ドイツの基本情報 – 今更聞けないドイツの人口や宗教

ドイツの基本情報 は、中学や高校の時からドイツに興味があれば、自然に覚えていくものです。でも大学になってから、あるいは就職してからドイツに興味を持つと、ドイツの人口や宗教などは未知との遭遇。首都は確かベルリンだった気がするが、人口などは五里霧中。

ドイツの街角「ドイツに留学しようと思うんだ。」
と友人に明かし、
「ドイツの人口ってどのくらいなの?」
「ドイツ人でカトリックなん?」
って聞かれたらさあ大変。

「ドイツに留学する。」
と大風呂敷を広げた手前、今更ドイツの人口や宗教を聞けません。

そこでここではドイツの基本データを紹介します。

「そんなことは知ってるよ!」
と言われるアナタ、ではドイツと日本、国土はどっちが大きいでしょう。ご存知ですか?答えはこのページの末尾をご覧ください。

ドイツ連邦共和国 / BRD

ドイツ連邦共和国(ドイツれんぽうきょうわこく、 英語 : Germany ドイツ語 : Bundesrepublik Deutschland /BRD)

公用語 : ドイツ語
首都 : ベルリン
最大の都市 : ベルリン 人口360万人
大統領 : フランク=ヴァルター・シュタインマイアー
首相 : アンゲラ・メルケル
面積 : 357,121km2(63位)
州      :  16
人口 : 8279万人(2019年)
通貨 : ユーロ (€) (EUR)
時間帯 : UTC +1(サマータイム:+2)
国際電話番号 : +49
民族 : ゲルマン系を主体とするドイツ民族(在留外国人数約911万人)(2015年末,連邦統計庁)
宗教 : カトリック(29.9%),プロテスタント(28.9%),イスラム教(2.6%),ユダヤ教(0.1%)(独連邦統計庁
国旗 : 1949年,基本法にて定められた黒赤金三色旗
国歌 : 戦前から引き継いだもの(ハイドン弦楽四重奏「皇帝」を使用),但し歌詞は三番のみを使用
在留邦人数 : 42,205人(2016年10月 海外在留邦人統計)

どうして共和国?

「ドイツ連邦共和国」と言われても、日本と何が違うのか?そもそも、共和国ってどういう意味?

ドイツは19世紀末まで大小の王国に分割統治されていました。神聖ローマ帝国と言えど、所詮は小さな王国の共同体。そのドイツを裏から支配していたのが、オーストリアのハープスブルク家。

そのオーストリアを破ってドイツの覇権を手中にしたのが、プロイセン王国です。プロイセンはドイツ史上で初めて全ドイツ王国を率いて、フランスと戦い、これに勝利してドイツ第二帝国を樹立。その際、これまでの王国は州としてドイツ第二帝国に参加しました。

その際、王国の主権を残したままドイツ帝国に加わりました。お陰でドイツには16の州(かっての王国)があり、それぞれの州が独自の法律を持っています。

参照元 : Wikipedia

ドイツの基本情報 – 気候

クリスマス照明と女性ドイツは緯度で見れば北海道よりも北にあるのに、冬は意外に温暖で住みやすいです。日本ではまだ寒い3月、南から高気圧が張り出してくると気温が20度を超えます。この高気圧が夏に張り出すと40度を超えることもありますが、張り出してこないと冷夏になり、最高気温が20度程度で肌寒いです。

日本のように「夏は暑い」というものではなく、常に高気圧の状態に左右されます。そして冬になると北極から寒波が南下、東ドイツと南ドイツではマイナス20度を割る日もあります。まだ20年前は雪が積もりましたが、温暖化の影響で、最近では雪が積もることは滅多にありません。

年間気温

ドイツの基本情報 | 年間気温グラフ

平均最高温度(°C)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間平均
2.1 3.5 7.4 11.7 16.8 20 21.8 21.7 18.3 13.2 7 3.4 12.2

平均最低温度(°C)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間平均
-2.8 .2.4 0.2 3 7.2 10.5 12.3 12.2 9.6 5.9 1.7 -1.3 4.7

年間降雨量

ドイツの基本情報 | 年間降水量

月間平均総降水量(mm)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
54.1 44.6 52.1 57.4 69.2 81.3 75.2 74.3 59.8 53 63.2 61.4

年間日照時間

ドイツの基本情報 | 日照時間グラフ

平均日照時間(時間)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間平均
1.6 2.7 3.8 5.3 6.8 7.1 7.1 6.7 5.2 3.7 2 1.4 4.5

 

ドイツの基本情報 – 慣習

ドイツ人が一番大切にするのは、秩序、ルール、”Ordnung”です。ちゃんとルールが守られているか、これを監視、違反すると罰金を出す秩序取り締まり局 / Ordnungsamt があります。制服を着ているので日本人は警察と誤解することが多いですが、(ただの)役人です。

参照 : ベルリンの Ordnungsamt

取り締まり局は、民法(騒音、違法なごみ捨て)や交通法の違反行為(駐車違反、道路、照明の故障)などを取り締まるのがその役目です。

ドイツ喫煙事情

日本は喫煙大国と呼ばれ、喫煙家にとてもやさしい環境が揃っています。ドイツでは屋内ではすべて禁煙です。屋外であっても人が集まる、駅のホーム、サッカー場、それに子供が遊ぶ場所では禁煙です。「自宅ならいいでしょ!」と自宅のバルコニーで吸っていたドイツ人、「煙がうちにまでくる。」と、隣人から訴えられました。

このケースでは喫煙家も非を認め、「20時~6時」までは吸わない。と約束したので、原告と和解。裁判所は約束を破った場合は罰金、25万ユーロ(3000万円!)という高額の罰金を課しました。

参照 : ruhr24.de

喫煙者を待ち受ける危険はそれだけではありません。吸い殻を路上に捨てると、デユッセルドルフでは10ユーロの罰金で済みますが、マンハイムでは100ユーロ。

秩序取り締まり局 / Ordnungsamt 参照 : arag.de

「見つからないでしょ!」をドイツ人の秩序にかける情熱を見くびらないように!罰金は地方自治体の財源になるので、秩序取り締まり局は数多くのパート職員を雇うと、原付を支給しています。この取り締まり局の役人は、街の中心部は勿論、原付で郊外にまでその活動範囲を広げ、取り締まり中です。

主要な取り締まり対象は違法駐車ですが、役人の目の前でタバコを投げ捨てると、すぐに御用です。

騒音禁止令

日本で驚いたのは、店頭にスピーカー置いて宣伝を流している事。中国ほどひどくないけど、これはアジアだけの現象です。ドイツでは禁止されてます。

なんで?

住民の生活を妨げるからです。

そもそもなんで、騒音を周囲にまき散らして集客につながると思っているのでしょう?

ドイツ(欧州)では、騒音への規制が厳しいので、日本の選挙運動では欠かせない騒音車も禁止。日本の右翼みたいな車が走り始めたら、すぐに110番されます。警察に止められて身元確認、検察に書類送検されます。その後、目玉のくらむ罰金が届き、騒音を出す装置は没収です。

静かにする時間 / Ruhezeiten

これくらい厳しいので、アパートでの騒音も厳しく制限されています。ドイツでは俗に言う”Ruhezeiten”(静かにする時間)が、民法に明記されています。これによると、

  • 平日 22時~7時(あるいは6時)
  • お昼 12時~15時(あるいは14時)
  • 祝祭日は終日

音出しが禁止されています。これが原因で昔は、「ドイツでは日曜日は洗濯も掃除もしてはいけない。」というドイツ伝説がまことしなやかに語られていました。嘘です。夜中の2時に洗面所に置いた洗濯機を回すのは流石に禁止に相当しますが、日曜日の掃除機くらいはOKです。

禁止に相当するのは楽器練習、パーテイー、大音響の音楽鑑賞などです。しかるに夜中に騒いでいると警察に追放され、罰金を課されます。度々、警察のご厄介になると、秩序取り締まり局からさらに高額の罰金命令が届きます。そう命令です。

期日までに罰金を払わない場合は、留置場で借金を払い終えるまでご滞在となります。お隣、ご近所でうるさい人が居たら、迷わず110番してあげましょう。勿論、取り締まり局でも取り締まってくれます。

ドイツと日本、どっちが大きいの?

奇遇にも、ドイツと日本の国土の大きさはほぼ同じ大きさなんです。「いや、全く同じということはないだろう。」と言われると、「日本の方がわずかに広い。」という程度です。

ドイツの基本情報 修達度チェック!

「そんなことは言われなくても知っている!」と嘆く貴兄に、ドイツ人なら子供でも知っている内容をクイズ形式であげてみます。あなたは幾つ、本当にご存知ですか。

  1. ドイツに州は幾つある?
  2. 面積が一番大きな州は?
  3. 面積が一番小さな州は?
  4. ドイツにおける外国人の割合は?
  5. ドイツにおける4大民族とは?
  6. ドイツ連邦共和国はいつ誕生?
  7. ドイツの憲法の名前は?
  8. その憲法の始まりの文句は?
  9. ドイツ連邦共和国最初の首相は?
  10. ドイツで一番寒いのは何処?

ドイツ通と自負するなら、8個はすらりと回答がでてくる筈。「ひとつもわからない。」というのは、大問題。近くのドイツ人に聞くか、本当にドイツに詳しい人に聞いてください。