働きながら大学で学ぶ

働きながら大学で学ぶ

働きながら大学で学ぶ | ドイツ留学専門店|手数料無料でドイツ留学

「ドイツの大学に行きたいけど、お金がない。」と悩んでいる方も少なくないと思います。ドイツ国籍を有していれば “Bafög” という奨学金を申請できますが、外国人にはドイツ人向けの奨学金を申請する権利がありません。例外はドイツの無期限の在住許可を取得している方。日本人のドイツ留学生でこの条件を満たしている方はほとんどいません。

結果、「アルバイトをして生活費と学費を稼ぐ。」と考える方がほとんどですが、ミニジョブで稼げるのは450ユーロまで。これでは家賃を稼ぐのが精一杯で、健康保険や学費には到底及びません。普通なら学業を諦めることになるのですが、そこはドイツ。ドイツには世界に例のない働きながら大学で学ぶシステムがあります。

Duales Studium

そのシステムの名前はデユアーレス シュトゥーデイウム。“Dual”(同時の)が示す通り、仕事をしながら大学で学ぶシステムです。大学ではセオリー(理論)だけ学ぶため、大学を卒業しても現場で実際になる知識、経験が欠けています。そこで大卒者を採用すると企業は、お金と時間をかけて仕事で使える人材を育てあげなくてはなりません。

マーケットがグローバル化した今日、「人材が足りない。」と新卒者を募集、半年もかけて仕事ができる人材を育てるわけにはいきません。「半年後には製品を納入できます。」とオファーした日には、競合他社に注文を取られてしまいます。

「新卒者は理論ばかりで、経験と知識がないので即戦力にならない。」という欠点を補うべく、世界に先駆けてドイツでは “Duales Studium”(同時/ダブル学業)というシステムを導入しました。

デユアーレス シュトゥーデイウムの実践例

このシステムの構造は、デユアーレス シュトゥーデイウムを提供している大学、あるいは研修生を受け入れる企業側の制度によります。最初の2年間は大学で理論を学び、最後の1年半で企業研修をするケースがあれば、最初は企業で研修を始めて、2年目から大学で理論を学ぶケースもあります。

あるいは同時進行で、(例えば)月曜日~水曜日のお昼まで企業で働き、水曜日の午後から金曜日は大学で学ぶケースなど、専攻によりその方法はさまざまです。企業はその報酬として、私立大学であれば学費を全額負担、州立大学であれば450~1000ユーロまでのお給料を支給します。

卒業までにかかる年数

デユアーレス シュトゥーデイウムの場合、通常の学業よりも長くかかります。学業によりけりですが、早くても3年半、長い実践が必要な学部だと4年半。もっとも日本の大学が平均して4年かかることを考えれば、それほど長いわけでもありません。

卒業時すると、、。

3~4年後に”Bachelor” のタイトルを取得して卒業すると、タイトルばかりか、すでに3年間の仕事の経験が備わっています。さらには3年間の仕事中に、仕事に欠かせない免許/資格をとることも可能です。企業は半年も研修を必要とする卒業生よりも、すでに仕事の経験がある卒業生を優先します。さらには仕事で必要な免許/資格を持っていれば、アルバイトをしながら苦労して学業を終えた卒業生よりも、就職市場ではるかに有利です。

もっといいことには、3年間も手塩をかけて育てた人材が競合他社に就職するのを防ぐため、学業をしながら仕事/研修をしていた企業が、「卒業したら、ウチで働かないか。」と言ってくれることもあります。

デユアーレス シュトゥーデイウム出願順序

デユアーレス シュトーデイウムはとりわけ多くの私立大学が提供しています。「授業料がかかるので公立の大学に行く。」という欠点を、デユアーレス シュトゥーデイウムで克服できるからです。とりわけ観光業に興味のある方は、ホテルなどが人材を必要としているので、ベルリン、ミュンヘンなどの大都市ではデユアーレス シュトーデイウムを提供している私立大学を見つけやすいです。

公立の大学に通われる方は、デユアーレス シュトゥーデイウムを提供している企業を調査することから始まります。就職専用のプラットフォームを見ると、「デユアーレス シュトゥーデイウム 経営学 Bachelor 募集」と募集要項に書かれています。希望の専攻を提供している企業を見つけたら、ここに応募して面接して企業側から採用の通知を取る必要があります。めでたく採用通知を取ってから、この企業が協定を結んでいる大学に出願することになります。

ダブル学業実践例

ここアウグスブルクは、「大学の町」と市が呼んでいるくらいなので、複数の大学が存在しています。さらにはアウグスブルクには日本でも有名な大企業が存在しているので、これまで知り合ったドイツ人学生の1/3はデユアーレス シュトゥーデイウム制を利用しています。研修先はエアバス、MTU Aero(航空機エンジン)、MAN、Kukaなどの製造業から、スポーツジムまで。

「どうやって、研修先を見つけたの?」と聞くと、意外や意外、「大学の友達の推薦。」だそうです。すでに有名企業で研修している友達が、「他に誰か興味がある人物を知らないか。」と聞かれて、そのコネで面接に行き採用されたそうです。

デユアーレス シュトゥーデイウムはどんな学部にも採用されるわけではありません。法学部や文学部などはダブル学業はほぼ存在していません。デユアーレス シュトゥーデイウムが人気なのは経営学、情報学、エンジニア、医学、生物学など。

デユアーレス シュトゥーデイウムをしていないドイツ人学生に、「どうしてデユアーレス シュトゥーデイウムはしないの?」と尋ねると、「学業と仕事が両立できればいいが、すごい負担になる。」との事。悠々自適な大学生の生活を満喫したいので、普通の大学生活を送っている大学生も多いです。

しかしながら自費留学生で、奨学金ももらえないとなると、残る方法はこのデユアーレス シュトゥーデイウムのみ。どうせならお給料のいい研修先を見つけたいですが、人気の研修先はドイツ人学生との競争です。ドイツ語があやふやだと、高嶺の花。まずは準備段階でしっかりドイツ語を学んでください。