ドイツにお金をもっていく には、どの方法が一番でしょうか。

そんなお問い合わせが、ドイツ留学を間近に控えた方から、多く寄せれられます。

正直な話、ドイツにお金をもっていく にはどの方法が一番いいのか、これはご本人が何を

「一番いい。」

と考えているかによります。コストを優先するのか、それとも安全性、あるいは利便性。

すべての面おいて優れている方法はありませんので、どの機能を優先するか決めることが欠かせません。

そこでここではドイツにお金をもっていく、幾つかの方法について解説しておきます。その中からお好きな方法をお選びください。

ドイツにお金をもっていく – 現金持参

一番利便性がいいのは、現金持参です。

ドイツにそのままお金をもっていき、空港や銀行でユーロに交換する方法です。

ただし!銀行で両替すると銀行送金に比べて為替レートがかなり悪いです。とりわけ日本の銀行は。なんであんなにレートが悪い(銀行に有利)なんでしょう。

でもこの方法は、もっともリスクが高いです。

日本のレストランなどで、椅子にお財布の入ったカバンや上着をかけて食事をしている光景をみかけます。

ドイツでこれをやると食事が終わる頃にはお財布は消えて、無銭飲食で警察に突き出されてしまいます。

ドイツに来た当初の日本人は、スキだらけ。ズボンのポケットに携帯やお財布を入れるなんて、ドアを施錠しないで外出するようなもの。そのスキだけの状態で、現金を持参するは危険です。

大目の現金を持参される場合は、体に密着できるお財布を利用してください。間違っても、ハンドバックに入れませんように。

腹巻財布の現金

どこで両替できるの?

ドイツでは主要な空港や中央駅に “Reisebank”(旅行銀行)のカウンターがあります。

この旅行銀行は DZ Bank という銀行の孫銀行で、為替業務専門の銀行です。

この旅行銀行は、米国やアジアでよく知られている “Wenstern Union” のパートナーでもあります。

参照 : Wenstern Union

朝早くから夜まで空いているので、ドイツに到着したら、まずはここで両替していきましょう。

Reisebank はホームページで換算レートを公開しているので、日本出発前に空港で両替するのと、どちらがレートがいいか比較することができます。

街角にある商業銀行でも両替できますが、最近、

「口座を持っているか。」と

聞かれることがあります。

「持ってないとどうなるの?」

と聞くと、

「換算レートが異なる。」

とのこと。口座を持っていないと、為替レートが不利になります。

観光客の少ない町では、円なんて通貨を見たことがないので、両替を断られるケースもあります。

ベルリンやミュンヘンなら問題ないですが、地方都市に行く場合は空港か、遅くても中央駅で両替しておきましょう。

空港の両替商

現金持ち込み上限額に注意!

時々、何も考えず、ドイツに多額のお金を持っていく人が居ます。

かくいう私の兄もその一人。どうなったと思いますか?

空港で現金を没収されました。全額ではないですけど。(*1)

それでも彼の偉い所は、

「あなたにこれだけ(袖の下)を上げるので、許して。」

と、交渉するだけの気概があった事。

結局、幾ら賄賂を払ったのか、教えてもらえませんでしたがお金の大半は取り戻しました。でも、

「事前に教えてくれなかった航空会社が悪い。」

と、罪のない航空会社のせいにして今日までプンプン怒って愚痴を言ってます。なんで私に聞かなかったの? 🙄

(*1)通常は、Sicherheitsleistung という罰金のデポジットが課され、これは申告せずに持ち込んだ額の25%です。

ドイツにお金をもっていく どの方法が一番?

現金の持ち込みは(合計)1万ユーロ未満まで!

ドイツ(EU)に持ち込める現金(合計)は1万ユーロ未満までです。

これを超える現金を持参する場合、空港で現金持ち込みを申請する必要があります。申請しないで現金が見つかると、お金の出所が証明できるまでお金が没収されてしまいます。

ドイツの役人を知らない人は、

「なんだ申告すればいいの?」

なんて気軽に考える人が多いです。そんなに簡単なら、ここで注意しません。

「申告する。」

とはお金の出所を証明するということです。口でいうだけでは証明になりません。

ドイツ人の役人にわかるように、お金の出所を書類で証明しなくてはなりません。これができる人が、何人いるでしょう?

〇馬正直に、

「1万ユーロ持参しました。」

と申告、お金の出所が証明できないと、私の兄のように”Sicherheitsleistung” という罰金のデポジットを課されます。

この為、ドイツにもっていく現金は1万ユーロ未満、9999ユーロまでにしておきましょう。

皆まで言えば、持参したユーロ紙幣は9990ユーロでも、ポケットから2000円出てきたら、合計1万ユーロを超えてアウトです。

ドイツにお金をもっていく 海外送金

コスト/手数料を重視される方に向いているのが、海外送金でお金をドイツにもっていく方法です。

中期、長期の留学になるとドイツ留学費が100万、200万と高額になってきます。

現金を交換すると為替レートが悪いので、留学資金が目減りします。半年以上の留学ならドイツに現金をもっていくのではなく、ドイツで銀行口座を開設して、滞在費用を海外送金する方法お勧めします。

郵便局からの送金

郵便局からの送金は、銀行よりも手数料が安い利点があります。

口座を持っていなくても送金できる上、送金手数料が7500円前後と比較的お安いのが特徴です。

しかし入金されるまで、たっぷり1週間かかります。又、入金される際に、

「受け取り銀行手数料」

が、5.5ユーロ引かれます。

最近は、「マイナンバーがないと送金できません。」と言われることもあり、あまり使い勝手がよろしくありません。

銀行からの送金

使い勝手がいいのは、銀行からの送金です。

日本の銀行から午前中に送金すると、(大方のケースでは)同日の午後に入金されます!早いのですが、世界で一番高い送金手数料がネックです。

銀行からで送金される場合は、「受信銀行手数料の負担。」という項目にご注意ください。

何もしないと、

「受信人が半額負担」

の設定になっています。このまま送金すると、受取先の口座に入金される時点で20ユーロ、最大で40ユーロもの手数料が引かれます!

結果、入金額が請求額面に欠けるので、また、送金する羽目に!銀行から海外送金される場合は、受信銀行の手数料を「依頼人負担」で送金ください。

正しく送金すると、手数料は1万円ほどです。

ドイツにお金をもっていく – トランスファーワイズ / Transferwise

銀行や郵便局を使わない送金方法もあります。

それは銀行業界のスタートアップ、トランスファーワイズ /”Transferwise”という会社です。

英国で登録されているネット銀行で、

  • 手数料が安い
  • すぐに届く
  • 為替レートがいい

という利点があります。

参照 : transferwise

トランスファーワイズ

使い方

トランスファーワイズの使い方を解説しておきます。

まずはオンラインでアカウント/ 口座 を開設します。口座の開設には、運転免許証、あるいはパスポートなどの身分証明書のデジタルコピー、それにマイナンバーが必要です。

この段階で送金先の口座を登録することができます(後からでもできます)。

登録に成功すると、3日ほどで送金に必要なコードが簡易書留で送られてきます。これが届けば送金可能です。ちなみに送金先は日本の銀行(三菱UFJ)になります。

ドイツの銀行口座に送金する

例えばドイツの自分の銀行口座に1000ユーロ送金するとしましょう。

まずはトランスファーワイズの自分のアカウントにログインして、送金したい額面を円で記入します。

すると今の送金レートで換算すると、ユーロで幾らになるのか示されます。そこに示される額は、トランスファーワイズの手数料(870円少々)が引かれた後の、振り込み額です。

これが1000ユーロになるように、送金する日本円を微調整。

「送金する!」

とクリックすると、あなたの送金額と顧客番号が表示されます。

あとは顧客番号を忘れずにちゃんと記入して、トランスファーワイズの口座(東京の三菱UFJ)にお金を送金します。

平日であれば25分ほどで送金が完了、すぐにトランスファーワイズがあなたのドイツの銀行口座に送金してくれます。日本時間で17時までに送金すれば、即日入金されるから凄い。

欠点

トランスファーワイズにも欠点があります。

多額の送金、例えば99万円ですと、手数料が7911円。まだ銀行よりは安いですが、「手数料が安い」とは言い難いです。

さらに100万円を超えると”SWIFT”(米国が導入した世界の送金スタンダード)での送金になり、受け取り銀行の手数料が加わり、さらに手数料が高くなります。

100万円を超える送金は避け、99万円までで数回に分けて送金したほうがお得です。

ドイツにお金をもっていく – クレジットカードでキャッシング

利便性もそこそこよく、安全性が高いのが、クレジットカードでのキャッシングです。

ご利用される方も多いですが、手数料が高いのがネックです。

日本のクレジットカードでキャッシングすると、最低でも18%、最高28%もの利子が付きます

留学中に10万円キャッシングしたとすると、合計4000円ほどの手数料を払うことになります。留学中に10回下ろせば、4万円です。手数料でカード会社が儲けているので仕方ありません。

海外でキャッシングする方法が、便利で安全ですがコストがかかります。2~3ヶ月程度の留学なら我慢できる範囲ですが、これ以上長期の留学をされる場合、銀行振込などの方法を考えた方がよいです。

緊急でお金を確保する方法

お金があと〇〇しかありません!どうしたらいいでしょうか?

というお問い合わせをいただくことがあります。そんなことにならないように、ATM から下ろせるクレジットカードか、トラベラーズチェックを持参してください。

「でももう、来ちゃっています!」

という緊急時にお金を確保するには以下の方法があります。

絶対にやっては駄目な方法

絶対にやっては駄目な方法は、現金をレターパック等に入れ、速達でドイツに郵送してもらう方法。

絶対にしないでください。

日本には封筒に現金を入れて送っても(現金書留)、お金が盗まれない世界でも稀な国。

日本以外の国では、封筒に入っている現金は盗まれます。これはドイツでも例外ではありません。

関税で海外から届く封筒はスキャンされます。札束が見えると郵便局員が封筒を開けて、現金を抜きます。

「そんなことをして見つからないの?」

現金を抜き取った後、

「到着時、封筒が破損していたので修理しました。」

という実に便利なステッカーがあります。これを貼れば、

「盗まれたのは、ここに来る前よ。」

ということで、郵便局員の悪事はバレません。

郵便局からの住所宛て送金

日本からお金をドイツに送ってもらう安全な方法は2つ。そのひとつが、郵便局からの海外の住所あての送金です。

日本の郵便局で送金用紙をもらって振り込むと(要マイナンバー)、ドイツの住所まで小切手が届きます。これを郵便局にもっていき、身分証明書(パスポート等)と一緒に出せば、換金できます。

詳細はホームページでご確認ください。

参照 : ゆうちょ

利点

住所宛て送金の利点は以下の通りです。

  • 盗んでも換金できないので、安全です。
  • 口座がなくても送金可能。
  • 口座がなくても現金の受け取り可能。
  • 送金手数料が7500円と送金費用が比較的安いです。

欠点

住所宛て送金の欠点は以下の通りです。

  • ドイツの住所に届くまでたっぷり1週間かかる。

早く送金するならウエスタン ユニオン

一刻も早く送金するなら、ウエスタン ユニオンです。

最近では日本の旅行代理店でも、

「海外送金、承ります!」

という看板が出てきました。これは銀行送金ではなく、ウエスタン ユニオンを使って海外に送金する方法です。

日本から送金をすると、追跡番号をもらえます。これを受取人に伝えるだけ。番号を聞いたら、身分証明書(パスポート等)をもって、提携店に行ってください。ドイツでは郵便局も提携店です。

窓口で追跡番号を言うと、

「どの程度の送金ですか。」

と聞かれるので、ユーロでおおよその額面を伝えてください。

あとは身分証明書を出せば、お金を渡してもらえます。

詳細はホームページでご確認ください。

参照 : westernunion.com

利点

ウエスタン ユニオンを使用する利点は以下の通りです。

  • 早い。送金すると基本、翌日には引きだしできます。
  • 簡単な送金方法ですが、安全です。
  • 口座ながなくても、コンビニから送金できちゃう!
  • 口座がなくても現金の受け取り可能。

欠点

ウエスタン ユニオンの欠点は以下の通りです。

  • 送金費用が高め

ドイツの銀行事情 – 組合銀行、それとも私銀行?

銀行の看板

ドイツの銀行、どこで口座を開けばいいですか?

というお問い合わせが多いです。

ここでも何を優先順位にするかに拠ります。

ドイツには州政府の銀行(Landesbank)、組合銀行で市が経営に参加してるシュパールカッセ(Sparkasse)等、それに私銀行があります。

私銀行で有名なのはドイツ銀行(Deutsche Bank)やコメルツ銀行(Commerzbank)です。その他にもフランス系列の銀行(Targobank)、スペイン系列の銀行(Santander)など、とにかく数が多いです。

個人で口座を開設する場合は、組合銀行か私銀行で口座を取得することになります。日本と大きく異なるのは、ドイツの銀行で口座を開くと、口座維持手数料がかかることです。

その一方で、日本では200~300円+もかかるオンラインでの送金(振替)が、オンラインで送金すれば無料なので、使い勝手はいいです。

中にはオンライン送金が有償の銀行もあるので、口座を開設する前にサービスを比較しておきましょう。

手数料が一番安い銀行は?

ドイツ留学生活を始めると、遅かれ、早かれ、ドイツで銀行口座を開設する必要があります。

毎月家賃を払う必要がある上、日本からの仕送りを考えると、やはり銀行の口座をドイツで開いておけば、何かと便利です。

又、ネットでのお買い物には、銀行口座は欠かせません。ドイツの生活に慣れてきたら、銀行に行って口座を開設しましょう。

「どこで口座を作るのが一番よいでしょうか。」

と、ドイツ留学を控えた方からお尋ねいただきます。これは各自の優先順位に拠ります。手数料が一番安い銀行は、ネット銀行です。口座を開設すると、お金までもらえます。

しかし支店がないので使い勝手が悪いです。そこで支店の多い銀行にするならSparkasseです。しかし支店が多いと経費がかかるので、口座維持手数料がかかり、安くはありません。

支店はあるが、それでも安い銀行ならドイツの郵便局、ポストバンクです。しかし郵便局はいつ行っても長蛇の列。

ちょっと相談するのに、30分も待つのは当たり前。使い勝手が悪いです。

使い勝手がいい(列が短い)銀行ならドイツ銀行、コメルツ銀行、タルゴ銀行です。

銀行口座開設に必要な書類

Targobank 看板

銀行口座開設に必要な書類は以下の通りです。

学生の場合は学生証も必要になります。学生証を提示できれば、口座維持料が無料になる為です。

日本の学生証でも大丈夫ですか?

おそらく駄目です。

国際学生証ではどうでしょうか?

おそらく OK です。

マイナンバー

ドイツでもマイナンバー制度が導入されています。

税務署がお金の流れを監視できるように、銀行に税金番号を伝えることが義務化されています。これは口座を開設後に銀行に伝える形でもOKです(多分)。

マイナンバーの申請方法がわからない方は、当社の生活サポートをご利用ください。

参照 : 生活サポート

必要なドイツ語

ここで幾つか、銀行口座開設に必要な(正しい)ドイツ語を紹介しておきます。

銀行口座を開設するというドイツ語は、”ein Konto eröffnen”です。

日本語の「口座を作る」を直訳、”ein Konto machen”でも通じますが、ドイツでは口座は開くもので、作るものではありません。

「口座を開設したい。」

と言うと、

「パスポートを見せてください。」

と言われます。ドイツの郵便局では、滞在ビザの有効期限が1年以上ないと口座の開設を拒否されます。その他の銀行では、行員次第です。

滞在ビザの問題がクリアすると、

「どの口座を開設しますか。」

と聞かれることもあります。その場合は、”Girokonto”(ジローコントー)と言ってください。これはお給料や仕送りを受け取るための口座です。

このため別名、”Gehaltskonto”(給料口座)とも呼ばれます。利子はほとんど付きません。利子が付く口座は、”Tagesgeldkonto”(ターゲス ゲルド コントー)、”Sparkonto”(シュパール コントー)など。

当社のハウスバンクであるタルゴ銀行 / Targobank では、ジローコントーを開くと、全部付いてきます。(要 オンライン バンキング利用申請)

銀行口座を使う – ドイツにお金をもっていく

銀行口座の使い方も、日本と異なるので、紹介しておきます。

ドイツ人が大好きな支払い手段は現金です。国民性からか、カードや携帯での支払いを信用してないドイツ人が多いです。その次にくるのが、”Lastschrift”(口座引き落とし)という支払い方法です。

日本ではアマゾンの支払いは

  • クレジットカード
  • コンビニ払い
  • 代金引換

ですが、ドイツでは

  • クレジットカード
  • 口座引き落とし

の二種類しかありません。それほどドイツで広まっているのが、口座引き落としです。

ドイツにお金をもっていく クレジットカード

口座引き落とし / Lastschrift

口座引き落とし / Lastschrift は、品物やサービスを購入する店舗等に、代金を口座引き落としする “Vollmacht”(権利)を与えることから始まります。

例えば電気代、インターネット、電話代金は、この口座引き落としで支払う形が通常です。

日本にはない支払い方法なので、

「口座引き落とし」

と聞くと、

「危ない。」

と錯覚される方がと~っても多いです。でも実際には送金よりも全然、安全な支払い方法です。

最も安全な支払い方法

口座引き落とし / Lastschrift は最も安全な支払い方法です。

オンライン バンキングでパソコンをハッキングされてお金を失った場合、あなたには落ち度がない事を証明しないと、お金が戻ってきません。

でも口座引き落として不備があると、責任を取るのは銀行です。

「勝手にお金が引き落とされたらどうしよう?」

と心配されている方、お金を取り戻すのはわずか2クリックです。まずはオンラインで自分の口座にアクセス、認証してない引き落としをクリックします。

すると、”zurückgeben”(お金を取り戻す)というメニューがあるので、これをクリックするだけ。「あっ」という間に、口座引き落としで引かれたお金を取り戻せます。

ネットバンキングをしていない人は、銀行に出かけて窓口で口座引き落としを依頼します。

銀行は90日以内であればお金を取り戻す権利を有しているので、勝手に引き下ろしされたお金があれば、

「これは見に覚えない。」

と言えば、100%戻ってきます。

日本にはない方法なので不安に思われる方が多いですが、心配は不要です。

送金 & オンライン バンキング

口座引き落としの次によく利用される方法が、銀行口座からの送金です。

EUの統合により、EU内での送金(振り替え)は国内送金と同様の扱いとなります。

「どういう意味ですか。」

銀行送金は無料です!日本だと国内送金でも200~300円かかるのに!

ドイツでは送金はコンピューターで自動で行なわれます。手間隙がかからないので、無料です。ところが欠点もあります。例えば口座番号を間違えて記入してしまった場合。

コンピューターは口座保有者の名前が受取人と同一か、確認しません。名前が違っていても送金(募金)できてしまいます。

間違って送金(振り替え)してしまうと、お金を取り戻すのが大変です。送金先の口座にお金が残っていればいいですが、引き出された後では、できないこともあります。

ですから口座引き落としの方が安全です。

ドイツにお金をもっていく ドイツ銀行支店

送金にかかる時間

送金にかかる時間も、日本とドイツでは異なります。

日本で口座振り替えをすると、なんと即日、それもわずか数時間で入金されます。振り替えにお金とるだけのことはあります。

ドイツでは日本のような「即効送金」も導入されてはいますが、有料です。

無料で送金すると、

「相手の口座に入金されるまで、週末、祭日を除き、48時間までかかってよい。」

と法律で定められています。これは国内、国外送金も同じです。

IBAN / 国際銀行口座認証番号

欧州内での銀行事業の均一化により、”IBAN”と”BIC”(国際銀行口座認証番号)が導入されました。送金にはこの番号が必要になります。

前者は”DE00 7204 0046 0123 4567 89″のように”DE”から始まる22桁の長い数字の列です。後者は少し短くて、”COBADCCXXX”という形です。

日本を含むアジアにはIBANが存在していません。BICのみ存在しています。以前は”Swift”とも呼ばれていたので、古い銀行の書類をお持ちでしたら、SWIFTと書かれている場合もありますが、同じものです。

日本からドイツに送金する際は、 IBAN に加えて送金する先の銀行の支店名、銀行の住所まで求められます。

IBAN を記入すれば送金先の支店名、住所が自動的に表示されるのに、これを記入しないと海外送金を受理してくれません。ドイツではIBANと、口座持ち主の名前だけで送金できます。

問題があるのはドイツから、日本の口座に送金する場合です。日本の銀行はBICだけ。さらに日本の郵便局にはBICもありません。

ドイツ銀行に日本の郵便局までの送金を頼みましたが、送金不可能でした。送金不能なのに、手数料だけ取られてしまいました。

口座維持手数料

ドイツで銀行口座を開設すると、口座維持手数料が発生します。

例外はオンライン銀行と学生の場合。ドイツで大学に通っている場合は、学生証を提示してください。無償になります。

ドイツの郵便局、ポストバンクや私銀行のコメルツ銀行は、

「口座維持料が無料!」

とありますが、毎月、1200ユーロ以上の仕送りかお給料が入ってくる場合に限ります。仮にお給料が毎月入ってきても、小額の手数料が引かれるので、本当の無料ではありません。

ドイツの銀行では、毎月、口座明細が郵送されてきます。日本のように通帳を持って銀行に行き、記載する形ではありません。

この郵送サービスをつけると、手数料が発生します。そこで毎月の口座使用明細はホームページにアクセス、ここからダウンロードする形にしましょう。これなら支店まで行く必要がなく、手数料も節約できます。

その他の支払い方法

ドイツにはコンビにはないので、コンビニからの支払い方法は存在してません。

その代わりにその他の支払い方法が充実しており、クレジットカードがなくても、生活には困りません。

Paypal

ペイパル、それともペイポール?

国により読み方が異なりますが、世界中で利用されている支払い方法がPaypalです。Ebay の支払い方法として有名になり、ドイツではアマゾンを除く大手の小売業は、Paypal での支払いを提供しています。

この支払い方法の欠点は、手数料と為替レートの悪さ。国内での手数料は小売店が負担してくれることが多いですが、海外への支払いではあまりに手数料が高いので、4%程度の手数料がかかります。

さらには為替レートが悪いです。ユーロと円で見てみれば、銀行の現金レート+10円がペイパルの為替レートです。

Sofortüberweisung, Giropay & co.

ペイパルにオンライン支払い市場を奪われてから、ドイツの銀行業界が巻き返しを狙って導入したのが、”Sofortüberweisung”、”Giropay”という送金(振り替え)プログラムです。

名前は違いますが、仕組みは同じ。オンラインでのお支払い画面でこの支払い方法を選択すると、口座を持っている銀行の認証番号が要求されます。

これを入れると送金が認証されて、品物、サービスの購入が成立するので、注文した品が早く届きます。

ドイツ鉄道のチケットなども、その場で購入が終了、チケットを印刷できます。あるいは携帯へチケットを送ってもらえます。

通常は、口座を開設するとこれらの機能が使えるようになります。このシステムは Paypal よりも手数料が安いのが特徴です。