ハイデルベルク

街の紹介 ハイデルベルク

地理

ハイデルベルクはドイツの空の玄関と呼ばれるフランクフルト空港から電車、あるいはバスで南に1時間ほどの距離にある町。街はバーデン ヴュルテンベルク州にあり、人口は15万人程度の街です。しかしアクセスのよさも手伝って毎年350万人もの観光客が訪れるドイツでも指折りの観光地です。単純に計算をすれば、毎日1万人近い観光客が訪れている計算になります。勿論この中に、相当数の日本人団体観光者が含まれています。このお陰で土日でもお土産屋等が特別に営業を許されていますので、ここで生活している人間には非常に便利です。

ハイデルベルクの歴史

ハイデルベルクの歴史は、長い(古い)です。郊外にてネアンダータール人の祖先にあたるHomo heidelbergensisの骨(なんと60万年以上も昔!)が発掘されています。紀元前5世紀にはケルト人がこの地に入植、壁を築きゲルマン民族の侵入を防ぎます。ケルト人を制圧してこの地を征服したのはローマ帝国です。3世紀になると今度はゲルマン民族の4大種族のひとつ、アレマーネンがローマ人を追い出してこの地に入植します。この為、スペイン語では今日でもドイツをアレマニア(アレマーネンの国)と呼びます。
6世紀になるとゲルマン民族のフランケン族が西からこの地に侵入、アレマーネンを破ってこの地をフランケンの帝国(ライヒ)の一部にしてしまいます。この為、現在でも西の帝国、つまりフランスの事をドイツ語でフランクライヒ(フランケンの帝国)と呼びます。

ハイデルベルクの発展は、神聖ローマ帝国時代にPfalz伯爵領がこの地に設けられて始まります。交易の要所にあった為、交易、つまり通行税で伯爵領は豊かになり、その後、選帝侯領と次第に地位を高めていきます。14世紀にループレヒト1世選帝侯が、神聖ローマ帝国内でプラハ、ウーイーンに次いで3つめの大学をこの地の建設します。この為、ハイデルベルク大学の正式名称は、カール ループレヒト大学と呼ばれています。

観光名所となっているハイデルベルクの城は、13世紀に城砦(Burg)として建設が始まります。この城砦を城に改築、増築したのが14世紀に選帝侯になったループレヒト3世。30年戦争時にはハイデルベルクは戦地となり、カトリック連合軍に占領されて荒廃します。その後、Pfalz選帝侯継続戦争でフランス軍が侵入、最初は強固な防壁に歯が立たず引き上げますが、二度目の侵攻ではついにハイデルベルクの城を陥落させます。和平条約が締結されると、次回の侵略が楽になるようにフランス軍は城壁、塔を爆破、今の状態にしてから引き上げていきました。居住が不可能となった為、選帝侯の居住地はマンヘイムに移動され、以後ハイデルベルクは「古都」として、今日に至っています。

ハイデルベルク観光

観光の目玉は何といっても、山の中腹にある”Heidelberger Schloss”(ハイデルベルクの城)です。歩いて登ると、体力によりけり15~20分。しかしちゃんとケーブルカーが設置されており、ケーブルカーの乗車費用は、城の入場料込みで7ユーロ。5分もかからず、「あっ」という間に到着します。お城に入る前に、無料で入れる見晴台からの記念写真をお忘れなく。ここから撮るハイデルベルクが一番綺麗です。午後になると逆光になるので、お城から下界の写真を撮るなら、ご前中に登ってください。

入場料が必要な城の中にはかっての図書館跡、薬局博物館などがありますが、一番の人気は”Großes Fass”(でかい樽)です。なんと12万7000リットルも入ります。オリジナルは30年戦争で破壊されました。現在見れる物は18世紀に再建されたもので、21万9000リットル収容可。ハイデルベルク近郊は山の斜面を利用してワインの産地でもあるので、ここでワインを試すこともできます。

ハイデルベルク市内の観光名所と言えば、やはり”alte Brücke”(古い橋)。ネッカー河のこの部分に橋を最初にかけたのはローマ人です。12~13世紀になって始めて石作りの橋が駆けられますが、何度も洪水で破壊されます。現在の橋は18世紀に洪水になっても壊れないように高くして建造されたものです。この橋とその袂にある”Brückentor”(橋の門)はハイデルベルクの最大の観光名所。橋の上から見えるネッカー河畔に建ち並ぶお城のような家屋、それにお城は人気の写真のモチーフです。午後3時くらいになると、お城に日が当たり始めるので、橋の上から城の写真を撮るなら午後がチャンスです。

ヘイデルベルクに留学

ハイデルベルクはフランクフルト空港から(一度乗り換えして)電車で1時間以内の距離にありますから、長い空の旅の後でも、初めてのドイツでもなんとか辛抱できる(一人でも移動できる)距離です。天気はいいし、ワインはうまい、安い。おまけに買物する場所、観光場所には困らない。物価は高くもなければ、安くもなし。そして治安がいい。フランクフルトやベルリンなどとは雲泥の差です。ハイデルベルク大学はとりわけ医学部が有名ですが、その他の学科も優秀でドイツでトップ10に入る名門大学です。留学生、学生には理想的な環境です

 

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