ドイツではヴュルツブルクの街は、知らない人はいない有名な観光地です。
ヴュルツブルク宮殿は世界遺産に指名されており、マリエンブルク要塞と石橋は街の代名詞。

「ドイツ滞在中一度は見ておきたい。」
と思いながら、なかなか訪問することができなかった街のひとつ。重い腰をあげて撮影に行ってきました!

行き方

ヴュルツブルクはバイエルン州のウンターフランケンと呼ばれる地方にあり、町の中心をマイン川が流れている。フランクフルトから向かうなら電車で1時間10分。ちょうどローテンブルクに向かう途上にあるので、是非、組み合わせもらいたい。

南のアウグスブルクから向かうと、ローテンブルク、それにマルクトブライトの町を経由して、車でも電車でも3時間の距離(260km)にある。

ヴュルツブルクの歴史

ヴュルツブルクの町が始めて書簡に登場するのは、8世紀になってから。しかし現在のマリエンベルク要塞の近辺から、先住民族ケルト人の居住跡が見つかっており、紀元前1000年以上も前から入植されていたと推測されている。

町が栄え始めたのは8世紀に大司祭の教居住地になってから。フランク王国の王様が、司教領に関税を課す権利、市場を開く権利、それに硬貨を鋳造する権利を与え、司教領は経済的に発展していく。

ヴュルツブルク大学

15世紀初頭に、現在のヴュルツブルク大学の前身になる高等学校が設置された。これを大学と見なせば、ヴュルツブルク大学はバイエルン州では最も長い歴史を誇る大学だ

16世紀には司教兼フランケン公爵がヴュルツブルクを支配して、バンベルクのような司教様の独立国家なる。司教様は”Festung Marienberg”(マリエンベルク要塞)を司教様の居住に適した城に改築して、今日の姿になる。この司教様の在任中、ヴュルツブルクでは魔女裁判が猛威を奮い、260人もの市民が処刑されている。

その後、この町はバイエルン王国、ヴルテンベルク伯爵領と国籍を何度も変えたが、ナポレオン戦争後、この町はバイエルン州に帰属することになり、今日に至っている。

ヴュルツブルク観光 – 世界遺産ヴュルツブルク宮殿を忘れずに!

ヴュルツブルクの最大の見所は「ドイツ最古の石橋」、マリエンベルク要塞、それにユネスコから世界遺産に指定された司教様の宮殿 “Residenz”だ。絵葉書のモチーフになっている石橋と要塞を組み合わせた写真、それに要塞から見下ろすヴルツブルクの旧市街は、太陽の関係で午後/夕方に撮るのが最適。そこで午前中は”Residenz”に向い、ゆっくりと見事な庭園を堪能してください。

ドーム

ヴュルツブルクのドーム市内中心部に立っている二本の塔が目印の見事な建物は、ドームと呼ばれる街を代表するカトリック教会だ。建設されたのは11世紀で、キリスト教の布教活動をした聖人を祭っている。

ヴュルツブルク宮殿

このドームの裏山に、ユネスコから世界遺産に指定されているレジデンツがある。とは行っても観光客には行き方がわかないので、歩き回って道に迷う前に原住民に、「レジデンツは?」と聞きましょう。親切に教えてもらえます。

参照元 : Bayerische Verwaltung der staatlichen Schlösser, Gärten und Seen

Grafeneckart

ヴュルツブルクの市役所ドームの近くにあり見事な塔で教会のように見える建物は、実は市役所(の一部)です。13世紀、市民は町を収める議員を選出、その議員が集まって評議会を開いたのがこの建物で、”Grafeneckart”と呼ばれている。

その奥には市場があり、真っ赤な教会が経ってる。大きな建物なので教会かと思ってしまったのはマリア礼拝堂。厳密に言えば教会ではない。

14時以降になると石橋に向かい、ドイツ最古の石橋からの眺めを堪能。ヴュルツブルクはワインの産地でもあるので、橋の袂でワインをグラスで販売しており、ドイツ人はすっかりご機嫌になっています。

ドイツ最古の石橋?

ヴュルツブルガー(ヴュルツブルクの住人)は、「ドイツ最古の石橋」と呼んで大きな誇りにしていますが、公にはレーゲンスブルクの石橋がドイツ最古の石橋となっています。理由はふたつ。まず最初は、ヴュルツブルクの橋が建造された年を証明する文書が残っていないこと。

前後関係から1120年前後に石橋が構築されたと推測されますが、如何せん、証拠がない。証拠があればレーゲンスブルクよりも20年古いです。第二の理由は、15世紀の洪水で破壊されたこと。16世紀に再構築されたので、「最古の石橋とは言えない。」とレーゲンスブルガー(レーゲンスブルクの住人)。

マリエンベルク要塞

マリエンブルク要塞石橋を渡った先、商店街の後ろに要塞に登る階段が隠されています。現地人にその場所を聞くと、「おお、日本からわざわざヴュルツブルクに観光に来てくれた。」と勘違いして、とても丁寧に教えてもらえました。階段は長いですが、ハイデルベルクのような短い階段式ではないので、上りやすいです。上に駐車場もあります。

マリエンベルク要塞の入場料は無料(博物館に入らなければ)です。城砦から城に改築されたので、3つもある門には見事な彫刻が施されています。かっての要塞だったこともあり、城の周りには城壁とお堀が巡らされています。こんな山の上にどうやってお堀の水を運んできたんでしょう。

15時以降に要塞から旧市街を見下ろすと、太陽が西に移動してほぼ背後に回っているので、綺麗な写真が撮れます。石橋、市役所、教会の塔が組み合わさった光景は、ハイデルベルクに勝るとも劣らず。一見の勝ち有りです。石橋の袂から要塞を見上げる写真も、この時間帯がベスト。フランクフルトに到着すると、ローテンブルクに行く途上にあるので、是非、寄ってみてください。

肝心のレジデンスですが、この日はまだハイデルベルクまで行く必要があり、肝心要のレジデンスを見る時間と気力がありませんでした。先に要塞に登ったのが敗因でした。皆さんは同じ間違いを犯さないように、まずはレジデンスを見てから市内、それに要塞に向かってください。

 

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