いざ、ドイツに出発! とパッキングしていると、「他に何が要るのかしらん。」と頭を傾げます。ドイツに住んだことがないので、ドイツで何が必要になるのか、なかなかわかりません。そこでドイツ在住歴24年のドイツの達人が、日本に帰国した際に買いこんだ品などを紹介します。

日本には100円+消費税で買える便利グッズが盛り沢山。ドイツで重宝するのがお掃除グッズ、台所用品です。もうひとつ欠かせないのが、夏の対策です。

ドイツにはエアコンはなく、夏でも電車の窓はわずかに上の部分が半開きするだけ。バスに至っては、移動サウナです。でもうちわが一本あれば大助かり。ドイツ人から、「私も欲しい。」と羨望のまなざしでみられます。

今回は日本からドイツに持参すると重宝するグッズ等をまとめてみましたので、渡独のご参考にしてください。でもまずはその前に、、。

いざ、ドイツに出発!- 片道チケットでは入国できない説

アムステルダム空港のパスポートコントロール「往復チケットじゃないと、入国させてもらえないと旅行代理店で言われました。」とお問い合わせをいただくことがあります。この情報の根拠は不明ですが、間違いです。

ドイツ入国審査で差し出すのは、パスポートのみです。帰国用のチケットの提示は要求されません。何故なら日本人は入国時に観光ビザが発行されるからです。

これまで20数年間に渡りパリ、チューリヒ、ヴィーン、それにアムステルダム経由でドイツに入国しました。どの国でもパスポートだけの提示で済みました。

そもそも入国審査ではパスポートの真偽を検査、そして持ち主の名前で指名手配されていないか、入国にはビザが必要かチェックするのがお仕事です。往復チケットで入国しているのか、それとも片道か、入国審査官には興味がありません。

ネットでは間違った書き込みが多いので、「そんな事はありませんよ。」とお返事しても、なかなか信じていただけません。実際このケースでも、「万が一のことがあっては、、。」と往復チケットを購入されることになりました。

そして出発が近づにつれ「何か忘れていないか。」と不安になり、「何を持参すればいいですか。」とお問い合わせをいただきます。そこで出発前のチェックリストを作りました。

いざ、ドイツに出発!- 出発前のチェックリスト

正直なところ、ドイツに留学してみて、「あ、これを持ってくれば良かった!」という物は必ずあります。これを事前にすべて持参するのは不可能ですので、そこは割り切りましょう。最悪、パスポートとお金さえあれば、他の物は忘れても現地で購入できますので、家を出る前にこの2点をチェックしてください。

パスポート

「そんな大事な物を忘れる人は居ない!」と思われるかもしれませんが、実際にパスポートの不備で飛行機に乗れないケースがありました。原因はパスポートの有効期限。ドイツに限らず、シェンゲンビザの協定加盟国に入国するには、十分なパスポートの有効期限が必要です。

ドイツ領事館のホームページには、「ドイツを含むシェンゲン協定国を出国する日より3ヶ月以上パスポートの残存期間が必要となりました。」とあります。

分かりにくい書き方ですが、例えば1ヶ月滞在される場合は、出発の時点で4ヶ月の有効期限が必要です。2ヶ月滞在される場合は、出発の時点で5ヶ月の有効期限が必要です。3ヶ月滞在される場合は、出発の時点で6ヶ月の有効期限が必要です。

この有効期限が不足していると、飛行機に乗れません。交渉しても空港で泣いても駄目ですので、ご注意ください。

クレジットカード

旅行先で病気になって病院に行く羽目に。最初に聞かれたのは「何処が痛い。」ではなく、「どうやって治療費を払いますか。」でした。ドイツで加入していたアリアンツ社の旅行保険証を提示しましたが、「見たことがない。」と、使えませんでした。

そこで所有していたクレジットカードを出すと、やっと診察してもらえました。日本の旅行保険はドイツでは無名なので、同じような処遇になります。ドイツ留学保険に加入しないで渡航される方、緊急時の支払い手段としてクレジットカードをご持参ください。

証明写真

外人局でドイツ滞在ビザを申請する際に証明写真が必要になります。厳密に言うと、”biometrische Passbilder“が必要です。勿論、ドイツでも撮れますが、「綺麗に撮って欲しい。」と言われる方は、日本で撮影して2~3枚持参してください。長期留学されるのであれば、5~6枚は必要です。

日本ならば「証明写真の大きさは?」と尋ねますが、ドイツで証明写真(独 : Passbilder)と言えば、運転免許証、パスポート、学生証、その用途を問わず、4,5cmx3,5cmと相場が決まっています。あまりに当たり前なので、ドイツでは証明写真サイズを書かず、”Passbilder” とだけ書いているケースも多いです。

お買い物バックいざ、ドイツに出発! エコバック

最近では日本でもお買い物をしたら、”Plastiktüte”(ナイロン袋)が提供されることは珍しくなってきました。ドイツでもナイロン袋は有料です。手ぶらで買い物に行くと、ナイロン袋を50セントで買うことになります。ナイロン袋は環境汚染の悪玉として非難されているので、最近は紙袋になりました。これがよく破れます。

お買い物を入れるバック、袋を日本から持参してください。もっとも最初の頃はお買い物に行くのに袋を忘れて、スーパーで袋を買う羽目に。これを何度か経験すると、忘れないようになります。

雨具

統計によるとドイツでは年間217日が雨です。雨具は必ず必要になります。勿論、現地でも買えますが、雨傘をドイツの店頭で買うと高いです。達人のお勧めはオイルハットと防水性のジャケット。これで両手がフリーになり、スリなどの攻撃があっても防御できます。

常備薬

EU 外、すなわち日本からドイツへの薬の郵送は禁止されていますので、常備薬は持参しましょう。薬の持ち込みは、旅行中に使用される量に関しては許されています。すなわちスーツケースの半分が薬で、「これは常備薬です。」という理屈は通じません。

留学中は飛行機、電車と乗り物酔いになる機会が目白押し。是非、乗り物酔い止めをご持参ください。ちなみにドイツ語では”Reisetabletten”と言い、どこの薬局でも買えます。日本人の標準体型なら、1錠で4~5時間は悩みから開放されます。

「眠くなるのが嫌!」という人はカフェイン入りの錠剤を。ちなみに20錠入りでたったの3.80ユーロインターネットで注文するとさらに安いです

スリッパ いざ、ドイツに出発! クロックスのスリッパ

日本と違い、欧州では土足で部屋の中に入ります。これをやると掃除が頻繁に必要なので、室内用スリッパを持参しましょう。勿論、ドイツでも買えますが、到着早々に買い出しに行くのも面倒なので、自宅からお気に入りのスリッパを持参しておきましょう。

国際学生証

定期券が学生価格で買えるので、お持ちの方は是非、持参してください。

海外旅行保険

1ヶ月程度の留学でも、疾病保険と個人賠償保険に入ってから渡独してください。ドイツで滞在ビザを申請される場合は、ドイツの保険に入っていないとビザが取れません。ドイツの旅行保険は疾病保険と個人賠償保険、それに事故保険まで込みで37ユーロ/月と破格の安さです。

日本では個人賠償責任保険が普及していませんが、ドイツでは大人の常識。ちゃんと保険に加入しても保険証の場所がわからないのでは意味がありません。ファイルフォルダーに航空チケットの詳細、語学学校からのコンファーム、パスポートのコピー、それに保険証を入れて置き、いつでも取り出せるようにしておきましょう。

戸籍謄本

「パスポートを無くしちゃった!」
とミュンヘンにある日本領事館に連絡すると、
「戸籍謄本がないとパスポートの再発行はできません!」
とのこと。

「22年もドイツに住んでいるので、日本には知り合いは居ません。」
と言うと、
「戸籍謄本がないとパスポートの再発行はできません!」
と再発行を拒否されました。

同じ目に遭わないように、パスポートの紛失に備えて戸籍謄本を書類ファイルに入れておきましょう。

いざ、ドイツに出発! – ドイツで重宝する日本の便利グッズ

ここまでは「ドイツのもっていくべし」という項目でしたが、ここからは、「あると便利」というアイテムを紹介していきます。季節物も多いので、冬にドイツ留学される方は、必要かどうか、ご自身で判断ください。

蚊対策

ドイツにも蚊が居ます。それもデカいのが。ドイツの部屋にはクーラーがないので、夏、窓は全開です。当然、蚊も一緒に入ってきます。網戸は付いていません。ドイツ人は、「殺虫剤は体に悪い。」と蚊に刺される方を好みますので、あまり販売されていません。6月以降に留学される場合、蚊対策もご持参ください。

アースマット電池式、それに刺されたあとのかゆみ止めは重宝します。

うちわ

上述の通りクーラーがないので、電車は移動サウナ、大学の教室は混浴サウナです。是非、うちわを持参しておきましょう。うちわを使っていると、何故かドイツ人から注目を浴びるのは不思議、、。欲しいのかな?

水着

暑さを絶えやすくするのはプール。ドイツには郊外に巨大な屋外プールがあり、授業の後、週末などに友人達とプールに行くことが結構多いです。一般のプールでもトップレスは可。クラスの女の子はあれよあれよと、トップレスに。

ただしすっぽんぽん(独 : splitternackt)は禁止。裸で泳ぎたい方は、FKK という専用の区画で裸になってください。

ドイツでも水着売ってますが、「サイズが大きい。」と、日本女性が訴えてました。

手土産&挨拶

お金を払って泊めてもらう場合、手土産は必要ありません。ドイツにはそのような習慣はないので、手土産を持参しても相手が困惑します。持参されませんように。それよりも出発前に英語でもドイツ語でも良いので、簡単な自己紹介のメールを送っておいてください。これだけで会う前から印象がぐっと良くなります。

ゆかた

「目立ちたい!」という方は浴衣と下駄で歩けば、注目度100%間違いなし。

包丁と砥石

いざ、ドイツに出発! ドイツの包丁とスポンジドイツの包丁はでかい、高い、そしてすぐに切れなくなります。長期滞在される方は、日本の包丁と砥石は持参必修です。ドイツでも日本の包丁と砥石を買えますが、値段は3割り増し。

適した服装

緯度上、ドイツの南部が北海道と同じ。ドイツの中央部になると、そこはもう樺太です。そんな北にあるドイツの夏の生命線は、南からの高気圧。これが張り出さないと、北から寒気が流れ込み、8月の真夏になんと4度の最低気温。朝の通学は半端なく寒いです。出発前に今年の天気を確認して、適した服装をご持参ください。

サランラップとスポンジ

ドイツのサランラップは世界最低レベルです。切れません。接着性能も日本製には勝てません。同様に食器やお風呂掃除のスポンジも、ドイツの製品は粗悪品でとにかく使い勝手が悪い!サランラップは無理かもしれませんが、お風呂掃除スポンジを持参すれば重宝すること間違いなし。

食料品

豚のスネ肉空揚げドイツが好きな著者でも、ひとつだけ合わなかったものが食事、ドイツ飯です。日本人の口に合うものではありません。

「えっ、でも私はシャウエッセンが大好きです!」

と言われる方、あれは日本食です。ドイツ飯ではありません。ドイツのソーセージはシャウエッセンとは似ても似つかぬ代物です。あまり過大な期待をされませんように。おそらく日本のソーセージに近いのは、クラカウアー /”Krakauer”。

参照 : wikipedia

そこで保存のできる日本食を持参すると、日本食が恋しくなった際に重宝します。

カレーのルー

毎回、日本に帰った際、まとめ買いをしていたのが、カレーのルーです。都市部にお住まいならドイツでも買えますが、お値段は日本の3~4倍です。ドイツではお世話になった人、仲のいい人を食事に招く習慣があります。

留学の最後にカレーを作ってご馳走すると、ほとんどの欧州人にはウケます。かわいい彼女を家に誘う口実にもなるので、男性諸氏は是非、渡独前にカレーのレパートリーを身に着けておくべし!

いざ、ドイツに出発! 米日本の米は入手が困難です。アウグスブルクでは日本のコメ(もっとも正確にはスペインで栽培された日本のコメ)は、唯一、郊外の一軒の店だけで入手が可能でした。そこで代用品を探すわけですが、ドイツで売られている米は、デザート用、あるいはリゾット用です。

代表的なものが牛乳と一緒に煮込む”Milchreis”(牛乳米)ですが、おいしい物ではありません。そこで”Sushireis”(寿司米)を書かれた米を買ってみるも、イタリア産のリゾット用のコメで、とても食べれたものではありませんでした。

長年の試行錯誤で、唯一、「我慢できる。」範疇に入ったのが、タイの”Krebreis”(モチコメ)です。ちょっと匂いがあるのですが、慣れてしまえば、モチモチ感があり、カレーにも合います!おまけに超~安価。日本米の1/3で買えます。

知人はインドのジャスミン米を代用していました。それぞれ好みによるので、まずは少量買って、いろいろ試してみるとよろしいかと思います。

炊飯器

米を炊くとなると必要になるのが炊飯器。ドイツでも炊飯器は売られていますが、日本の炊飯器とは雲泥の差があります。まず蓋には圧力を逃がす穴があり、圧力不足で、芯のあるアルデンテ風に仕上がります。

ドイツで売られている炊飯器は、日本の米、あるいは日本式の調理方法には向いていません。解決策は2つ。

  • 日本製の炊飯器を買う
  • 鍋、土鍋で代用

ドイツの炊飯器日本の炊飯器を買う際、ちゃんと「輸出用」でドイツの200~230ボルトに適応した機種であることを確認してください。日本の炊飯器をそのままドイツにもってきて販売している人もいますが、これでは能力は発揮できません。

海外での使用に適応している炊飯器を見つけると、価格は400~500ユーロもするので、留学生が買える代物ではありません。おまけに故障しても修理はしてもらえません。

そこで留学生は、鍋で米を炊く必要に迫られます。日本に居るうちに鍋で米を炊いて、練習しておきましょう。

ドイツではほぼ電気レンジなので、一番パワーのある「3」で鍋を沸騰させると、こぼれだす前にパワーを弱い「1」にして、15分ほど煮ます。火(電気)を止めてからも、15分は蓋をとらず蒸らしましょう。するとコメが綺麗に「剥がれ」ます。

いざ、ドイツに出発!-ドイツの豆知識(初心者編)

ドイツ人と日本人の慣習は大きく異なります。例えば日本では街角にあふれる飲み物の自動販売機。そこで当然、ドイツも同じだと想定、「ドイツの自動販売機ではコーヒーは、幾らで売られていますか。」とお尋ねいただきましたが、

  1. ドイツには、飲み物の自動販売機はありません
  2. ドイツには、コーヒー缶は存在していません。

お金の入っているボックスを道の上に置いてたら、数日後にはなくなってます、ドイツでは。ですからドイツには飲み物の自動販売機は存在していません。例外は駅にあるのみ。それも頑丈な金網で囲まれています。使い方も大きく異なります。

ドイツでは、まずは欲しい物のボタンを押します。値段が表示されてからお金を入れます。こうすることで、自動販売機が稼働しているか、それとも貯金箱になっているか、お金を入れる前からわかります。それからドイツの自動販売機は、よく物がひかかって出てきません。

この為、ガンガン自動販売機を叩きます。それでも出てこないので、キックを入れて立ち去る人も多いです。これが原因で金網で囲まれています。

こうしたドイツの豆知識を幾つか、紹介しておきます。

ドイツのタクシー

空港で待機しているタクシー「ドイツでタクシーは安全ですか。」とよく聞かれます。ドイツのタクシーは安全です。ドイツのタクシーはアジアのような「白タク」ではなく、運転手はタクシー会社に雇われている従業員です。勤務中は監視されています。悪さをすると、下手人はすぐにばれて、首になります。

普通の乗客が持っているかもしれない小銭で仕事と将来を失うのでは割に合わないので、乗客を襲うような危険はおかしません。ドイツで襲われるのは、運転手の方です。

乗る前に鞄に詰めた100万ユーロの現金を見せ、「これを奪えば、一生楽して暮らせますよ。」と誘うなら話は別かもしれませんが、、。

タクシー料金

タクシー料金は州により異なりますが、基本料金/初乗り運賃が3.20ユーロです。その後、2.35ユーロ/キロ、2.10ユーロ/キロと走行距離が4kmを超えるごとに安くなっています。10kmを超えると1,45ユーロ/キロ。

もっとわかりやすく言えば、デユッセルドルフ空港から、インマーマン通りまで、およそ7,4Kmの料金は21ユーロです(2019年)。

筆記用具

ドイツ人は(画家でない限り)鉛筆を使いません。書くのはいつも(ボール)ペン。日本人のように消しゴムでゴシゴシするのは、合理的なドイツ人には時間の無駄。書き損じたら二重線を引いて修正。ゴム消しも節約できちゃいます。流石、ドイツ人。

これはドイツ人なら誰もが使ったことがあるベストセラー。使い勝手良し、長寿命。流石、ベストセラー。あまりに有名なので、中国製の偽者も出回っていますので要注意。

水筒

日本では授業中の飲食は禁止されていますが、ドイツでは授業中でも飲み物は勝手に飲めますが、毎回買っているとお金がかさむので、水筒を持参すると重宝します。

ドイツでは麦茶、ウーロン茶などを食料品店で買うと高級嗜好品。日本食レストランで麦茶をコップ一杯注文すると、小さなコップでなんと2ユーロ(280円)。お茶の葉を持参して水筒で水出しすれば、節約効果大なり。

ドイツ人の趣味は散歩。半端じゃなく歩きます。遠足に参加すると、歩きます。半端なく。留学には格好よりも実用的な靴を選んでください。特にドイツでは雨が多いので、滑らず、濡れても水が入ってこない靴が適しています。

これが顕著になるのが冬。雪が降ると路上は雪解けでシャーベット状態。すぐに靴が濡れて泥だらけになる上、指先が滅茶苦茶寒いです。冬に留学される方はドイツで防水、防寒処置をしている長靴(独 : Stiefel) を買いましょう。

お洗濯

いざ、ドイツに出発! ドイツのドラム式洗濯機日本のように洗濯物を外で干す習慣のないドイツでは、紫外線による殺菌消毒効果の代わりに、お湯で洗濯物を洗います。洗濯機のメニューには”Kochwaesche”(湯荒い)というメニューがあり、これで温度を調整するようになっています。ドイツでは下着などを50~60度のお湯で洗い、菌を殺します。

これに加えて地域より水が硬質(Hartes Wasser)で、カルシュウムが豊富。ドイツで洗濯するとこれが洗濯物に付着、ごわごわになります。又、回転するドラムに服がひっかかり、服が裂かれてしまうこともあります。効果があるかどうかわかりませんが、洗濯ネットを持参して、大事な服はここに入れて洗いましょう。

洗濯が終わると、真夏でも乾燥機で洗濯物を乾燥させるのがドイツ流。学生寮などには乾燥室があり、ここで洗濯物を干せるケースもあります。

しかし女性の場合、下着を干すのは禁物。盗まれます。下着じゃなくても新しい服は盗まれる可能性があるので、「公共の場所」に干す洗濯物は盗む価値がない物にしておきましょう。

洗濯機の水漏れ

高級アパートなら地下に「洗濯室」があり、ここに住人が個々に洗濯機をすえることができます。そうでない場合、部屋に据えます。この場合、洗濯物を脱水すると、その振動は上の階、下の階にモロに伝わります。間違っても、夜中に洗濯をしないように!

ドイツの洗濯機は日本と異なり、ドラム式、すなわち横から出し入れする形です。日本式の縦の洗濯機は水を大量に消費するので、水道代金の高いドイツでは売られていません(探せば韓国製も売ってます)。

ドラム式の洗濯機は、縦型と比べて省エネ、節水、その上、汚れがよく落ちます。ただし欠点がふたつ。

  • 靴下などの小さなものは、排水時に一緒に流れ出して行方不明になる。
  • 底から水漏れする。

私は排水しなくなったので修理を頼むと、小さなタオルが詰まっていました。修理代、120ユーロなり~。お隣さんはもっとひどく、洗濯機の底から水漏れ、アパートが床下浸水していました。こうなると最悪、床の張替え、さらには下の階の屋根の張替えが必要になり、数万ユーロの修理代。

とても払えるものではありません。ここで役に立つのが、家財保険 / Hausratversicherung です。60平米程度のアパートなら、年間50~60ユーロで保険に入れて、盗難や雷などの災害にも効きます。

アパートを借りて洗濯機、食器洗い機などをアパートの内部に据えるなら、この保険は必要不可欠です。

家賃減額 / Mietminderung

あなたのアパートの上で水漏れがあった場合、速やかに大家に連絡して修復を依頼しましょう。これがされない場合、あるいは水漏れの結果、天井にカビが生えてくると、賃貸物件の質の低下を理由に、家賃を減額すること 家賃減額 / Mietminderung が民法で認められています。

参照 : iv-mieterschutz.de

その他、冬に暖房が効かない、機能しない、お湯がでないなど、家賃減額の対象になります。

もっとも詳しく知りたい方は、生活サポート(有償)をご利用ください。

換気

ドイツのアパート、とりわけ窓はマイナス20度の気温を想定して作られているので、密閉性がいいです。日本の隙間サッシとは次元が違う代物です。とても重宝しますが、日本人は日本の隙間サッシに慣れているので換気をしません。さらには、日本には「加湿器」なるものまで存在しています。

日本のように密閉性がなく、外気が妨げられず入ってくるようなアパートなら、加湿器を稼働させても問題ありません。ドイツアパートの換気を怠ると、半年で壁に黒いカビが生えてきます。

これが発生すると壁紙を全部張替え、ペンキ塗り。20平米の部屋でも2000ユーロの改装費用。払いたくない人は、1日3回、朝起きてから、シャワーの後、料理の後、必ず換気してください。

特に寒い冬に換気をしていないと、春になると一気に壁が黒ずんできます。それから換気してももう遅いです!