ドイツ政府は ドイツ コロナウイルス 感染状況 & 入国制限 をネットで紹介しています。
でも、ドイツ語オンリーです。
その情報を知りたければ、RKIやドイツの厚生省、内務省のホームページなどで事実関係を把握する必要があります。
これをせず日本語で、
「ドイツ コロナ」
と検索されると、ヒットするのは事実とはほど遠い内容ばかり。
大手のメデイアでもかなり怪しいし、ブログに限ってはほぼ出鱈目。
この嘆かわしい状況を救うため、ドイツの達人が本当のドイツ コロナウイルス 感染状況 & 入国制限等について解説いたします。
目次
コロナ規制完全撤廃
2023年4月7日をもって、ドイツ全土でコロナ規制が完全撤廃されました。
診療所、介護施設、病院でもマスクは不要です。
もし、
「いやいやマスクは欠かせないよ。」
という貴兄は、
“Hausrecht”(自宅治外法権)
を実行して、
「我が家に入る者はマスクをするべし!」
とすることは可能。
が、公共の場所でマスクの装着を求めるのは、個人の権利の侵害です。
Huraaaa!
ロバートコッホ研究所も日々のアップデートを辞めたので、過去2年毎日続けてきた、
ドイツ入国制限 撤廃
ドイツではコロナウイルス対策が2023年4月7日で終了しました。
これにより入国制限も完全撤廃。
コロナ前のように、パスポートさえ持っていれば入国できます!
日本国籍者はね!
ドイツ コロナウイルス 新規感染状況
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 週平均 |
2 月13日 / 0* | 2 月14日 / 21.632 | 2 月15日 / 20.502 | 2 月16日 / 20.911 | 2 月17日 / 16.393 | 2 月18日 / 15.861 | 2 月19日 / 0* | 13.614 |
2 月20日 / 0* | 2 月21日 / 15.500 | 2 月22日 / 25.768 | 2 月23日 / 25.038 | 2 月24日 / 21.177 | 2 月25日 / 20.974 | 2 月26日 / 0* | 15.494 |
2 月27日 / 0* | 2 月28日 / 32.970 | 3 月01日 / 24.875 | 3 月02日 / 21.046 | 3 月03日 / 12.617 | 3 月04日 / 8.279 | 3 月05日 / 0* | 14.255 |
3 月06日 / 1* | 3 月07日 / 10.812 | 3 月08日 / 9.947 | 3 月09日 / 5.300 | 3 月10日 / 7.829 | 3 月11日 / 6.943 | 3 月12日 / 0* | 5.833 |
3月13日 / 0* | 3 月14日 / 10.750 | 3 月15日 / 9.437 | 3 月16日 / 7.627 | 3 月17日 / 7.680 | 3 月18日 / 5.540 | 3 月19日 / 0* | 5.862 |
3 月20日 / 0* | 3 月21日 / 9.744 | 3 月22日 / 7.082 | 3 月23日 / 7.118 | 3 月24日 / 5.635 | 3 月25日 / 4.325 | 3 月26日 / 0* | 4.843 |
3 月27日 / 0* | 3 月28日 / 7.357 | 3 月29日 / 5.174 | 3 月30日 / 2.545 | 3 月31日 / 3.679 | 4 月01日 / 2.984 | 4 月02日 / 0* | 3.106 |
4 月03日 / 0* | 4 月04日 / 4.985 | 4 月05日 / 3.732 | 4 月06日 / 3.136 | 4 月07日 / 2.412 | 4 月08日 / 0* | 4 月09日 / 0* | 1.999 |
4 月10日 / 0* | 4 月11日 / 3.663 | 4 月12日 / 5.419 | 4 月13日 / 3.346 | 4 月14日 / 2.700 | 4 月15日 / 0* | 4 月16日 / 0* | 2.161 |
4 月17日 / 0* | 4 月18日 / 3.140 | 4 月19日 / 2.721 | 4 月20日 / 2.237 | 4 月21日 / 1.882 | 4 月22日 / 1.626 | 4 月23日 / 0* | 1.658 |
4 月24日 / 0* | 4 月25日 / 2.467 | 4 月26日 / 2.422 | 4 月27日 / 1.885 | 4 月28日 / 1.668 | 4 月29日 / 1.233 | 4 月30日 / 0* | 1.382 |
*休日、あるいは保健所がお休みの為、数が少なくなっています。
長距離 & 近距離公共交通機関 マスク装着義務廃止!
近距離公共交通機関内でのマスク装着義務を廃止したザクセンアンハルト州とバイエルン州を、
「コロナをなめたらあかんで!」
と批判していた厚生大臣。
が、クリスマス以降、コロナ新規感染者数の減少に歯止めがかからない!
各州が相次いで真似をすると厚生大臣は、
「ヤバイ!」
と方針転換、
と発表。
結果、2月初めからドイツ全土で近距離 &長距離の交通機関でのマスク装着義務は
“Ade”(さようなら!)
です。
まだマスク装着義務を残していたNRW州は、2月1日から。
残りの州でも、2月2日から廃止。
バイエルン州最後のマスク装着義務を廃止!
公共交通機関内でのマスク装着義務が廃止された今、残っているマスク装着義務は
- 医療施設内
- 共同の宿泊施設内
だけです。
感染者数の減少に歯止めがかからない現状を見てバイエルン州は、
「最後のマスク装着義務も1月末をもって廃止する。」
と発表。
バイエルン州に限って言えば、2月1日からマスクは必要なし。
持ってるマスク捨てちゃえ!
コロナ隔離義務廃止!!
減少を続けるコロナ新規感染者数に鑑みて、
- ヘッセン州
- バーデンヴュルテンベルク州
- バイエルン州
- シュレスビヒーホルシュタイン州
- ラインランドーファルツ州
は、コロナ隔離義務の廃止を決定!
コロナに感染しても、仕事、学校に行けます!
行きたくないかもしれませんが、、。
ドイツ コロナウイルス 集団免疫達成!
9月8日から上昇に転じていたコロナ新規感染者数。
コロナの新種・変異体にも関わらず、10月中旬から減少に転じています。
それも1日、数万人規模で。
これから寒さ本番なので、
「まだまだ新規感染者数が増えるだろう。」
と思っていたのに、意外です。
90%を超える国民が感染やワクチン接種でコロナウイルスに対して
“Basisimmunität”(集団免疫)
獲得したためです。
あくまでも基本免疫なので、新種が出れば感染しますが、それでも感染率は高くないです。
BA.5 から派生した変異体
ロバートコッホ研究所が毎週、
「コロナ感染状況のアップデート」
を公表しています。
ここにはドイツ国内でも感染・ワクチン接種・病床利用状況に加、さまざまな変異株が新規感染者数に示す割合もグラフで解説されています。
上の表はその中にある
「BA.5から派生した変異体」
という表です。
少し見難いですが、BA.5から派生してドイツで流行っている変異体が感染者の多い順に表示されています。
4月の1週目に採取された検体からは
- XBB.1.5
- XBB.1.9.1
- XBB.1.9.2
- CH.1.1
- XBB.1.5.7
が、トップ5で検出されています。
XBB.1.5が首位なのは変わらず。
今週変化があったのは先週はまだ4位だったXBB.1.9.2が、3位に躍進した点。
こうしてみると、XBB.1系列がトップ4を独占するのは、遠い先ではなさそうです。
新種変異株 XBB.1.5
感染率のトップを占めているオミクロン株の変異体が、XBB.1.5です。
始めて検知されたのは、2022年10月。
欧州では2023年になってから、拡大。
ドイツでは全体の44%まで上昇。
表からも見て取れる通り、すごい上昇率です。
XBB.1.9.1 & XBB.1.9.2
主流のコロナ感染源のXBB.1.5 から派生したのがXBB.1.9、それに XBB1.9.2です。
こちらの感染率が急上昇中。
にもかかわらず、国民が集団免疫を獲得しているので、感染者数は増加に至っていません。
ドイツ コロナウイルス 感染者数の推移
これまではここで、ドイツ政府が公表しているコロナ感染者数を紹介してきました。
が、クリスマス前に政府は公表を辞めました。
「もうコロナは終わった。」
という国内の議論に同調したようです。
そこでニュース専門のテレビ局
“NTV”
が公表している
「1週間平均の感染者数/人口10万人当たり」
という表に変えました。
ドイツで今、感染者数が減少傾向にあるのか、増加傾向にあるのか、わかりやすいと思います。
ドイツ コロナウイルス 自治体別 感染状況
この表は自治体別のコロナ感染者数を表しています。
灰色は感染者数がいない地域です。
その後、感染率が上がると薄黄色⇒オレンジ⇒赤
という色別されています。
一番感染率が低かったのは、バイエルン州、ニュルンベルクに来たにある”Folchheim”。
感染者はゼロです!!
実はその他にも、7つの自治体で感染者ゼロを記録!
その一方で一番感染率が高かったのは、ほぼ中央上部の”Uelzen”。
感染者数は53,8人/週。
コロナ重症患者数 推移
日本では重症者数が1400人程度で、
「医療崩壊が始まっている!」
と大騒ぎ。
しかしドイツでは、日本の3倍近い6000を超える重症者用のベットがあります。
この為ドイツのコロナ感染対策は、新規感染者数ではなく、重症者用のベットの占有率でを決めます。
ご覧の通り、オミクロン株により新規感染者数は増えても、重症者用ベットは全然余裕。
「医療機関が限界に達する懸念」
がないので、コロナ規制が解除されています。
ドイツ コロナウイルス ワクチン接種 進捗状況
ドイツ(欧州)では2020年12月27日から公式に、コロナワクチンの接種が始まりました。
EU(ドイツ)で最初に認可されたのは、ドイツのビオンテック社が会社したワクチンです。
これに加えて【米】モデルナ、アストラゼネカ、J&Jのワクチンが認可されています。
しかしワクチンの注文が遅く、さらには注文した量が少なかった為、ワクチンが足らないという問題がありました。
アストラゼネカは副反応(血栓発生)で使用は60歳以上に限定されています。(*2)
J&Jのワクチンにも同様の懸念があり、接種率の改善には大きな貢献をしていません。
幸い、4月中旬からビオンテック社の増産で、ワクチン接種のスピードが改善されました。(*3)
2021年12月には【米】ノヴァヴァックス社のコロナワクチンが認可され、これで使用認可されたワクチンは5本目。
ブースターワクチン接種
過去最悪の感染者数を出しているドイツでは、
- 2G & 3G行動規制
- ブースターワクチン接種
で第四波を抑え込む計画です。
とりわけブースターワクチン接種では国家総動員して
「年末までに8000万人の接種目標」
を掲げています。
目標達成は無理でしょうが、
「現在、ドイツほどワクチン接種を行っている国はない。」
と厚生労働大臣は誇らしげ。
最新 ワクチン接種者数
ドイツのワクチン接種者数は、ロバートコッホ研究所が発表しています。
しかしながら会社内でのワクチン接種、あるいはかかりつけ医による接種が一部しか、ロバートコッホ研究所に伝えられていないことが判明。
「医師の負担を過度に増やさないように。」
と、厚生労働大臣が報告を厳格化しなかったのがその原因です。
最新の調査では実際の接種者数は下記の
「公式な数字」
より、5%程度多いようです。
4月4日までに一度目のワクチンの接種を済ませた人は 6487万6082人、これは国民の77,9%に相当します。
二度目の接種を済ませた人は 6356万2753人、これは国民の76,4%に相当します。
ブースター接種を済ませた人は5213万9070人、これは国民の62,6%に相当します。
コロナ感染対策 大幅緩和される!
ドイツ政府は感染対策法を改正しました。
法律改正により、コロナ感染対策も3月20日(発効)から大幅緩和されます。
もし感染状況が悪化した地域があれば、
「州知事の判断でコロナホットスポットを指定しなさい(国は何もしません)。」
という決定です。
よりによってコロナ新規感染者数が過去最高を記録している時に、この感染対策の大幅緩和?
政府は、
「何もしないよりはいい。」
というおかしな理屈で法改正を正当化。
ただし!
現状の感染状況に鑑みて、
「4月2日までは州知事の判断で、移行期間を設けることができる。」
との事。
すなわち!
4月3日以降は、2G&3Gなどの ほとんどのコロナ規制がなくなります。
州知事がコロナホットスポットに指定しなければ、、。
コロナホットスポットは、、
バーデン ヴュルテンベルク州(フライブルクやハイデルベルク)、及びラインラントーファルツ州は、早々にコロナホットスポットの指定を拒否。
この為、4月3日以降は、コロナ規制はほぼ緩和。
感染状況が西ドイツで一番ひどいバイエルン州でも、
「マスクするかどうかは公共交通機関を除き、個人の自由」
だそうです。
羨ましい!
結局、ハンブルクとメックレンブルクーフォーアポッマーン州だけ、コロナホットスポット宣言しました。
ドイツ コロナウイルス 高度危険地域 すべて消滅!!
ロバートコッホ研究所(RKI)は、
「オミクロン株が及ぼす健康上の弊害は限定的。」
という理由で、世界中のコロナ高度危険地域に上がっている地域すべて消すと発表。
この新規則は、2022年3月3日の0時から発効します。
勿論、日本もコロナ高度危険地域から消えます。
結果、観光目的での渡航も可能。
渡航前のPCR検査も必要なし!
ワクチン接種を済ましていれば。
コロナ規制 2G & 3G-Regel(n) とは?
今、ドイツに行かれるとすぐ、
“3G-Regel(n)”
と書かれた看板を目にします。
これは
「3G規則」
というもので、
- コロナワクチン接種済証明
- コロナから完治済み証明
- テストで陰性を証明(済み)
の三つのG(過去形)を示します。
主に屋内(店舗)に入る際に、証明の提示を要求され、
パン屋やレストランなどはお客さんに来て欲しいので、主に3G規則です。
公共の施設になるとこれが
「2G規則」
になり、テストの陰性証明では不可。
- コロナワクチン接種済証明
- コロナから完治済み証明
を提示できる方だけが利用可能となります。
新基準 2G+ 追加される
日々悪化する感染状況に鑑みて政府は州知事とコロナ対抗措置について協議、合意に達しました。
感染地域の病床の占有率に応じて、公共交通機関、仕事場、店舗などで3G & 2G規制が導入されます。
又、高度コロナ感染地域に適用される新基準 2G+を追加しました。
2G+ と表記されるとワクチン接種済、あるいはコロナ完治済みに加え、店舗などに入るには
「陰性のコロナテスト」
の提示が必要になります。
ただし!
ブースター(三度目のワクチン接種)を済ませた人は、
「陰性のコロナテスト」
の提示は不要。
ドイツ コロナウイルス 隔離期間短縮
ドイツ政府はオミクロン株の来襲に際して社会機能を維持するため、ドイツ コロナウイルス隔離期間を短縮しました。
一般人の感染者、及び濃厚接触者は、テストで陰性になれば隔離期間は7日間で終了。
医療従事者の濃厚接触者も、同じ扱いです。
テストをしなくても、隔離は10日間で自動終了。
医療従事者の感染者は、48時間症状がなく、さらにPCRテストで陰性にれば、隔離期間は7日間で終了。
子供の濃厚接触者の隔離期間はさらに短く、テストで陰性ならたったの5日間。
さらに!
ブースター接種を済ませた濃厚接触者は、隔離免除!
なのでドイツに到着したら、さっさとブースター接種を済ませて、自由を手に入れましょう!
RKI 日本を再び高度コロナ危険地域に指定
RKI(ロバートコッホ研究所)は、日本を再び高度コロナ危険地域に指定しました。
1月23日、午前0時から発効します。
今後もドイツ入国は可能ですが、事前の登録が必要になります。
手順はこの前、日本が高度コロナ地域に指定された際と同じです。
変異株 オミクロンドイツ上陸
心配されてる方がいるかもしれないので、変異株オミコロンのドイツ上陸について正しい情報を提供しておきます。
11月29日(日本時間で18時)の時点では、確認されたオミクロン感染は3名。
「ドイツ初のオミクロン株感染」
は、南アフリカからの2名の旅行者が11月24日、ミュンヘン空港でPCRテストを受け、オミクロンへの感染が確認されました。
もうひとつはヘッセン州で
「アフリカ旅行から帰ってから、調子が悪い。」
という患者からオミクロン株が検出。
NRW州でも疑わしき例が2例。
南アフリカからの帰還者はすべてPCRテストを受けているので、今後、ますます増えると思われます。
アップデート
12月1日の時点でのアップデートです。
バーデンヴュルテンベルク州で、南アフリカからの帰還者4名がオミクロン株に感染していたことが判明。
NRW州では、1名からオミクロン株が検出。
疑わしき例がさらに6名。
ザクセン州でも1名のオミクロン株への感染が確認。
バイエルン州では新たに15名が
「疑わしき」
として遺伝子分析中。
数時間おきに新しい報道が出るので、アップデートを書いている間にすでに新しい確認例が出ている可能性も有り。
現時点ではいずれのケースでも、南アフリカ等の変異体地域からの帰還者とその濃厚接触者です。
急ブレーキ措置 発動
南アフリカ政府が新たな変異体の存在を明らかにすると、EUは即座に
“Notbremse”(急ブレーキ)
措置を発動、感染が報告された南アフリカの計7か国を
「コロナ変異体地域に」
に指定しました。
結果としてコロナ変異体地域からのフライトは禁止され、さらには経由便などでコロナ変異体地域からドイツ& EUに入国する帰国者には、PCR検査と隔離を義務付けました。
ドイツ コロナウイルス 緊急事態令 終了
ドイツではコロナ禍の蔓延以来、コロナウイルス緊急事態が発令されていました。
旧 & 新政府はこの緊急事態令を、11月25日で終了させることにしました。
これまでコロナ対策として課していたロックダウンや外出制限令などは、この緊急事態宣言があったから発令できました。
その
「伝家の宝刀」
を過去最悪の感染状況の真っただ中で
「延長しないで終了する。」
と決定。
素人にはもう理解できません。
防疫法改定
(まだ連立協議中の)新政権は防疫法を改定して、緊急事態宣言の代わりにしたい考えです。
防疫法の改定法案は国会で決議され、大統領が署名済。
今後のコロナ対策は防疫法に書かれている通りで、
どこまでの措置が必要なのか、その決定は、
「州知事の一存」
に任せられます。
すなわち!
バイエルン州ではクリスマスマーケットは禁止ですが、他の州では(現時点では)営業可。
「またロックダウンになるの?」
と心配されている方もおられると思いますが、緊急事態宣言が失効するとロックダウンを発令する法的根拠もなくなります。
デジタル接種証明
防疫法の改定でコロナワクチン接種証明は
「デジタル接種証明」
で示すことが義務化されます。
早い話がQRコードです。
まだもっていない人は接種証明を薬局に持参すれば、発行してくれます。
日本政府発行の接種証明でもデジタル接種証明を発行してくれるか、誰か挑戦して教えてください。
感染者が増え続ける理由
皆さんの中には、
「どうしてドイツでは感染が収まらないの?」
と不思議に思われる方もいる筈。
過去最悪の感染状況の11月28日(日曜日)、ケルンで行われたサッカーの試合を見れば、その理由は一目瞭然です!
マスク?
大声を出さない?
関係なし!
ドイツ コロナウイルス 第四波到来 その原因は?
ドイツでは今、コロナウイルス第四波が襲来しており、新規感染者数は過去最高を記録しました。
主な原因は3つ
- ワクチン接種拒絶者によるワクチン拡散
- ブースターワクチン接種の遅れ
- ワクチン接種義務導入の見送り
ドイツでは10月に総選挙があったため、人気のない
「コロナワクチン接種義務」
の議論を政治家が拒否。
10月以降、ワクチン接種を拒む人が職場にウイルスを持ち込み、介護施設や教育現場でのクラスターが次々に発生しています。
すでにイギリスでは8月からワクチンのブースター接種を始めたのに、ドイツでは
「ブースター接種は必要なのか。」
と2ヶ月も議論を続けた結果、9月末から開始するも、遅々として進んでません。
この遅れにより介護施設で感染した高齢者が、二回接種しているのに死亡するケースが多発。
その一方で選挙のないイタリアやフランスでは、早々にワクチン接種義務を導入。
お陰で感染者数こそ増えていますが、ドイツよりも全然低い感染者で済んでいます。
ビクトリーデイ
それでも隣国に比べれば、ドイツはまだましな方。
デンマークやオランダなどは、
「コロナウイルスに勝利した!」
と10月にビクトリーデイをお祝い、コロナ規制をすべて撤廃。
結果、オランダはまたロックダウンに突入。
ドイツでは厚生大臣が
「ビクトリーデイのお祝いをドイツでも!」
と主張しましたが、疫病学者から、
「コロナとの戦いはまだ終わってない。」
とボロクソに非難されて撤回。
お陰で最悪の事態の回避につながりました。
またロックダウンするの?
ドイツでコロナ感染状況がとりわけひどいのは、
「ワクチン接種拒絶者」
の多い地域、すなわち東ドイツとバイエルン州です。
その中でも感染率が高いバイエルン州とザクセン州では、コロナ緊急事態が発令されました。
結果、
- 州内全域でG2規則
- 公の場所(駅、学校、車両内)ではFFP2(医療用マスク)の着用義務化
が導入されました。
バーデンヴュルテンベルク州では、
「クリスマスマーケットは閉鎖すべきだ!」
と州知事が主張しています。
しかし(まだ連立協議中の)新政権は、
「新たなロックダウンは考えていない。」
と明言しています。
ワクチンのブースター接種と高度感染地域での2G導入で感染の波を止める方策です。
日本 コロナ高度コロナ危険地域から降格!
ロバートコッホ研究所が日本をコロナ高度危険地域から外しました!
単なる
「コロナ危険地域」
になりました。
これで事前のオンライン申請なくして、ドイツに入国できます!
RKI 日本を高度コロナ危険地域に指定!
ロバートコッホ研究所 / RKI が9月5日から日本を
「高度コロナ危険地域」
に指定しました。
普通、まずは危険地域に指定してから⇒高度危険地域になるものですが、日本は二階級特進です(*5)!
にもかかわらず、今後もドイツ & EUへの入国は可能です。
入国申請義務 / Anmeldepflicht
高度コロナ危険地域からドイツに入国する前に、オンラインで入国申請をすることが必要です。
10日の猶予期間があるので、9月15日以降にドイツに渡航される方が対象です。
入国申請へのリンクを下に貼っておくで、これをご利用ください。
ワクチン接種を済ませた方は、その証明書もアップロードしてください。
申請後、
「申請が完了しました!」
というお知らせが届くので、これを印刷、入国時に提示してください。
ワクチン接種証明 携帯義務
高度コロナ危険地域からドイツに入国する者は
- ワクチン接種証明
- コロナ完治証明
のどちらかを携行する義務があります。
国境警察などに証明書の提示を求められたら、これを提示する義務があります。
10日間隔離義務
高度コロナ危険地域からドイツに入国する者には、10日間の隔離義務が課されます。
ただし!
EU 日本からの入国制限を撤廃!
「EUは日本からの入国制限を撤廃!」
あるいは、
「EU日本からの観光客の受け入れを決定!」
という日本の報道をご覧になられた方も多いと思います。
しかしながらEUの公式ホームページを見てみると、
これまで通りで、入国優遇国リストの何処にも日本が含まれていません。
サイトに日本を加えるだけでいいのに、、。
最後に決めるのはドイツの内務省
入国制限の撤去の可否を決めるのは、EUでも日本のテレビ報道でもなく、ドイツ政府、それもドイツの内務省です。
その内務省のホームページを見てみると、
あら、日本が載ってる!
それも6月6日の0時からだとか。
これにより、観光目的でのドイツ入国も可能です!!
ちなみにドイツ領事館のホームぺージには、
「日本からの入国は制限されてます。」
と、そのまんまでした。(6月6日時点)
このケースでは内務省が
“letzte Worte”(決定権)
を持っているので、内務省の情報を信用してください。
7月1日からの新規則
日本人は観光国的でもドイツに入国できるようになりましたが、条件付きです。
7月1日以降、以下のどちらかを搭乗する前に提示する必要があります。
- 陰性のPCRテスト結果
- コロナワクチン接種証明
PCRテストは72時間以内のもの。抗原テストは48時間以内。
コロナワクチンは、EUで認可されているワクチンに限定されます。
中国製、ロシア製、インド製は不可です。
ドイツ コロナウイルス デルタ株筆頭株に!
4月下旬から減少を続けて続けていた感染者数、
「いずれは来るだろうな。」
と思ってはいましたが、デルタ株の登場で7月頭から増加に転じました。
7月7日には、デルタ株がアルファ株を抜いて筆頭株に。
7月末には実に91%がデルタ株に置き換わりました。
密閉空間のデイスコを含むほとんどの営業施設で営業が再開されたのも、増加に貢献しました。
心配なのはワクチン接種率が60%を超えてから、接種率がほとんど上昇しない点。
ドイツ政府はフランスやイタリアのようなワクチン接種義務の導入を
「あり得ない。」
と頭から否定。
しかしデルタ株の蔓延を抑え込むさらなる措置も取らないまま。
果たして今後もワクチン接種率が増えて感染増加に歯止めがかかるか、それとも?
注意して観察していく必要があります。
デルタ変異体により第四波は来る?
ドイツでは一時170を超えていた全国のコロナ感染率が、4,9にまで落ちてきました。
が、
「これで心配なし。」
というものではなく、インド由来のデルタ変異体が着実に国内で増えつつあります。
6月末の1週間で、全体のコロナ感染に占める割合は、6%から15.1%に上昇。
7月1週目には36.7%まで上昇。
7月の2週目には遂にかん59,4%まで
にもかかわらず感染率が(まだ)下がり続けているのは、ドイツ政府が素早くインド、パキスタンなどに加えて、イギリスからの渡航を禁止したお陰です。
しかし現在感染の主流となっているアルファ変異体(イギリス株)にデルタ変異体が取って代わるのは
「時間の問題]
と、ロバートコッホ研究所の所長が指摘。
厚生大臣は、
「7月中にはデルタが主流株になる。」
と明言。
デルタ株による第四波を防ぐにはワクチンの接種率、それも2回接種率を上げる事。
イギリスでは2度のワクチン接種率が40%を超えているのに、デルタ株が蔓延。
それ以上に接種率を上げることが急務です。
EU 日本を渡航禁止国に追加
日本国内でのコロナウイルス感染者の増加に伴い、1月28日(木曜日)、EUは日本を渡航禁止国に追加しました。(*1)
この変更に伴いドイツ政府は、2月2日(火曜日)から日本からの入国に関して、入国制限を実施します。
そう、入国制限であり、入国禁止ではありません。
「重要な渡航理由」があれば、今後も入国は可能です。
その入国制限の内容は、2020年の12月まで実施されていた入国制限と同様です。
すなわち旅行目的での渡独は不可ですが、大学や語学学校へ通う目的での入国は可能です。
詳細は以下のドイツ入国制限 緩和!!をご覧ください。
変異ウイルス 蔓延国に渡航禁止令を発令
5月21日、ドイツ政府はインドで見つかったダブル変異体による感染が拡大しているとして、
「イギリスを変異体危険地域」
に指定しました。
ドイツ国籍者、あるいは長期滞在者を除き、入国は5月23日から禁止されます。
新ドイツ入国条件 / neue Einreiseverordnung
5月12日、ドイツ政府は新ドイツ入国条件 / neue Einreiseverordnung を発令しました。
全部読みたい方はリンクを張っておきますので、そちらで確認できます。
大事な点は
です。
テストはPCRテストでもいいし、即席テスト(抗原テスト)でも可。
前者の場合は、72時間以内、後者の場合は48時間以内のテスト結果が条件です。
陰性のテスト結果を、空港のチェックインカウンターで提出しないと、(基本的に)搭乗できません。
この新ドイツ入国条件は、2021年6月30日までの期限付きの措置です。
例外
新ドイツ入国条件には例外があり、
- コロナ感染から回復した人
- ワクチン接種を済ませた人
は、コロナテストを提示する必要はありません。
言うまでもなく、ワクチン接種をした証明、あるいはコロナ感染から回復した証明を提示する必要があります。(*4)
コロナ(陰性)テスト結果の提示義務
当初は期間限定で導入された搭乗前の
「コロナ(陰性)テスト結果の提示義務」
ですが、一向に終焉しないコロナ禍に鑑みて期間限定ではなくて、恒常化されました。
将来いつかは必要なくなると思いますが、少なくとも2021年/22年にドイツに渡航される場合は、陰性のテスト結果の提示が必要です。
ドイツ入国制限 緩和なるか?
EU内でもやっとワクチン接種が進み、国民の約3割が一回目の接種を済ませました。
感染状況も落ち着いてきたきたこともあり、観光が大事な収入源の国からの、
「入国制限を緩和すべきだ!」
との要求を無視できなくなりました。
そこでEUはまず、
- 感染蔓延が抑えられている国
- ワクチンを完全に接種した人
の入国を認める方向で調整に入りました。
最終的に入国を認めるかどうかは、加盟国の判断になりますが。
感染蔓延が抑えられてる国
これまでは(日本を除く)7国のみ、
「感染蔓延が抑えられてる国」
でしたが、査定基準が緩和される予定です。
ただ日本は感染拡大中、かつ、緊急事態発令中なので、難しいと思います。
ワクチンを完全に接種した人
ワクチンを完全に接種した人とは、世界保健機構が認可したコロナワクチンを接種した人です。
例えば【独】ビオンテック社のワクチンを2回接種した人であれば、日本が
「コロナ ホットスポット」
に指定されても、14日間の隔離なしで渡航が可能になります。
(変異体が蔓延している国を除きます。)
ドイツ コロナウイルス 第三派到来!
11月に始まったロックダウン。
2月中旬には、感染者数が7000人台まで減少。
「これでロックダウンを解除できる!」
と淡い希望をいだいていましたが、イギリス型変異種の拡大で、感染は(ロックダウン中なのに)増加に転じました。
しかし州政府は感染者の増加傾向にもかかわらず、ロックダウンの一部解除を推進。
第三波の到来を招きました。
メルケル首相は、完全なシャットダウンを要求。
しかし州知事はこれに反対。
政治は、日々増加する感染者数を手をこまねいて傍観しています。
4月末には病床が満床になり、死者数が急激に上昇するとみられています。
この時点で州知事がやっと厳しいシャットダウンに同意するので、5月は完全なシャットダウンになると覚悟しておいたほうがいいです。
3月3日 ロックダウン5度目の延長!
3月3日、ドイツ政府は州知事と協議の後、5度目となるロックダウンの延長を決定しました。
延長の期限は3月28日まで。
しかし同時に3月8日からの一部営業再開も決まりました。
本屋、花屋、博物館、美術館、動物園、ホームセンター、それに運転免許学校は、営業が再開されます。
さらには感染者数が35人/10万人以下の自治体では、小売業、レストランの営業が可能になります。
感染者数が100人/人口10万人以下の自治体では、アポイント制で小売業の営業が可能。
4月にはロックダウン解除される?
5度目のロックダウン延長と聞いて、
「4月にはロックダウンが解除される?」
と希望をいただく方も多いと思います。
が、無理です。というのも、
- 2月末より学校で授業が始まり、学校内でのクラスターが日常的に発生している。
- コロナ変異種はすでにドイツで新規感染者の半分を占め、今後も増え続ける。
- 限定的なロックダウン解除により、変異種による感染がさらに拡大。
という現実があるからです。唯一の希望の光はコロナワクチン接種ですが、3月末までに達成できるワクチン接種者の割合(予想)は、国民の10~11%。
イスラエルで示されたように、接種率が30%まで上昇しないと感染率は下がりません。
5月になれば暖かくなるので、ロックダウン解除のチャンスが生まれるかもしれません。
素人用 コロナ即刻テスト導入
ドイツ政府は増加に転じた新規感染者数にもかかわらず、店舗の(一部)営業再開を許可。
「これではまずます感染者数が増える。」
という懸念に対抗する為、素人用コロナ即席テストの導入を決議しました。決議では
「月5回まで」
のテスト費用は国の負担で可能との事。もっともどうやって費用を国が負担するのか、その細部はまだ決まっていません。
細部が決まる前に、スーパーで素人用コロナ即席テストの販売が開始されると、数時間で売り切れになるという大盛況ぶりです。
果たして素人用コロナ即席テストで感染が抑えられるか、注目したいと思います。
2月10日 コロナ ロックダウン4度目の延長!
ドイツ政府は2月14日までのコロナ ロックダウンについて、州政府と協議しました。
新規感染者数ははっきりと減少しているのに、コロナウイルス変異体に感染する人が増えており、会談前からロックダウン延長は不可避と見られていました。
問題はその期間。
メルケル首相は3月14日までの延長を提案するも、州政府はこれに反対、2月末までの延長を提案。
すったもんだの末、真ん中をとって3月7日までの延長で同意に達しました。
2月17日 語学学校で対面レッスン再開!
新規感染者数が減ってきた為、バイエルン州政府は、語学学校での対面レッスンを即日から許可しました!
現時点ではバイエルン州だけの特例です。
1月19日 コロナ規制 三度目の強化 & 延長決定!
ロックダウン3か月目にして、やっと減少を始めたコロナウイルス新規感染者数。
ところが英国で発見されたコロナ変異体がお隣のフランスで増殖中。
ドイツに入ってくるのも、時間の問題?
その前に感染者を抑え込まないと、イギリスの二の舞になります。
そこでドイツ政府は1月19日、州政府と協議の結果、三度目のコロナ規制の強化 & 延長を決定しました。
主な内容は以下の通り
- ロックダウンは2月14日まで延長
- 公共交通機関、及び店舗内では医療用マスクの装着義務
- ホームオフィスの強化
- 家庭外部の人間との接触は1名まで
- 感染者数が200/10万人を超える街では、行動範囲は半径15Kmまで
- 10名以上の教会でのミサは、保健所の許可が必要
医療用マスク – ドイツ コロナウイルス
医療用マスク、平たく言うと手術用マスク、あるいはFFP2マスクです。
市内のスーパー、あるいは空港の薬局で買えます。
心配な方は、日本で買っていきましょう。
ちなみにドイツで販売されている”FFP2マスク”には品質に大きな差があります。
消費者団体はこちらのマスクを推奨しています。
ホームオフィス強化
労働大臣が感染法に従い法改正。
1月27日から3月15日まで、
「ホームオフィスが可能な職種ではホームオフィスを提供すべし!」
となります。
日本居住者 ドイツ入国制限 全面解除!
1月1日より日本人(日本に居住する人)に課されていたドイツ入国制限が解除されました。
これにより観光目的でも入国が可能になります。
同時にドイツ領事館におけるワーホリビザの受付も再開されました。
ロックダウン ハード 決定!
コロナウイルス新規感染者数、及び死者の数が、ロックダウン(ライト)の導入にも関わらず、上昇に転じました。
初めから厳しい措置を導入したかったメルケル首相の判断が正しかったです。
州知事や中央政府が日曜日に電話会談、12月16日から1月10日までのロックダウン ハードを決定。
- 店舗は食料品店、薬局、銀行を除き閉店
- 学校もお休み
- クリスマス+新年には、別の家族のメンバー(4人まで)会ってよし
- 外出制限
バイエルン州では21時~5時まで、ベルリンでは22時~6時まで、バーデン ヴュルテンベルク州では、21時~5時まで外出制限です。
仕事などの、やむをえない理由がある場合だけ外出可能。ただしクリスマスだけは20時まで外出可能。
ドイツ コロナウイルス 規制延期 & 強化
ロックダウン ハード導入でコロナウイルス新規感染者数が下がりましたが、それでも日々、1万人を超えています。
中央政府は自治体と協議の結果、規制延期 & 強化を決定しました。その内容は、
- ロックダウンは1月末まで延期
- 会っていいのは家族外のメンバー1名まで
- ホットスポットでの行動範囲は半径15kmまで
政府は1月25日に新たに協議して、今後の対処を決めるとしています。
ホットスポット
人口10万人あたりの7日平均のコロナウイルス新規感染者数が、200名を超える町
ドイツ入国制限 緩和!!
これまでは大学生や家族しか許されなかったドイツ入国制限が、ついに緩和されました。
ドイツ内務省のホームページの、以下の項目に
以下のように記載されています。
”Für Personen, die in Drittstaaten außerhalb der „Positivliste“ ansässig sind, gilt Folgendes:”
”Möglich sind zudem Einreisen zum Zweck des Schulbesuchs. Dies schließt die Teilnahme an einem vorgelagerten Sprachunterricht ein, wenn bereits zu Beginn des Sprachkurses eine Schulanmeldung nachgewiesen wird. Der geplante Aufenthalt muss mindestens sechs Monate betragen.”
和訳
EUのポジテイブリストに載っていない国の居住者は、以下の規則が適用されます。
(前略)さらには学校訪問を目的とした入国も可能です。
学校訪問とは語学学校での授業参加を含み、最低でも6カ月間、学校に通う事を証明できることが条件です。
尚、ここでいう語学学校の授業は、オンラインコースではなく、対面コースであることが条件です。
PCRテストは必要?
内務省のホームページには、
「コロナ高度危険地域から入国する者は、入国前にデジタル入国申請を行い、到着後10日間隔離、そして陰性のPCRテストを提出するべし」
と書かれています。
が、日本はコロナ高度危険地域に指定されていないので、これらの措置は(現状では)不要です。
シャットダウン ライト導入決定!
10日前に決定したコロナ感染対策ですが、コロナウイルス新規感染者の増加に歯止めがかかりません。
それどころか1日の新規感染者数の増加は加速して、1週間前と比べて倍になりました。
専門家は、
「1日の新規感染者が2万人に達するのは時間の問題。」
との見解で一致しています。この状況を見てメルケル首相は10月30日(金曜日)に予定されていた対策会議を、10月28日(水曜日)に前倒し。
このコロナ対策会議にて、春に続き二回目のシャットダウンが決定されました。
春先のロックダウンの教訓を踏まえ、学校は閉鎖しないで、人が集まる場所を閉鎖、人の移動を制限するのが対策の主眼です。
メデイア各社はこの措置をシャットダウン ライト、政府関係者は経済からの反発を危惧して”Wellenbrecher” / 消波提と呼んでいます。
このコロナ感染対策は11月2日(月曜日)から発効して、11月30日まで続行。
以下、閉鎖(営業禁止)される施設です。
- レストラン、バー等、飲食を提供する店
- スポーツ施設、及びコンサート会場
- 観光目的でのホテル等での宿泊
シャットダウン ライト中でも営業可能な施設等
- ゴルフ場、テニス場等
- スーパー、パン屋、及びホームセンター等
- お持ち帰りの食事の提供
ドイツ コロナウイルス 感染対策強化
10月15日、ドイツ中央政府/ Bund は、16の州の州知事と大都市の市長と協議の結果、コロナ感染対策の強化で合意に達しました。
理由は増加が止まらないコロナウイルスの新規感染者。1日あたり7000人を超え、この数字は新型コロナウイルス蔓延が始まって、1日の最高の感染者数です。
感染者増加の原因は、教会でのミサ、私的な大規模な集まり、それに日本でも有名になった夜の街関連による感染です。
もっともドイツにはキャバクラはないので、若者が酒飲んで大騒ぎするのが原因です。又、結婚式や子供のお誕生日会などで、大規模なクラスターが発生しています。
感染対策強化の内容は以下の通り
新規感染者数が35人(人口10万人あたり)以上
- 公共の場所ではマスク装着が義務化
- 催し物(結婚式、お誕生日会等)、パーテイーの参加者は25名まで
新規感染者数が50人(人口10万人あたり)以上
- 公共の場所に加えて、路上や建物内でもマスク装着が義務
- 催し物(結婚式、お誕生日会等)、パーテイーの参加者は10名まで
- レストラン、酒を提供する店は23時で閉店
- コロナ感染ホットスポットからの旅行者の宿泊禁止(あるいは PCRテストの陰性結果を提示)
感染学の専門家は、
「対策が緩い。」
「対策が遅い。」
と、大いに不満です。メルケル首相自身も不満でしたが、NRW州、BW州などの反対を受け、厳しい措置の導入が妨げられました。
コロナ感染対策の成果が出ない場合は、2週間後、さらに厳しい措置が導入されることになります。
旅行者の宿泊禁止
旅行者の禁止令に反対したBW州、禁止令の撤回を求めて行政裁判所に提訴、勝訴しました。
このためこの州では、自由に宿泊できます。
ドイツ入国制限 【9月8日 アップデート】
ドイツ外務省が、
何故、日本からの入国を認めないのか、その理由をはっきりと書いたので紹介します。
Der Bundesrepublik Deutschland ist es ein besonders wichtiges Anliegen, dass auch Personen ohne dauerhaften Aufenthaltstitel in Japan in besonders wichtigen Fällen die Möglichkeit erhalten, im Rahmen kontrollierter Reisemöglichkeiten nach Japan einzureisen (z.B. Geschäftsreisen). In Deutschland bleibt die Einreisebeschränkung für Reisende aus Japan daher vorerst bestehen, bis auch Erleichterungen für Reisende aus Deutschland nach Japan vereinbart werden konnten.
和訳;
ドイツ政府にとって、(日本の)長期の滞在許可証を持っていない人でも、旅行制限下においても日本に(例えば商用で)入国できることが、とりわけ重要です。
日本政府との間でこのドイツからの入国制限解除が合意されるまで、日本からの旅行制限は続きます。
言い換えれば、日本政府がせめてドイツからのビジネスでの入国を認めれば、ドイツも入国制限を解除するということです。
ドイツ政府 日本からの入国を禁止す!
速報です。
ドイツ政府、EU の決定を受け入れず、
「ドイツ人の入国を受け入れている、11か国からの渡航を許可する。」
としました。
渡航制限の例外のリストから外れたのは、日本、中国、韓国です。 😯
そう、ドイツ政府は日本からの(観光目的での)入国を今後も禁止します。
理由は日本、中国、韓国政府が、ドイツ人の入国を認めない事。
これにより今後もドイツに入国できるのは、ドイツ留学者だけに限られます。
ドイツ留学者とは?
ドイツ領事館の日本語のホームページに、
「ドイツ留学者は例外とする」
とあります。
下で紹介している通り EU の規定には(ドイツ語で)、
「高度な教育機関に入学を許され、学位取得を目的とする就学 / Vollzeitstudienprogramm の為の渡独、及びその準備コースの訪問は例外とする。」
とあります。
領事館の日本人スタッフがこれを
「ドイツ留学者」
と誤って翻訳しています。
大学からの入学許可証を伴わない「ドイツ留学」では、ドイツ入国はできません。
「いや、ドイツ領事館にそう書いているんだから入国できるだろう!」
と入国を試しても拒否されます。
入国の可否の最終判断をするのは空港の国境警察で、ドイツ領事館ではありません。惑わされませんように。
EU 入国制限から削除される国 のリスト作成【7月1日発効】
EU 委員会は6月30日まで続く第三国からの EU 入国制限に関して、7月1より入国が可能にできる国のリストを作成。
入国を可能にする条件のひとつは、
- コロナウイルス新規感染者の数が、人口10万人あたり16人以下
です。
このリストには全部で18か国(一部の報道では54か国)が含まれており、韓国、ニュージーランドやオーストラリアがこのリストに載っているとの事。
EU 委員会はこのリストを加盟国に送り、賛成するかどうか、6月27日、18時までの回答を求めています。
結果発表は、6月29日(月曜日)の予定です。
「日本もリストに含まれている。」
という報道がありますが、確定ではありません。
7月1日より EU に制限なしで入国が可能に!
EU 委員会は7月1日よりコロナ入国制限で EU に入国できる例外国のリストで同意に達しました!
短く言えば、日本は例外リストに載りました! 😀
日本政府が外国人に課している、2週間の隔離も PCR 検査も必要なく、公共交通機関で自由に移動できます!
長い解説。
当初は18か国がリストに載っている
という報道もありましたが、 EU で同意したのは合計14か国。その国は、
アルジェリア、オーストラリア、カナダ、グルジア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ。
中国に対しては、
「EU 市民の入国を可能にすれば、EU 入国を可能にする。」
と、要請しています。
日本政府はEU 市民の入国を禁止しているのに、何故、日本をリストに載せたのでしょう。
日本のイメージが、中国のようにマイナスイメージになっていなかったのが、幸いしました。
何よりもギリシャ、スペイン、イタリア、オーストリアなど、観光収入が大きな国家収入になっている国が、
「日本からの観光客が欠かせない!」
と主張したお陰です。皆さん、感謝しましょう。
この入国可能な15か国のリストは、2週間置きに変更されます。
日本の感染者拡大、外国人の受け入れ枠組みの拡大の如何で、また制限される可能もあります!
ドイツ留学者 7月1日よりドイツ入国制限 が解除に!
3月のコロナウイルス蔓延によるEU入国禁止令により3か月半、ドイツ & EU に入国できない状況が続きました。
この事態も6月30日まで。
7月1日からドイツ留学者のドイツ入国が可能になります!
ドイツ領事館もホームページにも以下のように記述されています。
上記に加え、EU加盟国への原則的な入域制限の適用除外対象が、7月1日以降は以下のとおり拡大されます。
– EU加盟国国民、シェンゲン協定加盟国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)国民、イギリス国民及びEU加盟国内の長期滞在資格を有する第三国国民とその家族は、居住地に戻るか否かに関わらず入域できるようになります。
– いわゆる「essential functions or needs」を有する第三国国民の範囲は以下のとおり拡大されます。
・留学目的で渡航する第三国国民
・専門資格・技能を有する第三国国民で、ドイツにおける就業が経済的観点から必要であり、業務の延期または外国からの遂行が不可能な場合
要するにドイツ留学者は、「essential functions or needs」を有する第三国国民と認定され、7月1日から渡航禁止から除外されるという意味です。
これは国境警察との話とも一致するので、留学目的の渡独は7月1日より可能になるようです。
おまけに隔離措置も必要なし!
観光目的の入国はまだ先になりますが、日本政府がドイツ人留学生の入国を認めていないのに、ドイツ政府は日本人留学生もの入国を認めるというこの寛大さ!
ドイツ留学者 例外措置詳細
EU(委員会)のホームページにて、入国制限中のドイツ留学者の例外措置について、詳しい記述があったので紹介したいと思います。
Drittstaatsangehörige, die an einer höheren Bildungseinrichtung angenommen und in das Hoheitsgebiet eines Mitgliedstaats zugelassen wurden, um als Haupttätigkeit ein Vollzeitstudienprogramm zu absolvieren, das zu einem von diesem Mitgliedstaat anerkannten höheren Abschluss wie einem Diplom, Zertifikat oder Doktorgrad von höheren Bildungseinrichtungen führt, einschließlich Vorbereitungskursen für diese Studien gemäß dem nationalen Recht des betreffenden Mitgliedstaats oder eines Pflichtpraktikums.“
第三国の国籍者で高度な教育機関に入学をする者は、コロナウイルス入国制限入国制限から除外されるとあります。
通常なら大学に通う者を指しますが、大事なのは末尾の部分。
「その準備のためのコースもこれに含まれる。」
とあります。ここで問題が、語学学校も大学入学準備に相当するのか?
これに関する明確な指針はなく、決定は入国される空港の国境警察の判断に一任されています。
注釈 – ドイツ コロナウイルス
*1
EU加盟国がその国境を閉じるか、開けるか、決めるのは加盟国自身です。EUが出す渡航禁止勧告は拘束義務のない「お勧め」です。
*2
アストラゼネカ コロナワクチンは、接種されないまま保管されていました。ここで政府が、「アストラゼネカ ワクチンの優先順位を廃止。誰でも(接種したければ)接種できる。」としました。
すると「夏にならないと順番が回ってこない。)と不満だった若者がアストラゼナカワクチン に殺到、大人気のワクチンに変身!
*3
政府が「ワクチン接種センター」での接種に拘らず、診療所での接種を認めたのが接種スピードの改善につながりました。
診療所でワクチン接種を可能にすると、優先順位が守られない事を心配していたが為です。
日本でも町長、市長が、「医療従事者」として優先接種を受けています。これを防止したかったんです。
*4
日本語は不可。英語、あるいはドイツ語であることが必要です。
*5 日本での感染者数が減るまでの辛抱です。G