日常ドイツ語との遭遇

ドイツ留学して初めて一般のドイツ人が話すドイツ語と遭遇した際のショックは、きっと誰もが体験するものではないだろうか。ドイツ語を習ってからドイツに来たのに、テレビを見ると、一言も理解できかった時のショック忘れられない。

「果たしてこんな言葉が、理解できるようになるものだろうか。」と、ドイツに到着初日にして自信がぐらついだ。渡独1年後にしてやっとフライブルク大學入学を果たし、ゼミに出席する事ができた。ところがである。Dozentの言う事がさっぱり理解できない。

部分的に聞き取れるものの、肝心の部分が「未知との遭遇」で、理解できるのはせいぜい講義の20~30%。質問されたらえらい事になるので隅っこに静かに座っていたら、Dozentが気を効かして、「君はどう思うかね。」などど聞いてくるから、一気にアドレナリンが体内を駆け回る。

そういうときは、Es gibt doch unterschiedliche Gesichtspunkten und daraus folgende Meinungen. などとお茶を濁すのである。大學に入学して半年も経つ頃、ある日、突然に講義の内容が理解できるようになった。昨日までは理解できなかったのに、今では突然、話される内容が99%理解できる感動は今でも忘れられない。以後、大學の講義についていくのは楽になったが、ドイツ語が聞き取れるようになるまで実に1年半以上もかかった事になる。もし将来、ドイツの大学に留学を志す人は、早くからドイツ語に耳を慣らす事をお勧めします。

ラジオを聞いて耳をドイツ語に慣らそう!

幸い、当時と違って今ではインターネットでラジオが聞ける時代だ。
ここに人気のあるラジオ局を紹介しておくので、是非とも利用して耳を慣らして欲しい。方法は簡単でWEB Radioをクリックするだけ。1時間おきにながれるニュースや渋滞情報が聞き取れたら、もうドイツ語聞き取りの達人だ。ここでつまらない内容を流していると、他のラジオ局、例えばオーストリアのラジオ局などもお勧め(上部のLiveをクリック)。

音楽でヒアリング能力アップ!

そこそこドイツ語を聞き取れる耳ができたと自信がついたら、これらの歌を聴いてみよう。ドイツ語を聞く耳が大学就学レベルにあるなら、歌詞のほとんどは聞き取れる筈。

オーストリアのタレント発掘番組で勝ち抜いた”Christina Stürmer”が出したデビュー曲、”Ich lebe”は大ヒットに。

日本でも知られている”Die Toten Hosen”の”10 kleine Jägermeister”はいつ聴いても楽しい。

落ち込んだときは”Die Toten Hosen”の”Steh auf, wenn du am Boden bist”を聴いて元気を出そう!

愉快な歌詞で有名になったDie Aerzte(2008年夏の大ヒット)は、何度聴いても笑えます。

夏のヒット曲と言えば、駄洒落で有名なÄquator

いい意味でも悪い意味でもドイツ的なBuddy vs. DJ The Wave

ドイツ人で唯一、米国のチャート1位に君臨したNenaの99 Luftballons

よりもドイツ国内で人気なのは”Leichtturm”(灯台)

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ネーナが出てくる前に、”Deutsche Welle”の先陣を切ったPeter Schilling、Alias “Major Tom”の”völlig gelöst”は音楽史上、必聴です。

「音楽を最小限度に削減する。」というテーマで作った曲、”Da da da”は空前の大ヒット。これが”Trio”の唯一のヒット曲で終わりました。

日本と違い、ドイツでは方言は地方の誇り。ちゃんと”Hochdeutsch”が話せるのに、話さない。BAPはその地方の誇りである方言で歌っている珍しいバンド。珍しく”Du kanns zaubere.”はそれでも全国ヒットになった。「フランス語なの?」と思ってしまうほど、とても美しい方言に聞き惚れてしまう。

男性の憧れ「ブロンド」をそのまま謳った歌詞がステキ。

英語で歌ってはいますが、ドイツ人グループ、Bell Book + Candleの”Rescue me”は大ヒット。残念なことに典型的な一発屋でした。

「何を唄っているのかよく理解できない。」とドイツ人に定評のあるのが、Groenemeyer。例外はDer Weg

“Was Soll Das ? “は比較的、聞き取り安い筈だ。

これとは対照的に、ich u.ichは聞き取りやすいドイツ語で謡っているので、ドイツ語の聞き取りの練習にお勧め。

日本でも(当時)有名になった”Wir sind Helden”の”müssen nur wollen”(望まなきゃね。)は同グループ最大のヒット。

2011年は、Tim Bendzkoという全く無名の歌手が、わかり易い歌詞で大ヒットを出した。

有名なところでは、”Silvermond”がドイツっぽいメランコリーな”Ja”でまたしてもヒット曲を。

何を唄ってるのか全くわからないといえば、2011年にオーストリアで大ヒットした”Brenna tuats guat”。方言で唄っているので、外国人には全く理解できないが、とってもオーストリア的。

オーストリアの山下達郎こと、Hubert von Goisernのもうひとつのヒット曲は”Heast as net”(やっぱり何を謡ってるのかわかりません。)

そのカバーはこちら

2012年の春先にDie Toten Hosenが久しぶり(10年ぶり)にNr.1ヒットを出した。

2013年のヒットは”Boss”の”die schönste Zeit”(一番輝いていた頃)がヒット。ビデヲもよく出来ており個人的なお気に入り。

同じく2013年の最大のヒット曲は”Revolverheld”の”Ich lass für dich das Licht an.”で、女性から絶大な支援を受けた。

2014年ワールドカップのサッカーが近くなると、歌手は競ってワールドカップの隠れたオフィシャルソングを狙って新曲を出した。今回はAndreas Bourani のAuf Unsが一人勝ち。ドイツチームの優勝も手伝って、2014年最大のヒットになった。

彼は2011年に”Nur in meinem Kopf”でヒットを出して、「一発屋?」と思われていたが、今回のヒットでそうではない事を証明した。

これに続き2014年末に出たシングル”Auf andren Wegen”は冬の天気にマッチして、またしてもヒット曲になった。

2015年夏のヒットは、”Herz ueber Kopf”。

冬のヒットは、「いい年した大人が。」と言わずにはおられないCloの”Melodie”がとりわけドイツ人女性に大人気。

さらにはDittbernerの”Das ist dein Leben”はドイツっぽいメランコリーな歌でヒット中。ビデオも素敵。

2016年になるとまずは”oft Gefragt”が渋いだみ声と分かりやすい歌詞でマイナーヒットした。

夏には”Wincent Weiss”という歌手の”Musik sein”が、ドイツらしいドラマチックなサウンドでヒットした。

同歌手が2017年リリースした”Feuerwerk”は、またしてもヒット曲になった。

同時期、Yvonne Catterfeldは”Irgendwas”で久しぶりにヒットを出した。

面白いのはオーストリアのデュオ、Pizzera & Jausの愉快な”Eine ins Leben”。

続いて出したシングル”Mama”、

さらには”hooligans”まで大ヒット。怒涛の勢いのデユオだ。

2018年の寒い暗い冬には、こらまで有名歌手のバックグランドで歌っていたIna Regenだ出したWie ein Kindが大ヒット。とっても綺麗なバラードです。是非、聞いてみてください。

2018年の春のヒットは、Revolverheld の Immer noch fühlen 。春に合った軽快なリズムで気分転換になりました。

2018年の夏には、Josh. の Cordula Grünがヒット。顔と似合わないしゃがれ声が魅力。不倫の歌詞も愉快で楽しいです。

これらの歌はわかりやすいドイツ語で唄っているので、ドイツ語が中級レベルに達すれば、聞き取れる部分が多い筈だ。