マンハイム バレエ アカデミー は、バーデン ヴュルテンベルク州にある州立の専門大学です。

その母体は州立マンハイムア音楽 演劇専門大学で、音楽とダンス、それもクラシック バレエの育成に特化しています。

ダンスや音楽は フォルクヴァンク芸術大学でも学べますが、日本では何故かマンハイムのバレエ アカデミーの方が有名です。

クラシック バレエに特化しているのが、関係しているのかもしれません。

本来は、母体の州立マンハイムア音楽 演劇専門大学についてページを作成すべきかもしれませんが、バレエ学部は

”Akademie des Tanzes”

と別の名前を持っています。

同じ大学なのにバレエ学部だけ別の名前を持っているので、日本でも

「別の大学」

と、勘違いしている人が多いです。

そこで今回は、バレエ学部の方、通称マンハイム バレエ アカデミーについて詳しく解説していきます。

マンハイム バレエ アカデミー / Akademie des Tanzes とは?

マンハイム バレエ アカデミー / Akademie des Tanzes とは?

母体の大学の正式名称は

“Staatliche Hochschule für Musik und Darstellende Kunst Mannheim”

です。

長い、、。

日本語に直すなら、州立マンハイム音楽 演劇専門大学。

「国立大学」

と訳している方が多いですが、ドイツには国立大学はありません。

そもそも”staatlich”は、バーデン ヴュルテンベルク州を指すので、国立とやる和訳はよろしくありません。

その州立マンハイム音楽 演劇専門大学には、音楽学部とバレエ学部のふたつがあります。

通常、州立マンハイム音楽 演劇専門大学と言えば、音楽部を指します。

バレエ学部の方は、

”Akademie des Tanzes”(マンハイム バレエ アカデミー )

 

という別の名前をもっています。

まるで別の組織のよう。

なんでこんなにわかり難いシステムにしたんでしょう?

わかり難いのは大学の組織だけではありません。

見難いホームページ

芸大のホームページは、総じて見難いです。

マンハイム バレエ アカデミーも例外ではありません。

大学のホームページは、ウエブデザイナがーが作成したものではなく、職員が作成したようなページです。

10年前から何一つ、変わってない、、。

 

英語版もありますが、とてもわかり難いのが特徴です。

半年間くらい壊れていることも珍しくなく、やっぱり州立大学(官僚の仕事)です。

これが原因で入学志願者が自分で出願するのは、ほぼ不可能です。

この不具合を利用して、数十万円の手数料で出願を仲介する日本人まで出ています。

ひどい!

そこでこちらで出願方法を解説して、悪徳商売の邪魔をしちゃいます。

大学の創設史

少しだけ、大学の創設史についてみておきましょう。

大学のホームページでは、

「大学の前身は1762年にマンハイムに創設されたバレエ学校で、マンハイム バレエ アカデミーはその歴史を受けついでいます。」

と誇らしげに書かれています。

が、1762年にマンハイムに創設されたバレエ学校とは直接的、間接的な関係はありません。

今のバレエ アカデミーは1971年、ハイデルベルクとマンハイムの演劇 & 音楽学校が併合され、今の州立マンハイムア音楽 演劇専門大学となりました。

「20世紀に誕生した大学です。」

というよりは、

「欧州で最古のバレエ学校のひとつで、その創設は18世紀にまで遡ります。」

と言ったほうがウケがいいです。

この為、

マンハイム バレエ アカデミーは18世紀の学校が前身だと主張していますが、事実ではありません。

 

公立の大学なんだから、そこまで見栄を張らなくてもいいのに、、。

ヴァガノヴァ流 レッスン

ダンスを教えている大学は多いですが、マンハイムのバレエ アカデミーはもっぱらクラシック ダンス専門の教育を行っている点が特徴です。

この大学ではドイツのバレエの主流になっている、ザンクト ペテルスブルクのバレエ学校の指導者、ヴァガノヴァの教え方、ヴァガノヴァ流レッスンを採用しています。

この教え方はイタリア人ダンサーだったヴァガノヴァが、イタリア、フランス、それにロシアのダンスを融合して生み出した教え方とされています。

背中の筋肉を鍛え、腕と肩の正しい動きに重点を置いていると言われています。

学部 & 専攻

学部 & 専攻

ついで学部 & 専攻です。

マンハイム バレエ アカデミーが受け入れているのは、以下の4分野への学生(生徒)です。

  •  Vorstudium / 8~16歳までの青少年少女教育課程
  • Bachelorstudiengang Tanz / 17歳からのバチラー学位を目指した課程
  • Bachelorstudiengang Tanzpädagogik / ダンスの指導者の教育課程
  • Masterstudiengang Tanz / バチラーを終了した者へのマスター教育課程

それぞれの課程の内容は以下の通りです。

青少年少女課程

青少年少女課程は、有料の課程です。

もっともその料金は、とってもお得です。

205ユーロ~241ユーロ/ゼミ+登録費11ユーロ。

この安い料金の中でも、特に安いのは8歳~11歳までのコース。

205ユーロです。

15歳が241ユーロで、16歳になると無料です。

バチラー課程

バチラー課程は4年間続きます。

学費は基本、無料です。

正確には「無料でした。」と書いた方がいいです。

2007年、バーデンヴルテンベルク州は、州立(国立ではありません)大学で学ぶ EU 外からの外国人への学費制度を導入しました。

 

総合大学では1500ユーロ/ゼミと結構高いですが、専門大学では500ユーロ/ゼミと、まだ我慢できる額面です。

これに学生登録料がかかります。

正確な額はホームページに書かれていないので不明。

他の専門大学が176ユーロなので、おそらくほぼ同じ額になっている筈。

マンハイム バレエ アカデミーのホームページには、こうした基本的な情報が一切、載っていません。

バチラー教職課程

バチラー教職課程も4年間続きます。

費用もバチラー課程と同じです。

面白いのはクラシック バレエのバチラー課程とほぼ平行して(一緒に)講義が行われる点。

すなわち、

  • バチラー課程だけ
  • バチラー課程+教職課程

という選択が可能です。

将来の就職を考えるなら、バチラー課程+教職課程のコースを取った方が安全です。

マスター課程

マスター課程は1年のみ。

費用はバチラー課程と同じ。

通常はバチラー課程を終えた者がさらにその上の専門知識(技能)をつけるのがマスター課程です。

でも、マンハイム バレエ アカデミーでは、すでに活躍中のダンサに向けたコースです。

2年以上舞台にたった経験があれば、バチラーなしでもマスター課程に入れるという、摩訶不思議なシステム。

バチラー課程 出願要綱

ここでは日本でも人気のあるマンハイム バレエ アカデミーのバチラー課程の出願要綱ついて詳しくみていきます。

「出願条件はこちら」

という箇所をクリックすると、以下のような画面に変わります

バチラー課程 出願要綱

するとここにも、

「出願条件はこちら」

と同じメニューが、、。

おかしな作り方ですね。

ここをクリックすると出願条件を記した PDF ファイルが表示されます。

参照 : 出願条件

 

それも一枚だけ。

ここには実技試験の内容が書かれており、全然、出願条件が書かれていません!

これだからマンハイム バレエ アカデミーのホームページは困ります。

まあ、折角見たんだから実技試験の内容を先にご紹介。

実技試験 – クラシックバレエ & モダンダンス

実技試験は幾つかのステージに分かれています。

ひとつのステージに合格すると、上のステージに上がれる仕組みです。

ひとつのステージは30分ほど。

長いステージでは90分かかります。

さまざまな動きでクラシックバレエ & モダンダンスの基本をマスターしているか、審査されます。

書かれているのはこれだけ。

でもクラシック バレエだけではなく、モダン ダンスも習っている必要があるということがわかりましたね。

出願条件 / Zugangsvoraussetzungen

マンハイム バレエ アカデミーのホームページを片っ端から読みましたが、他の大学のような出願要綱 / Zulassungsvoraussetzungen は、何処にも書かれていませんでした。

大学に問い合わせてみると、

「才能があれば、他の点は大目に見る。」

との事。

すなわちドイツ語ができなくても、ドイツの大学入学資格を満たしていなくても、才能があると審査官が判断すればマンハイム バレエ アカデミーに入学できるそうです。

マンハイム バレエ アカデミー 出願方法

マンハイム バレエ アカデミー 出願方法

次はマンハイム バレエ アカデミーの出願方法を見ていきます。

通常はどこの大学でも出願 / Bewerbung という大見出しがあり、ここに出願に必要な書類、出願時期、などの出願方法が書かれています。

が、このバレエ アカデミーのホームページには、そんな項目はありません。

探しまくった結果、やっと隠された出願方法を見つけました!

出願書類

こちらは当社の出願サポート(有償)にお申込みいただいた方に、ご案内しています。

出願時期

マンハイム バレエ アカデミー出願時期は、4月から始まる新年ゼミ、それに10月から始まる秋ゼミがあります。

その2回の時期に合わせて出願が可能です。

その時期は以下の通り。

  • 新年ゼミ   1月10日~1月31日
  • 秋ゼミ              4月4日~5月16日

出願期限はその日までの消印ではなく、大学事務局必着です。

大学のホームページから出願時期が書かれたPDFをダウンロードしておきましたので、こちらでご確認できます。

参照 : 出願時期

出願費用

出願費用が50ユーロ必要です。

カード払いは不可。

マンハイム バレエ アカデミーが指定する口座に振り込み、その振込用紙を証拠として、その他の出願書類と一緒に大学に郵送します。

書類出願に合格すると?

出願書類に不備がなく、

「入学条件を満たしそうだ。」

と書類審査に互角すると、上述の実技試験へ招待されます。

マンハイム バレエ アカデミー 出願要綱一覧表

一目でわかるように、マンハイム バレエ アカデミーの出願要綱を一覧表にまとめておきました。

卒業までのゼミ数  最短で8ゼミ(4年)
取得資格 Bachelor of Arts
出願書類 出願サポートにお申し込みいただいた方にご案内しております。
出願時期 新年ゼミ : 1月  秋ゼミ : 4月
入学資格 ダンスの基礎を身につけている者
審査の結果 大学からご自宅に直接審査結果が届きます。
 大学での講義 大学では講義は、新年ゼミ(Frühjahrsemester)と秋ゼミ(Herbstsemester)に分かれて行なわれます。
新年ゼミ  4月1日~9月30日
秋ゼミ   10月1日~3月31日
学費 500ユーロ。(これに加えてゼミの期間の有効な定期券、登録料など。)
出願審査料 実技試験審査料50ユーロ
その他 外国から出願された願書は返送されません。

大学出願サポート

今回はマンハイム バレエ アカデミーのバチラー課程への出願について詳しく解説しました。

出願書類もそれほど難しくないので、あとはきっとご自身でも出願できると思います。

もし出願書類が不明な場合は、当社のサポートをご利用ください。

何処かの会社に数十万円払っていい加減な情報をもらうより、格安の料金です。

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大学出願 質問集

皆さん、初めてマンハイム バレエ アカデミーへ出願されるので、同じ疑問を抱えておられます。

そこで問い合わせの手間を省くため、頻繁に寄せられる質問集を作成しました。

お問い合わせいただく前にご覧いただければ、ほとんどの疑問は解決すると思います。

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