Oettingen

街の紹介 Oettingen

デインケルスビュールの東南に、Oettingenという名前の町がある。同じ名前の町が幾つかあるので、正式名称は”Oettingen in Bayern”だ。人口5千人ほどの町だが、歴史はとっても古い。周辺で紀元前5000年の石器時代の居住跡が見つかっている。青銅時代の居住跡、ローマ帝国の村落跡もあるが、ついぞ歴史の表舞台に出ることはなかった。だが裏舞台には、しっかり登場している。というのもこの地はネルトリンゲン、デインケルスビュール、それにハーブルクを支配していたエッテインゲン公爵(17世紀からは伯爵)の支配下にあった。

17世紀、エッテインゲン伯爵に昇進した伯爵は、この地に城を築かせる。選帝侯のお城には適わないが、入り口門から出口門まで直線距離で400mほどのちっぽけな町の城にしては立派すぎる。残念ながら入場料を払わないと城にはいれてもらえないので、中庭を柵の外から撮影。お城の横に建っている教会はプロテスタント系の”St. Jakob”教会。ご欄の通り窓の作りがいかにも古い。14世紀に建造が始まって、15世紀に完成したというから、無理もない。教会の前の麦藁帽子をかぶった銅像、とってもよくできてます。

お城と門を結ぶこの道は、町で一番立派な通り。どちらから見ても絵になります。この黄色の家は(記憶に間違いがなければ)、かってのラテン語学校だ。このかわいい建物が気にいったんですが、残念ながら由来は不明。これだけ立派な建物が並んでいるのは流石、伯爵領です。この目抜き通りの終わり(あるいは始まり)に、市役所があります。そして市役所の前(正確には横)が”Marktplatz”(市場)です。勿論、今日では市は開かれず、カフェやレストランが並んでいます。今やドイツのどんなに小さな町でも必ずあるのが、トルコ料理屋とタイ料理屋。もっともこの町では、「中国、タイ、ベトナム料理屋」という欲張りな看板でしたが。

脇道にも入ってみました。赤と黄色の派手な建物はカトリック教の”Standesamt”です。カトリック教徒なら、ここで結婚を申請します。その向かいの民家もステキ。この先に噴水、この彫刻からしておそらくマリア噴水があり、その隣にはカトリック教会、”St. Sebastian”が建っています。教会の隣には、ドイツの町にか欠かせない戦争で倒れた町出身の兵士の慰霊碑。目抜き通りに戻る途中も、装飾を施された家屋が並んでいます。ショーウインドウを覗くと、とってもノスタルジック。門から最後の一瞥をくれます。向かいにあるのがお城ですから、とっても小さな町。ここはもう門の外、旧市外ですが、綺麗な一膳飯屋があります。名前からして昔の国営郵便局だったようです。

小さな町なので、一時間で全部見れます。町はネルトリンゲンとデインケルスビュールの間にあるので、どちらかに行く際に組み合わせるのがお得。町は幹線道路添いにあるので、遠回りする必要なく、幹線道路から5分で到着。近くに来たら、トイレ休憩しても損はしません。