「ヨーゼフ・ボイスが教授を務めたことで有名なデュッセルドルフ芸術アカデミー」という紹介を目にしたことがあると思います。日本ではいい意味で「有名」と語られていますが、彼が在籍中はトラブルメーカーとして有名でした。

「芸術をすべての人に」という心情を持つ彼は、志願者ほぼ全員に入学許可を出して、大学は大混乱に陥ります。そこからの博物館がうん千万で芸術作品を依頼すると、届けられたのは大学で使われていた学生の座る椅子だったりと、とくかく話題には事欠きませんでした。

Kunstakademie Düsseldorf

日本でもその名前が知られているデュッセルドルフ芸術大学は、1762年に作られた私立のデザイン学校が起源になります。1773年、プファルツ選帝侯がこの学校を絵画、彫刻、建築を学ぶ芸大に拡張します。その後、プファルツ選帝侯はプロイセン王国との領土交換を行い、デユッセルドルフを含めたルール地域はプロイセン領になります。

プファルツ選帝侯が芸大とその芸術作品をミュンヘンに持っていった為、プロイセンがデユッセルドルフに新たに芸大を設置、これが現在まで続くデュッセルドルフ芸術アカデミーになっています。

参照先 : Kunstakademie Düsseldorf

学部と専攻

デュッセルドルフ芸術アカデミーの学部は、建築学部と芸術学部のみ。後者はさらに芸術過程と教師過程に分かれており、この芸術過程は絵画、彫刻、グラフィック等の専攻に分かれています。

油絵の具

入学後

大学の名前が知れ渡っているので志願者の数がとても多く、入学許可を取るのは至難の業です。運よく入学許可が下りても最初の1年は仮の入学となります。1年の学業で学んだ成果を作品にして、大学の審査委員会がこれを評価します。委員会が、「学業にて才能を伸ばすことができる。」と判断された場合に限り、やっと正式な学生になることができます。

卒業

正式な学生になっても中間試験をクリアしないと、先に進めません。そして最後には卒業試験があります。すべて順調に進んでも卒業まで7ゼミが必要です。無事、卒業すると “Diplom” に相当する学位が与えられます。その後、教授のお勧めがあれば更にマイスター過程を履修することも可能になります。

デュッセルドルフ芸術アカデミーの出願要綱

Freie Kunst Lehramt Studiengangkunst Baukunst
専攻 Malerei / Bildhauerei / Grafik /
Bühnenbild / Fotografie
Malerei / Bildhauerei / Grafik /
Bühnenbild / Fotografie
 Baukunst
入学資格 ドイツの大学入学資格に匹敵する学歴がある事。特別な才能が認められる場合は、これがなくても入学できる。 最低でも 日本の4年生大学に入学して、35単位(クレジット)以上獲得していること。  日本の大学で建築を専攻して、卒業してる事。
出願書類 出願サポートにお申し込みいただいた方にご案内しておりあます。
出願時期 3月1~10日までに大学に願書必着
審査の結果 5月末日~7月初旬に大学からご自宅に直接審査結果が届きます。
 大学での講義 大学では講義は、夏ゼミ(SS)と冬ゼミ(WS)に分かれて行なわれます。
夏ゼミ  4月1日~9月30日
冬ゼミ 10月1日~3月31日
入学後 当初の入学許可は、仮の入学許可証です。この入学許可証にて2ゼミ(1年)大学にてオリエンテーションを受けます。この期間中に作成した作品にて、正式に入学が許可されるかどうか決定されます。
審査料 30ユーロ
その他 外国から出願された作品は返送されません。個人で大学まで取りにいくか、ドイツ国内の知人宅まで送ってもらうように大学側と交渉が必要です。

出願案内 & 出願サポート

大学への出願、学業に関して不明な点は、大学に直接問い合わせることになります。他の芸術大学では英語が理解できる人が働いていますが、デユッセルドルフの芸大の職員はドイツ語オンリーです。英語で問い合わせをされても、返事が全く来ないか、「ホームページを読んで。」とだけ書かれています。

弊社はデユッセルドルフ滞在中に何度も芸大までお客様の出願書類、出願作品を届け、この職員と度重なる議論をしてきましたので、職員が出願者に何を要求しているか、熟知しております。出願に関して不明な点などは、経験豊富な弊社までお問い合わせいただければ、弊社にて回答させていただきますが、こちらのサポート、出願要綱のご案内、願書の代行作成は有償のサポートになります。

有償の出願サポートはこちらをご欄ください。