町の紹介 エッテインゲン

“Öttingen” デインケルスビュールからの帰路、”Historische Altstadt” という看板が出ていたので車を止めて町を歩いてみた町がエッテインゲン。「見所たくさん」というというわけではないが、綺麗な建物が幾つも残っており、足を延ばすにはちょうどいい。

町の地理

バイエルン州はネルトリンゲンの「右上」、わずか7km東南にエッテインゲンという名前の町がある。同じ名前の町が幾つかあるので、正式名称は”Oettingen in Bayern”だ。

町の歴史

人口5千人ほどの町。だが、歴史はとっても古い。周辺で紀元前5000年の石器時代の居住跡が見つかっている。青銅時代の居住跡、ローマ帝国の村落跡もあるが、ついぞ歴史の表舞台に出ることはなかった。だが裏舞台には、しっかり登場している。というのもこの地はネルトリンゲン、デインケルスビュール、それにハーブルクを支配していたエッテインゲン公爵(17世紀からは伯爵)の支配下にあった。

この町の特徴は宗教の多様性。ユダヤ人からプロテスタント、それにカトリックが共存していた珍しい例。30年戦争後はオーストリアから多くのプロテスタントがこの町に移住してきたほど。ナチスが政権を取るとその多様性もおしまい。学校の先生の指導の下、シナゴークは略奪されてしまうが、町の真ん中にあったので(火事が広がることを恐れて)焼き討ちの運命だけは避けられた。

エッテインゲン観光

17世紀にエッテインゲン伯爵に昇進した伯爵は、この地に城を築かせる。選帝侯のお城には適わないが、入り口から出口まで直線距離で400mほどのちっぽけな町の城にしては立派すぎる。残念ながら入場料を払わないと城にはいれてもらえないので、中庭を柵の外から撮影。お城の横に建っている教会はプロテスタント系の”St. Jakob”教会。ご欄の通り窓の作りがいかにも古い。14世紀に建造が始まって、15世紀に完成したというから、無理もない。教会の前の麦藁帽子をかぶった銅像、とってもよくできてます。

旧市街

お城と門を結ぶこの道は、町で一番立派な通り。どちらから見ても絵になります。立派な装飾を施された黄色の家は(記憶に間違いがなければ)、かってのラテン語学校だ。これだけ立派な建物が並んでいるのは流石、伯爵領。この目抜き通りの終わり(あるいは始まり)に、市役所があります。そして市役所の前(正確には横)が”Marktplatz”(市場)です。勿論、今日では市は開かれず、カフェやレストランが並んでいます。今やドイツのどんなに小さな町でも必ずあるのが、トルコ料理屋とタイ料理屋。もっともこの町では、「中国、タイ、ベトナム料理屋」という欲張りな看板でした。

脇道にも入ってみました。赤と黄色の派手な建物はカトリック教の”Standesamt”です。カトリック教徒はここで結婚を申請します。その向かいの民家もステキ。この先に噴水、この彫刻からしておそらくマリア噴水があり、その隣にはカトリック教会、”St. Sebastian”が建っています。教会の隣には、ドイツの町にか欠かせない戦争で倒れた町出身の兵士の慰霊碑。目抜き通りに戻る途中の道にも、装飾を施された家屋が並んでいます。

ショーウインドウを覗くと、とってもノスタルジック。門から最後の一瞥をくれます。向かいにあるのがお城ですから、とっても小さな町。ここはもう門の外、旧市外ですが、綺麗な一膳飯屋があります。名前からして昔の国営郵便局だったようです。

小さな町なので、一時間で全部見れます。町はネルトリンゲンとデインケルスビュールの間にあるので、どちらかに行く際に組み合わせるのがお得。町は幹線道路添いにあるので、遠回りする必要なく、幹線道路から5分で到着。近くに来たら、トイレ休憩しても損はしません。

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