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自由ベルリン大学 / Freie Universität Berlin
自由ベルリン大学 の正式名称は、”Freie Universität Berlin”、略称、”FU Berlin”。
それでもまだ長いと感じる人は”FUB”と呼ぶが、略称は大学生の間でしか通じません。
大学が設置されたのはまだ占領下の1948年。というのもベルリン大学、今日のフンボルト大学がソビエトの占領地域にあったので、これに対抗するために西側ブロックに建設されることになりました。
ドイツで名門大学と言えばゲッテインゲン大学、テュービンゲン大学、それにハイデルベルク大学のような歴史のある大学であることが多いですが、自由ベルリン大学は稀な例外。
ドイツ政府の主導で始まったエリート大学制度に2012年と2017年連続で選出された由緒ある名門大学です。
大学の特徴
自由ベルリン大学は “Volluniversität”(総合大学)の中でも登録している学生数、3万6千人を超える巨大な大学です。
その課程/学科の多さが特徴で、150もの学科を提供しています。他の大学で見つからない学科も、通常は自由ベルリン、あるいはフンボルト大学で探せば見つかります。
ドイツには数多くの著名な大学病院がありますが、唯一名前を上げるならベルリンの”Charité”(シャリテーと読んでください。)病院です。
参照 : charite.de
この機会に説明しておくと、シャリテーとはフランス語で隣人愛、恵の心という意味。3000ものベットがある欧州でも最も大きな病院のひとつで、ノーベル賞医学賞を受賞した学者も輩出している大学病院です。
ドイツ統一後、自由ベルリン大学とフンボルト大学の医学部が合併されて誕生したのが、このシャリテーです。
植物園 / Botanischer Garten
生物学がある大学ではほぼ間違いなく植物園があります。私が通ったデユッセルドルフ大学にも、いつの青々をした葉っぱをつけたジャングルのような植物園(ドイツは寒いのでガラス張りの構造)がありました。
ここ、自由ベルリン大学の植物園はとにかくでかい。それもそのはず、43ヘクターという欧州で一番の大きさを誇り、いろ~んな植物が栽培されています。暇なときは遠足、散歩にどうぞ。
参照 : fu-berlin.de
街の紹介
皆さんご存知のベルリンは、人口365万人を抱えるドイツで一番の大都市です。
まだ10年前は、「首都なのに、こんなに家賃が安い!」と掘り出し物気分でした。日本人に人気の留学先もミュンヘンかフライブルクで、ベルリンはまだまだ後塵を拝んでました。
ところがベルリンの魅力が再発見されてから、人口の流入が止まりません。毎年2万人ものドイツ人、そしてベルリンの特徴であることに、外国人が次々にベルリンにやってきています。
参照 : tagesspiegel.de
これを知ってか、知らないでか、日本人の人気の留学先もベルリンとミュンヘンが拮抗しています。一体、ベルリンの何がそんない魅力的なんでしょう。
ベルリンの魅力
ドイツ人だけでなく、世界中から人を引き付けるので、魅力はひとつやふたつではありません。でも間違いなく最大の魅力のひとつが、ベルリン、かってのプロイセンの首都のリベラルな風潮です。
伝統や前例にとらわれず、新しい物を取り入れていこうという気運は、あの頭の固い官庁から、ベルリンに住む住人に至るまで共通する兆候です。例えばドイツ滞在の鬼門、滞在ビザの申請。
とりわけ保守的な風潮のバイエルン州では、滞在ビザの取得がとても大変です。とにかく頭が固くて、日本の役所とまさに互角の存在です。ところがおかしな外国人も多いのに、ベルリンの外人局は、ビザ発給の審査の緩~い事!
「外国人は犯罪者」
みたいな受け方をするのが南の風潮ですが、
「まずはチャンスを与えて、どんな人か見てみよう。」
と考えるのがベルリン風。保守ガチガチの日本からベルリンに来ると、あまりのリベラルさに、「自由」という言葉の意味を実感することができます。
参照 :ベルリン観光
アクセスデータ
最寄空港はテーゲル、あるいはシェーネフェルド空港です。通常はテーゲル空港に着きますが、チケットを購入されたらどちらの空港着かご確認ください。
市内に行くにはテーゲル空港から出ているバスを利用すると経済的です。バスは中央駅を経由して、アレクサンダー広場までいきます。所要時間30分程度。
ベルリンで有効な電車、バスのチケットは、ベルリン空港内のチケット販売所で購入できます。
ベルリン空港と呼ばれる新空港は2014年に完成予定でしたが、手抜き工事で作り直しが必要になり、2020年オープンを目指しています。
ベルリン市内路線図
自由ベルリン大学 サマーコース【A2レベルから】
自由ベルリン大学のサマーコースは、数年前まで市内のホテルを滞在先に使用していました。結果、費用が膨らみ2000、ドイツで一番高価な大学のサマーコースでした。
その反省からか、コース費用はぐっとお安くなったのですが、大学は宿泊施設の手配を辞めてしまいました。このため、ご自身でベルリンの宿泊先を手配される方のみ、お申し込みが可能になっております。
又、ドイツ語の学習時間が200時間以上のA2のレベルの方からお申し込みできます。
自由ベルリン大学 サマーコース 詳細
2020年のサマーコースは、(大学の発表によると)組織上の理由で挙行されません!
本当の理由は2019年のコースの参加者が少なかったので、中止になったようです。
今後、復活するかどうか、微妙です。
レベル |
初級(A2) 、中級(B1,B2)、上級(C1) |
期間 |
2019年 8月5日~8月30日 |
到着、出発 |
到着日:8月5日(9時~17時まで) 出発日:8月30日(10時まで) |
授業時間 |
午前4時間 (合計72時間) |
クラス定員 |
15名程度 |
申し込み期限 |
定員になり次第締め切りとなります。(通常、4月末に定員になります。) |
遠足 |
市内観光名所 |
費用 |
11万2000円 |
費用に含まれるもの |
授業料、教材費、ゼミ、大学での催し
遠足費参加費(交通費などの実費は含まれず) 弊社の手配手数料 |
宿泊施設 |
大学は2019年からコースだけの提供になります。 ご自身で部屋を確保できる方のみ、コースにご参加いただけます。 |
インターネット/Wifi |
大学構内ではWifiが使用できます。 |
参加条件 |
18歳以上。 |
必要書類 |
証明写真1枚(4,5cm x 3,5cm) お客様の氏名、住所が確認できる身分証明書(写真、コピー) |
その他 |
コース参加には、ドイツで有効な健康保険に加入されている事が条件です。 事故保険、個人賠償保険込みの海外旅行保険に37ユーロで加入できますので、加入されてから渡独ください。 |
お支払い |
お申し込み後、24時間以内に請求書を発行しますので、1週間以内にお支払いください。
Paypalでの支払いもできますが、5,5%の手数料が加算されます。 |
キャンセル |
5月21日まで 4万3000円がキャンセル料となります。
以降 返金はありません。 |
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