ドイツで就職 するには(日本企業に就職する場合を除き)、その職場での専門知識があることが条件です。ご存知の通り、ドイツでは有名なマイスター制度がありますが、これは何も職人に限りません。会社員として働くにも、その分野での専門知識や特技が必要です。

ドイツでは日本のように大学では理論だけ、会社に入ってから社内教育で実践を学ぶという悠長なシステムは稀。ドイツの会社はすぐに戦力になる人材を探しています。そこでドイツでは大学で学びながら、起業で研修を行うデユアルシステム /”Duales System”を取り入れています。

参照 : 働きながら学ぶ

このシステムの卒業生は、その分野での専門知識だけでなく、仕事の経験があるので、優先されて採用されます。日本で専門分野の資格と取っている方、さらにはすでにその分野での仕事の経験があれば、ドイツでも十分に通用します。

しかしそれにはまずは日本で取得した資格をドイツで認可してもらう必要があります。ドイツ留学専門店 Pfadfinder24 では、ドイツ滞在24年の経験を生かして、日本で資格を取ってさまざまな職場で活躍している方のドイツへの移住のサポートを提供しています。

ドイツで就職 する!

オフィスで働く男性ドイツに留学される方なら、「ドイツで就職できるのかな。」と考えたことがあると思います。折角、留学してドイツ語を習得したなら、ドイツ語を活かせる仕事に就きたいと思います。ただし日本と違って、外国での就職はそう簡単にはいきません。

日本では労働者不足で産業が悲鳴を上げていますが、ドイツでは逆。EU内では移動は自由なので、東ヨーロッパから高い賃金と社会保障制度に惹かれ、ドイツにやってくる(単純)労働者が多く、職の奪い合いになっています。

労働許可証

そこでドイツで就労するには、アルバイトであれ、就職であれ、労働許可証が必要です。ところがこれは申請すればおりるというものではありません。ドイツ人の職を奪わない仕事、あるいはドイツで労働者が不足している分野、例えば看護士などであれば、労働許可証が下り易いです。

あるいは日本企業への就職で、「日本人にしかできない。」という条件があること。一番典型的なのは、日系旅行代理店での就職です。ここでは日本語が必修なので、労働許可証が下りやすいです。

その逆に誰でもできる仕事でしたら、労働許可が下りる見込みは低いです。

技能労働者移住法

単純労働者は人材が余っていますが、その一方で技能労働者が足らず、産業は「仕事があるのに、これをさばく人材がいないのでこれ以上受注できない!」という贅沢な悩みを抱えています。世界中の企業と争う今日、このままでは産業の競争力を失うことにもなりかねません。

そこで政府は2019年、技能労働者移住法を国会にて可決、2020年3月1日より施行されます。

参照 : ドイツ政府

この法律の骨子は以下の通りです。

  •  大学卒業者、技能労働者の資格の均一化
  •  認可された資格、雇用契約書の必要性の事前検査省略
  •  人材が不足する専門分野での上限の撤廃
  •  専門職、あるいが大学卒業者がドイツに仕事を求めて入国することができる(要ドイツ語知識と生活費の証明)
  •  認可手続きの中央化、簡素化

という内容です。官庁言語でわかりにくいですが、要約すると「大学卒業者、あるいは専門職の資格があれば、ドイツに職探しに来ることができる!」というわけです。

ドイツで就職 を目的に渡航が可能に!

看護婦さんと乳児と言われても、日本に住んでいる人にはぱっとこないかもしれません。ドイツに限らず、欧米は就労目的、あるいは職探し目当ての入国は禁止されています。

入国審査でパスのチェックを受ける際、入国目的を聞かれます。ここで、「仕事を探しに来た。」と言ってしまうと、入国を拒否されるほど、外国人の就職目的での入国は厳しく制限されています。語学学校に通っているお客さんが、「将来は、仕事を見つけて働きたい。」なんて正直に漏らしたことがありました。

すると外人局の担当者は、「職探しで来ているなら、ビザは出さない。」とビザの発給を拒否しました。実際には語学学校に通っているのに!

それほど厳しかった職探しのための入国が、今後は堂々と、「仕事を探しに来ました。」と言っても入国を拒否されず、外人局で正式に仕事探しのための滞在許可が下ります。

技能労働者移住法 適用条件

とは言っても誰でも、「仕事を探しに来ました。」という理由で入国できるわけではありません。この技能労働者移住法が適用されるのは、大学卒業者、あるいは技能労働者で、ドイツ語で面接を受けることができて、しかも仕事を探す滞在中、働く必要のない財産があることが証明できる方に限られます。

ドイツ語能力

ドイツで就職活動を許される条件のドイツ語能力ですが、厳密に言うと「B2レベルのドイツ語」とされてます。ここで問題になるのが、「B2終了レベル」のドイツ語能力なのか、それとも「B2レベルであれば可なのか。」という点です。

これについてはこれ以上の明確な規定がないのですが、B2レベルのドイツ語能力を証明するには、ゲーテ・インスティテュート等での検定合格証が必要になるので、「B2修了レベル、あるいは外人局が認めれば例外もあり。」と考えていたほうが良さそうです。

年齢

ドイツには平等待遇法があり、人間を国籍、性別、肌の色、年齢等で差別することを禁止しています。

参照 : ドイツの達人になる 平等待遇法

しかしながら技能労働者移住法では、年齢のゆるい制限も儲けられています。年齢が45歳以上の方は、十分な年金があり、毎月、3685ユーロ(税込み)の収入があることが条件です。

ドイツ就職サポート

この下の章、「ドイツに移住!」で述べる通り、日本の労働環境と比べるとドイツは夢のような環境です。しかし誰でもドイツに移住できるわけではありません。ドイツで不足している職場に必要な資格を持っていれば、技能労働者移住法に従って、堂々とドイツで職探しができます。

それには、「資格を持っています。」というだけでは不十分です。日本で発行された資格をドイツの官庁に提出して、認定してもらう必要があります。この認可がとってもお役所的で、時間がかかります。

中にはすでにドイツに子供を連れて移住、認定されるのを待っているとお金が底をつき、「認可なしでも働ける場所を紹介してください!」というSOSをいただいたことがありました。ドイツに移住という人生の一大事なのに、十分な下調べをしないで渡独すると、痛い目に遭います。

そこで当社ではお客様に代わって、この資格の認定をドイツの官庁に申請するドイツ就職サポートを行っております。このサービスを利用すれば、日本で生活、仕事をしながら資格が認定されるをゆっくり待つことができ、認定が下りてから移住をゆっくり計画できます。

必要書類 – コピー認証

日本で取得された資格を証明する書類をドイツ領事館にてコピー認証を行ってください。

参照 : ドイツ領事館

念のため、2部、コピー認証を行い、その書類を当社までお送りください。大切なオリジナル書類は、なくなっては困るので、お送りされませんように。

資格の認定代行サポート

資格のコピー認証をいただきましたら、当社にて申請書類を準備して、2か所の担当官庁に郵送します。このため、コピー認証は二部必要です。又、二か所で申請すれば、どちから一方から返事が早く届く可能性もあります。

コピー認証された書類をいただいてから、当社にて申請書類の準備におよそ3週間ほどかかります。ドイツの官庁に届くのにさらに1週間。その後、申請書類は、届いた順番に処理されていきます。

ドイツの官庁からの返事は、直接、お手元に届くように手配いたします。ドイツから返事が届きましたら、その認定書をスキャンしてお送りいただければ、日本語に翻訳させていただきます。又、ドイツでの就職活動に必要なドイツ語の履歴書も作成させていただきます。

履歴書の作成は、日本語のオリジナルを翻訳いたしますので、日本語の履歴書をお送りいただくことが必要です。

認定までにかかる時間

官庁でのお仕事なので、当社では「もっと早くして!」、「こちらを優先して処理して!」等、要求を上げることができません。到着順に処理されていきますので、この点、あらかじめご了承ください。認定までにかかる時間は、何処の官庁に書類を送るかで大きく異なります。

外国人が少ない街なら3か月、平均して6か月、遅い場合は1年かかることもあります。

代行サポート費用

当社の代行サポートのお仕事は以下の通りで、

  • 資格書類の翻訳
  • 資格の認定申請
  • 役所とのやり取り
  • 申請結果の翻訳
  • ドイツ語の履歴書の作成

以上の作業の費用は9万8600円です(消費税込み)。以前、当社をご利用されて語学学校に通われた方には8万9600円(消費税込み)です。

サポートのキャンセル

サポートのキャンセルは、書類をドイツの官庁に郵送する前でしたら可能です。この場合は翻訳作業の費用+当社のそれまでの手数料をとして、お支払いいただいた金額の半額をいただきます。残金はご希望の口座に振り替えで返金させていただきます。

免責事項

日本で取得された資格がドイツでも有効とは限りません。これを確かめるのが、認定申請です。仮に「ドイツでそのまま就業するには不足。」とされた場合でも、例えばドイツでも人材が極端に不足している分野では、「ドイツで〇か月の実習/見習いをすれば、ドイツでも有効。」という判断をされることもあります。

ドイツに移住! 生活、労働環境

仕事場の会議日本で快適な生活を送っている方には、ドイツに移住することの利点より、マイナス面の方が多いかもしれません。ドイツに移住すると、生活の基盤となる交友関係が失われてしまうからです。

又、ドイツのシステム、ドイツ人の慣習は、慣れ親しんだ日本のそれとは大きく異なり、ドイツ生活の当初は間違いなく、大きなカルチャーショックを受けます。その後、徐々に慣れてくるのですが、最初の1年は辛抱の年になります。

そして1年を過ぎると、ドイツの自由な風潮が快適で日本には帰りたくなくなります。私自身、気が付くと24年も住んでいました!

ドイツ生活の利点

ドイツ生活の一番の利点は、社会保障制度です。日本ではお金持ちだけしか受けれない高額な治療、癌治療からエイズ治療まで、外国人、難民、失業者などの人種、職種、収入を問わず、誰でも受けれます。健康保険で高額治療がカバーされているので、日本のようながん保険も存在していません。

さらにお子さんと一緒に移住される方には利点はもっと大きくなります。ベルリンでは幼稚園は無料!さらにお子さんには毎月204ユーロの子供育成補助金が支給されます!それもなんと18歳になるまで!(ケースバイケースで25歳まで支給されることも!)

参照 : ドイツ労働局

日本の最高裁は、「外国人は永住権をもっていても、生活保護など補助金をうける資格がない。」と判断しましたが、ドイツでは国籍による差別はありません!ちゃんと就職して税金を払っていれば、ドイツ人と同じように扱われて、社会保障制度の恩恵を受けることができます。

フラットな人間関係

私がドイツで一番住みやすいと感じたのは、日本のような目上、目下の関係がないことです。人間関係は日本のような垂直型ではなく、フラットな水平型です。目上である事を理由に威張りたい方には向いていませんが、人間関係で悩んでいる方には、ドイツは天国です。

ドイツでも大きな会社に就職すると上下関係がありますが、中小企業はフラットな人間関係です。上司から社長まで、「お前」/ “Du”で話かけることができます。当然、「今晩は飲み回があるから付き合え。」なんて隠れた強制はありません。

断っても平気だし、そのそもそんな飲み会は誰かが退職する際にしか開催されません!

そしてドイツ人は顔見知りをしません。日本人は顔見知りがひどく、知らない人に話かけられると不審な目でみるなど、世界でも例のない閉鎖された社会です。ドイツではエレベーターの中から、更衣室、診療所の待合所、電車のホームなど、見知らぬ人の間で自然に会話が発生します。

あまりに簡単に知り合いができるので、3年も住むと、「一人でこっそり、、。」ということができません!街中に知り合いがいます。車を降りた途端、「よう、元気か?」と話しかけられ、「えっ、誰だったけな?」としばらく考えます。

これが異性との間でも通用するので、なかなか一人でいることはできません。大事なのは好奇心を持って、心を広げて、こちらかも積極的に話しかけることです。日本と違いとても広い年齢層に交友関係が広がります。

自由な風潮、男女平等

一見すると日本も自由なような気がしているかもしれませんが、社会の重圧で行動、思想を縛られています。ドイツに来るとその重圧がないので、一気に解放された気分になります。いい例が同性愛。ドイツではタイと同じほど、同性愛者が多い国です。

実は同性愛者の割合は、何処の国でも同じです。しかし日本では差別の対象になるので、これをひた隠しにして生きている人が多いのが実情です。ドイツでは性の趣向を隠す必要がないので、自分のまま生きることができます!そして社会からの重圧、差別もありません!

そしてとりわけ女性には、ドイツで活躍できるチャンスが高いです。ドイツでは性別、外見ではなく、能力で人を判断するので、実力さえあれば出世できます。例外は、「結婚したら、仕事を辞めて家庭に入りたいなあ。」と思っている方。

ドイツでは結婚しても、妊娠、出産しても、育児休暇、母親休暇の後、職場に復帰するのが当たり前です。

年次休暇は最低20日、平均、28.9日で全部消化義務!

ドイツで週5日勤務の仕事に就くと、「最低休暇日数は20日」と法律で定められています。もっとも最低休暇日数を採用している会社は稀で、全国の平均は28.9日です!

参照 : faz

しかも日本のように形だけではありません。本当に全部消化できるんです。ドイツでは消化できなかった休暇は、会社が社員にお金で払うことが義務になっています。すると会社が払うのはお給料だけでなく、会社が負担する社会保障費(税金、年金、健康保険料、失業保険料、エトセトラ)も払わなければなりません!

これは会社にとって予想外に負担になるので、上司は部下がちゃんと休暇を取るように管理することが要求されています。これをできない上司は管理能力なしとなるので、「頼むから休暇を取ってくれ。」と言ってきます。日本とは正反対です!

ドイツに出発!

日本で取得された資格が認定されたら、あとは出発です!でも、まだ大事な点を忘れていませんか?そう、ドイツ語能力です。上述の通り、「B2レベルのドイツ語能力」を証明しないと、就職はできないし、まだビザも取れません。

もし初心者の段階からドイツ語を習い始めると、「B2レベルのドイツ語能力」には、ほぼ40週必要です!

ドイツ語を語学学校で習う! – 授業料の割引!

そこでまずはドイツ語を語学学校に通って習う必要があります。幸い、当社はドイツ全土にある50もの語学学校の正規代理店です!正規代理店ですので、手数料は一切ありません!

参照 : ドイツの語学学校 50選!

それどころか、認定代行サポートをご利用いただいた方には、授業料を3%割引させていただきます。ミュンヘンのドイツ語専門学校 カール デユーイスベルクセンター ミュンヘン校の授業料は40週で6400ユーロです。(2019年)

参照 : カール デユーイスベルクセンター ミュンヘン

ここから3%割引すると、192ユーロ、日本円で2万2千円程度の割引になります!

語学学校は、当社のホームページから自由にご選択いただけます。F+U Academy ベルリン校なら、40週のメインコースが3990ユーロで、ここからさらに3%割引をさせていただきます。

参照 : F+U Academy of Languages ベルリン

滞在ビザ

語学学校に通っている間は、「ドイツに滞在する正当な理由がある。」とみなされるので、現地で滞在ビザが取れます。間違ってもこの時点での滞在ビザの申請で、「技能労働者移住法を適応したビザの発給」を申請されませんように!

ドイツ語がB2レベルにないうちは、技能労働者移住法の適応外です。仮に外人局の役人が間違って技能労働者移住法を適応した滞在ビザを発行してしまうと、その有効期間は6か月と短いので、語学学校に最後まで通えない上、仕事を探す時間がなくなります!

ドイツで就職 先の探し方!

就職応募資格の認定は入手、ドイツ語も「B2レベルのドイツ語能力」になったら?あとは簡単です。ドイツで就職 先を探すには、労働局に行って正式に「技能労働者移住法に拠り、就職先を探してます!」といい、履歴書を預けてきます。あとは雇用者から連絡が来るのを待つだけ!

自分からアタックする?

あるいは資格の認定をもらった時点で、希望する就職先に履歴書を送り仕事を探す方法もアリです。ドイツ語が必要な職種、看護師や医師などでは、ドイツ語能力の証明なしでは就職は難しいですが、プログラマーなら英語だけで就職できるケースもあります。

ドイツ語が必要な仕事の場合、まだドイツ語ができないうちに面接に行くと相手に与える印象が悪いので、あまりよろしくありません。仕事に応募する / Bewerbung のは、せめてB1レベルに達してからにしましょう。

どうやって探すの?

ネットです。ドイツで大手の私企業のプラットフォームは以下の通りです。

看護師なら病院や介護施設に履歴書を送る方法もあります。ドイツでは履歴書は、応募冊子 /”Bewerbungsmappe” という冊子に入れて、郵送するのが一般的。

何処にあるの?

「何処でも売ってます。」というと誇張ですが、文房具を置いている店なら、何処にでも置いてあります。

郵送する場合は。最近ではPDF形式での応募書類の提出を求める会社も多くなりました。

ドイツではどの職種が人手薄なの?

ドイツで「喉から手が出るほど欲しい」人材が、プログラマーです。この場合は、正式にドイツ語なしでも、仕事を探すことができます。その次が看護師、それに幼稚園の先生、技術者等です。

お申し込みボタン