数ある大学のサマーコースの中で、一番人気が ミュンヘン大学 サマーコース です。
もっともこの大学は日本人ばかりか、中国でも大人気。
お申込みが始まると同時に、中国から大量のお申込みが殺到!
「あっ!」
という間に満席という状況が発生。
以来、国籍枠が設けられました。
お申込みを申請すると、コース事務局が国籍をチェック!
まだ空きがあれば入学許可証が出る仕組みです。
日本人枠は10人ほどなので、ミュンヘン大学 サマーコースへの参加には早めのお申込みが必修です。
ミュンヘン大学の紹介
ミュンヘン大学 の正式名称は、Die Ludwig-Maximilians-Universität München。
長い名前の原因は、二人の王様(厳密に言えば一人は公爵)の名前を冠しているから。
王様の名前を関しても、
「言いずらい。」
と、正式名称で呼ぶ人はない。
関係者は単に
“LMU”、
あるいは
“Uni München”(ミュンヘン大学)
と呼んでいます。
じゃ、何のために長い正式名称を付けたんでしょうね。
大学の名前の誕生史
ミュンヘン大学設立の歴史は、ちょっと複雑です。
ランズフートの領主であるルートヴィヒ4世が、1472年にインゴルシュタットの街に大学を設立したのが、ミュンヘン大学の始まりです。
その後、ほぼ400年に渡って
「インゴルシュタット大学」
として存在していました。
ところがナポレオン軍の侵攻により、
「インゴルシュタットが席巻される危険がある!」
と、バイエルン公爵(後のバイエル王国の王様)マキシミリアン1世が、もっと北にあり要害化された街、ランズフートに大学を移します。
この機会に名前が大学を創設したルートヴィヒ公爵と、大学移転のマキシミリアン1世の名前を冠して、
「ルートヴィヒ マキシミリアン大学」
となります。
マキシミリアン1世はこの引っ越しを利用して、保守的でイエズス会の影響が強かった大学を改革しようとしたのが、裏の理由。
改革の狙いは貴族やお金持ちの子弟だけの特権階級向けの大学から、才能をもった市民に門戸を開放する事。
数年後、ルートビヒ1世がルートヴィヒ マキシミリアン大学をミュンヘンに移したので、
「ルートヴィヒ マキシミリアン ミュンヘン大学」
となりました。
ドイツで最大のマンモス大学
そのミュンヘン大学には、5万人を超える学生が在籍しています。
ハーゲン通信大学には7万人の学生が登録していますが、対面講義を行う大学としてはドイツで最大の大学です。
当然、講師陣も多く、700人を超える教授が在籍、150を超える学科を提供しています。
これだけ大きな大学なので、キャンパスは市内に分散しています。
メインのキャンパスはミュンヘンの凱旋門の周辺”Maxvorstadt”に集まっており、有名な観光地から目と鼻の先です。
学部と専攻
ミュンヘン大学には18の学部があり、150もの専攻がある総合大学です。
実は以前は森林学部もミュンヘン大学にあったのですが、ミュンヘン工科大学に学部が移されて、現在の形にいたっています。
エリート大学
大きな大学なのに、ミュンヘン大学はドイツで最も優秀な大学のひとつです。
ゲッテインゲン大学の45名には及ばないが、それでも14名ものノーベル受賞者を出しています。
ドイツ政府が初めた
「エリート大学制度」
にも2005年から連続して選抜されています。
EU外からの外国人の入学条件は厳しいので、ミュンヘン大学へ出願をお考えの方はしっかり事前調査をしてください。
街の紹介
日本で一番有名なドイツの街、ミュンヘン。
名前は勿論、観光名所などご存知の方も多いと思います。
当然、
「ミュンヘンに留学したい!」
という方も多いのですが、これがなかなか難しいです。
そこでここでは日本では知られていないミュンヘンでの生活について紹介したいと思います。
部屋探しは難関!
ミュンヘンでの生活に欠かせないのがアパート、あるいはせめて部屋。
日本の調子で
「不動産屋に行けば、簡単に見つかる。」
と思われている方が、大半です。
確かに不動産に行けば、アパートは見つかります。
でもそこで
「入居者募集」
のアパートは家賃が2000ユーロを超えるものが、大半です。
こうした物件を借りられる財力がある方は、何も心配するには及びません。
しかしほとんどの方は、
「1000ユーロの家賃でもしんどい。」
というのが実状です。
1000ユーロの家賃を払えても、アパートの広さはたったの40㎡ほどです。
そして本当の問題は、これからです。
1000ユーロほどの家賃の部屋が、空くことは滅多にありません。
それでも稀に空くと、入居者希望者が30人、下手すれば50人も押し寄せます。
そのミュンヘンでアパートを借りるのは、ものすごく大変です。
「じゃ、シェアハウスにしよう。」
と思っても、同じように考えている学生が数千人。
数千人が部屋探しをしていると、シェアハウス、すなわちたかが15㎡ほどの部屋でも、家賃が500~600ユーロするなんてザラです。
とにかく生活にお金がかかるのが、ミュンヘンでの生活です。
ミュンヘンを留学先に選ばべる方は、この点を理解した上で、留学先を選択してください。
アクセスデータ
ミュンヘン空港は隣町にあるので、市内への移動には電車かバスを利用します。
どちらの場合も所要時間は40分程度。
費用はバスが11ユーロ。
電車が13ユーロ。
タクシーで移動されると、行き先によりけりですが、70~80ユーロかかります。
ミュンヘン市内には路面電車、地下鉄、それにバスの路線が縦横無尽に巡らされています。
【一番人気!】 ミュンヘン大学 サマーコース
数ある大学のサマーコースの中でも、一番人気のミュンヘン大学のサマーコース。
冒頭でも書きましたが、中国からの学生が大量に申し込み、コースは中国人でほぼ埋まってしまいました。
このため現在、国籍枠が設定されています。
ミュンヘンは日本人にも人気なので、すでに1月の時点で定員に達したこともありました。
最近は2月に定員に達しているようです。
入学をお考えの方は、お早めにお申込みください。
2023年夏は対面コース!
2021年はコロナ禍で、ミュンヘン大学サマーコースは、オンラインでの開催でした。
でも2022年からサマーコースは対面で開催されています
コース事務局 IUCM
ミュンヘン大学サマーコースを企画、運営するのはミュンヘン大学ではありません。
IUMCという大学の卒業生が作った非営利団体が行います。
とは言え、サマーコースの授業にちゃんと出席すると受講証と共に6つのECTSクレジットがもらえます。
ミュンヘン大学 サマーコース 詳細
レベル |
初級(A1,A2) 、中級(B1,B2)、上級(C1) |
コース期間 |
2023年 8月3日~8月25日 |
到着、出発 |
チェクイン 8月2日 (19時まで) チェック アウト 8月27日(10時まで) |
授業時間 |
9時~13時まで(11時から30分休憩 計90単位) |
クラス定員 |
18名 |
申し込み期限 |
5月1日まで(定員になり次第締め切り) |
遠足 |
市内観光、ニュルンべルク、ノイシュバンシュタイン城、ダッハウ収容所 |
追加プログラム |
演劇コース(50ユーロ)
発音練習コース(50ユーロ) |
費用 |
19万8500円 |
費用に含まれるもの |
授業料
コース参加証 弊社の手配手数料 |
宿泊施設 |
シングルルーム(WC、キッチンは共同使用。) 調理器具は貸与されません。 |
インターネット、Wifi |
LAN接続可(要持参。) |
参加条件 |
18歳以上。 |
その他 |
コース参加には、ドイツで有効な健康保険に加入されている事が条件です。 ドイツ留学保険はたったの37ユーロ/月で加入できます。 ![]() 加入されてから渡独してください。 |
必要書類 |
お客様の氏名、住所が確認できる身分証明書(コピー、写真) |
お支払い |
お申し込み後、24時間以内に請求書を発行します。
|
キャンセル |
4月30日まで 4万2000円がキャンセル料になります。
以降 返金はありません。 |
大学季節コース質問集
皆さん、同じ疑問を抱えておられます。
これまでお問い合わせいただいた人気の質問をここに挙げておきました。
99% の疑問はこちらをご覧いただければ解決できます!
お申込み後、、、
定員になる前にお申し込みされると、
「〇月〇日までにここまで送金されたし。」
というメールが届ます。
心配しながら送金すると2週間後に、
「入金が確認されました。」
というメールと共に、簡単な入学許可証がメールに添付されて送られてきます。
大学に問い合わせも、
「7月までには連絡するから、連絡を待つように。」
という返事しか来ません。
6月中旬~下旬にかけてやっと入学案内のメールが届きます。
もっと早く詳細を知りたいと思いますが、コース事務局がこの調子です。
あらかじめご了承ください。
お問い合わせ & お申込み
質問集を読んでも解決できない場合は、勿論、こちらからお問い合わせいただけます。又、お申込みはこちらからオンラインできます!