到着して、シュトットガルトやバーデンバーデンに「観光」に行かれる方がいますが、正直な話、観光する場所なんかほとんどありません。バーデン バーデンなんて、温泉とカジノがなければ、過疎の街。

折角のドイツ観光するならお金を無駄にしないで、レンタカーを借りてアルザス/エルザスに行きましょう!掛け値なしの美しさです。ユネスコから世界遺産に指定されているシュトラースブルクは、アルザスのお宝です。ローテンブルクを凌駕する美しさ。

シュトラースブルクからコルマーまでのワイン街道には、「フランスで一番美しい村」と表彰された人口1000~5000人の村が点在。美しさに足が自然に止まってします。こんな綺麗なワイン村が、2~3kmおきに出てくるので、何処を見るべきか、目が移って仕方がない。以下に、ドイツの達人お勧めの村をピックアップしておきました。

そしてコルマー。シュトラースブルクほどの華やかさはないが、ワイン街道の宝石です。日本人は少ないですが、中国、韓国からの観光客は多いです。エルザスに来たならエルザス名物、”Flammkuchen”(フラムクーヘン)をお忘れなく。美味!ワイン村のレストランで頼むと、シュトラースブルクの倍の大きさのフラムクーヘンが出てきます!

ドイツ観光名所制覇の助っ人 バイエルンチケット

ここで紹介している観光先には、バイエルン州の観光先が多いです。バイエルン州は最も面積が広い州なので、観光客を誘致する目的で1日乗り放題チケット バイエルン チケット /”Bayern-Ticket” を導入しています。

このチケットの所有者はRE(Regional-Express)からS-Bahn、バス、地下鉄まで乗り放題。ただし朝の9時以降から、深夜まで。ネットで購入するとたったの25ユーロです。

参照 : Deutsche Bahn

アウグスブルク

アウグスブルクはロマンチック街道の要所で、中世の頃にはヨーロッパで最もお金持ちだったアウグスブルク。戦争の災禍を逃れた史跡が市内に目白押し。

リンダウ

南ドイツ、ボーデン湖の畔にある保養地の町が、リンダウです。観光地として有名なのは、ボーデン湖に突き出た島の部分です。

アウグスブルクの町並み リンダウの港

バンベルク

バンベルクはドイツで一番美しい町です。あのユネスコも世界遺産都市に指名しています。中世の姿を残した旧市街地はあのローテンブルクを凌ぐドイツ一の大きさです。

マルクトブライト

ドイツ人でも知らないフランケン地方の小さな街、マルクトブライト。石作りの古い家屋が多数現存しており、”Malerwinkel”(画家の描く光景)と呼ばれるスポットは見事です。

ベルリン

ドイツ一の大都市ベルリン。週末には電車が24時間運行するなど、他の街にはないサービスも充実。外国人にてミュンヘンを抜いて一番人気の観光先。

メーアスブルク

メーアスブルクは、コンスタンツの向いにある湖の要塞です。コンスタンツ司教が権力を誇示するため改装、建築させた山の上の要塞と宮廷、港の並木道は必見。

ベルヒテスガーデン

ドイツアルプスの景勝地、ベルヒテスガーデン。冬はスキー客で賑わい、夏は世界中から観光客がやってくる。そのお目当ては、、。

ミュンヘン

バイエルン王国の首都、ミュンヘン。市庁舎で記念撮影、ホーフボロイハウスでビールに白ソーセージはミュンヘン観光の定番です。でもちょっと歩けば、他にもいろんな見所が、、。

ビーバラッハ

ビーバラッハは、シュバーベンのアルプスと呼ばれる盆地にある小さな町ですが、骨組みが露出している建築物、骸骨屋敷街道の要所です。街の中心部にある銅像、「ロバの影)はとっても有名です。

ネルトリンゲン

ご存知ネルトリンゲン。隕石のクレーターの上に作られた町という誤解されそうなキャッチフレーズで宣伝しているので、きっとご存知の方も多い筈。

コルマール

コルマー(ル)は、フランスはアルザス地方にあるストラースブルクに続く観光名所。とにかく史跡の数が多く、何度行っても新しい発見がある!天気のいい日に当たれば、さらに良し!

ニュルンベルク

ニュルンベルクは、神聖ローマ帝国の皇帝がここに居城を構えた街のひとつ。皇帝の城砦から、戦後再建された綺麗な町並み、それに女性に大人気の噴水の輪など、数々の名所を堪能できます。

ディンケルスビュール

ローテンブルクの影に隠れて、観光の表舞台に出れないデインケルスビュール。でも見所はたくさんなのに、観光客は少なくて、有名なのにちょっと秘境感を味わえる町。

ノイブルク

知る人ぞ知る古都ノイブルク。ハイデルベルクに移ってしまう前は、ここがファルツ公爵領の首都だった!

ドナウヴェアト

ドナウヴェアトはドナウ河畔に築かれた要塞の町。ここから出陣したドイツ連合軍はハンガリー帝国軍を撃破、神聖ローマ帝国の基礎が固まることになりました。

エッテインゲン

ドイツの達人でも知らなかった町、エッテインゲン。偶然通りかかったので、車を止めて町を散策。

エスリンゲン

ネッカー河畔のエスリンゲンはと~っても綺麗です。見事な骨組み屋敷が市内に拡散。山の上には砦があり、ここに登る階段の急で長い事!

レーゲンスブルク

ユネスコも認めたドイツで二番目に美しい街、レーゲンスブルク。中世期の建造物が街中にあふれてます。2018年に修復が(大部分)終わった石橋は今が観光のチャンス!

エギスハイム

コルマーの南にあるワイン村のエギスハイムは、フランスで一番美しい村にも選ばれたとっても綺麗な町!なのに観光客は(まだ(少なくて、お勧め!

ローテンブルク

ロマンチック街道のハイライト、ローテンブルク。街は意外と大きく、隅々まで見るには丸一日かかります。綺麗ですが、観光客の数は半端なし!

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フライブルク

大学街、フライブルク。緑が多く、とっても天気がいいので快適に留学生活を過ごせます。近郊にはアルザスの観光名所も盛りだくさん。

リートリンゲン

日本では誰も知らない町、リートリンゲン。自宅からほぼ車で2時間以上かかりましたが、ドナウ河畔からの眺めはその価値あり!

ハンブルク

ドイツ第二の都市ハンブルク。ドイツではお金持ちが最も多い街として有名。日本ではハンバーグはハンブルクが起源説が人気ですが、実は、、。

リクヴィール

アルザスのワイン街道の中でもとりわけ人気な村のひとつ、リクヴィール。人口1000人程度の村が、昼間はその3倍もの観光客が押し寄せます。お陰でレストランの集中度は大都市並み!

ハノーファー

ドイツ最古の貴族のヴェルフェン家のお膝元、ハノーファー。その家系はバイエルン王家、ザクセン王家、そして英国王家まで繋がる大権力者。日本では、「ハノーファーのドイツ語が標準語説」が有名でですが、、。

リボヴィレ

ワイン街道の村の中では大き目、人口4700人を抱えるワイン村のリボヴィレ。お隣のリクヴィールとは建築様式が異なります!このくらいの大きさになると、レストランの他にスーパーやパン屋の健在してて、便利でした。

 ハーブルク

ネルトリンゲンに向かう途上にある城塞町、ハーブルク。河畔から見上げる城は絶景なので、城のサインが出てきたら国道を降りて、記念写真を撮っていきましょう!

シュトラースブルク

アルザスの首都、シュトラースブルク。ユネスコから世界遺産都市に指定されているのも頷ける史跡に囲まれた風光明媚な街。観光のお勧めは6月~8月。街が花で飾られています!

ハイデルベルク

ハイデルベルクは、ミュンヘンとベルリンの次に知名度が高い街。最初のドイツ観光で訪問される方も多い筈。1日観光で見逃せない観光名所を紹介いたします。

シュヴェービッシュ ハル

シュベービッシュ ハル の街は日本ではほぼ無名ですが、観光資源がとっても多い街。ちょっと不便な場所にありますが、言ってみる価値は有り!

カイザースベルク

カイザースベルクはフランス領、アルザス地方のワイン村。
予想以上に綺麗な村で、とっても気に入りました。お勧めです!

テュービンゲン

テユービンゲンはドイツでは大学町として有名です。それともとっても優秀な大学の。日本ではほぼ無名なので、観光資源も知られていませんが、とっても綺麗です。こんなに花が飾られている街は、ドイツではココだけ!

ケーニヒスゼー

自然学者のフンボルトが、「この地上の最も綺麗な光景のひとつ。」と絶賛したケーニヒスゼー。ドイツ滞在中に一度は訪れたい観光名所。

ヴァッサーブルク

ヴァッサーブルクはイン河が弧を描いて曲がる部分にある水の要塞と呼ばれる街です。まるでレゴのような四角で彩り見事な家屋がお見事です。

ランツベルク

ランツベルクはレヒ河畔の綺麗な観光地。ミュンヘンから電車で30分ほどで行けるのに、ここまで来る人は稀。

ヴァイセンブルク

ドイツで中世の姿で残ってる城壁とお堀を見たければ、ヴァイセンブルク!あのローテンブルクだってここまで完璧には残っていません!

ランズフート

ヴュルツブルク