ヴュルツブルク

街の紹介 ヴュルツブルク

「ドイツ滞在中一度は見ておきたい。」と思いながら、気がつけばはや24年。重い腰をあげて撮影に行ってきました!山の上の要塞、ここから見下ろす下町、そして石橋。ちょうどハイデルベルクのような町で、ハイデルベルク同様の大学町。要塞から見下ろす景色は、訪問の価値がありました。

地理

ヴュルツブルクはバイエルン州のウンターフランケンと呼ばれる地方にある大学町で、町の中心をマイン川が流れています。フランクフルトから向かうなら電車で1時間10分。ちょうどローテンブルクに向かう途上にある。南のアウグスブルクから向かうと、ローテンブルク、それにマルクトブライトの町を経由して、車でも電車でも3時間の距離(260km)にある。

ヴュルツブルクの歴史

ヴュルツブルクの町が始めて書簡に登場するのは、8世紀になってから。しかし現在のマリア城砦の近辺からケルト人の居住跡が見つかっており、紀元前1000年以上も前から入植されていた。町が栄え始めたのは8世紀に大司祭の教居住地になってから。関税を課す権利に市場を開く権利、硬貨を鋳造する権利が続く。

15世紀初頭に、現在のヴュルツブルク大学の前身になる高等学校が設置されたので、ヴュルツブルク大学はバイエルン州では最も長い歴史を誇る大学だ。16世紀には司教兼フランケン公爵がヴュルツブルクを支配して、バンベルクのような司教様の独立国家なる。司教様は”Marienfestung”(マリア要塞)を司教様の居住に適した城に改築して、今日の姿になる。この司教様の在任中、ヴュルツブルクでは魔女裁判が猛威を奮い、260人もの市民が処刑されている。

その後、この町はバイエルン王国、ヴルテンベルク伯爵領と国籍を何度も変えたが、ナポレオン戦争後、この町はバイエルン州に帰属することになり、今日に至っている。

ヴュルツブルク観光

マリエン要塞

ヴュルツブルクの最大の見所は「ドイツ最古の石橋」、マリエン要塞、それにユネスコから世界遺産に指定された司教様のお城”Residenz”だ。絵葉書のモチーフになっている石橋と要塞を組み合わせた写真、それに要塞から見下ろすヴルツブルクの旧市街は、太陽の関係で午後/夕方に撮るのが最適。そこで午前中は”Residenz”に向い、ゆっくりと見事な庭園を堪能してください。

時間が余ったら市内に立っている見事なドーム(二本の塔が目印)、それに真っ赤な教会(正確にはマリア礼拝堂)、見事な塔で教会のように見える市役所などを回ってください。14時以降になると石橋に向かい、ドイツ最古の石橋からの眺めを堪能。ヴュルツブルクはワインの産地でもあるので、橋の袂でワインをグラスで販売しており、ドイツ人はすっかりご機嫌になっています。

ドイツ最古の石橋?

ヴュルツブルガー(ヴュルツブルクの住人)は、「ドイツ最古の石橋」と呼んで大きな誇りにしていますが、公にはレーゲンスブルクの石橋がドイツ最古の石橋となっています。理由はふたつ。まず最初は、ヴュルツブルクの橋が建造された年を証明する文書が残っていないこと。前後関係から1120年前後に構築されたと推測されますが、証拠がない。証拠があればレーゲンスブルクよりも20年古いです。第二の理由は、15世紀の洪水で破壊されたこと。16世紀に再構築されたので、「最古の石橋とは言えない。」とレーゲンスブルガー(レーゲンスブルクの住人)。

マリア要塞の入場料は無料(博物館に入らなければ)。ハイデルベルクのような短い階段式ではないので、上りやすいです。上に駐車場もあります。城砦から城に改築されたので、3つもある門には見事な彫刻が施されています。かっての要塞だったこともあり、城の周りには城壁とお堀が巡らされています。こんな山の上にどうやってお堀の水を運んできたんでしょう。

15時以降に要塞から旧市街を見下ろすと、太陽が西に移動してほぼ背後に回っているので、綺麗な写真が撮れます。石橋、市役所、教会の塔が組み合わさった光景は、ハイデルベルクに勝るとも劣らず。一見の勝ち有りです。石橋の袂から要塞を見上げる写真も、この時間帯がベスト。フランクフルトに到着すると、ローテンブルクに行く途上にあるので、是非、寄ってみてください。

肝心のレジデンスですが、この日はまだハイデルベルクまで行く必要があり、肝心要のレジデンスを見る時間と気力がありませんでした。先に要塞に登ったのが敗因でした。皆さんは同じ間違いを犯さないように、まずはレジデンスを見てから市内、それに要塞に向かってください。

 

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