ドイツの物価 って、日本と比べてどうなの?
消費税19%って滅茶苦茶高いんですけど?
やっぱり生ハムって高いの?
など、ドイツでの生活に関する疑問は、尽きることがないと思います。
そこでここではドイツ在住暦24年のドイツの達人が、食費から家賃、水道代、電気代、交通費、携帯費用など、ドイツの物価を日本と比較して紹介します。
目次
ドイツの物価 – 消費税19%!

以前はここで、
と書いていたんです。
というのも当時、はバター(250グラム)が1ユーロで買えたんです。
日本ならたった200グラムの北海道バターが600円(3.2ユーロ)。(*2)
なんとドイツの3,2倍!!
このようにドイツでは食料品だけは安かったんです。
しかし2022年、ドイツは10%を超える物価の上昇に見舞われました。
その結果、安かったバター2.3ユーロまで上昇!
もっとも2026年になると、1.2ユーロほどに落ち着きましたけどね。
しかし日本政策の円安政策により、
日本よりはっきり高いのは、
- エネルギー
- サービス(人件費)
です。
エネルギー価格
ドイツの物価、まずは皆が必要なエネルギー価格からみていきます。
こちらでガス価格の推移を見れますが、
ガス価格はプーチンの戦争で3倍に。
ドイツではセントラルヒーティングにガスを使うケースが大半なので、これが物価を押し上げていました。
加えてドイツでは電気価格とガス価格は連動しているので、こちらも3倍に。
ただし!
2023年6月以降、ガス・電気価格は安定しています。
(トランプが始めたイラン戦争による高騰を除き)
とは言っても、電気やガスには二酸化炭素税がかかるので
サービス(人件費)のかかる物
その高いドイツの人件費を
「実感できる!」
のは、レストラン等での外食や修理等のサービスです。

例えば私がよくお昼に通ってたデユッセルドルフの日本食レストラン。
今、見てみると昼の定食は28ユーロから。
日本円でなんと5124円です!!
ちなみに私が通っていたころは12ユーロでした。
もっと高いのは、洗濯機の訪問修理。
部品交換が必要なくても、3桁の費用がかかります。
部品の交換が必要になれば、新品が買える修理費を要求されます。
この為、ドイツでは修理しないで買い替えが一般的。
もっと高いのは、車の整備費用。
メルセデスやBMW を正規デイーラーに車検に出すと、請求書が1000ユーロを割ったことがありません。
何処も壊れていないのに!
ドイツの車検には自賠責が含まれていないんです
TÜV(車検場)の審査費用(*3)と車の定期整備費用だけなのに、この値段です。
電車移動費用の比較 – ドイツの物価

冒頭で書いた
「日本よりも高いドイツの物価」
を最初に実感できるのが、電車での移動費。
市内交通の物価は別の箇所で取り上げるので、ここでは電車での長距離移動費を見てみます。
東京から長野までちょうど200kmほど。
新幹線の自由席で8340円です。
よくお客さんを迎えに走ったデユッセルドルフからフランクフルト空港まで、200Kmほどです。
ここを今、ICEで移動すると、

一番安い料金が89.99ユーロ。
これを日本円に換算すると1万6468円。
日本よりも8128円も高いっ!
しかもこの料金は最安値での比較。
お高い時間帯だと

115.50ユーロ!
日本円で2万1136円。
新幹線の倍以上!
おまけにドイツ鉄道は
「ほぼ確実に」
遅れます。
ドイツの食料品ってどのくらい?

やはり
「ドイツの物価」
を語る際に、欠かせないが食料品価格です。
「ドイツの食料品ってどのくらい?」
と気になるあなたに、幾つか基本的な食料品の価格を紹介します。
- 牛乳1リットルで1ユーロ(183円)
- バター250gで1.2ユーロ(220円)
- 卵 10個入りで2,99ユーロ(547円)
- ビールは500gで99セント(181円)
- じゃがいも5kgで2,99ユーロ(547円)
- 小麦粉は1kgで1.15セント(210円)
- ミンチ肉(混合)は4.39ユーロ/500g(803円)
- キャベツ 1.4ユーロ/個(256円)
(2026年3月末調査)
特売り価格でなく、通常販売価格で比較しました。
今、急激な円安にも拘わらず、日本よりも安いものが
「まだ」
ありますね。
しかし、もうかってのように安くはない。
これは特売日は外せないですね。
こちらに私がお買い物に行っていたドイツの大手のスーパー
“Rewe”(レーヴェ)
の
「今週のお買い得商品」
のリンクを張っておくので、ご参照あれ!
日本食料品は例外
ドイツ留学者に凶報です。
もしあなたが、
「日本食料品が食べたい!」
と思ったら、きっと目を丸くするでしょう。
というのも日本食料品は、
「日本の数倍はする!」
のが常識です。
ハンブルク、フランクフルト、デュッセルドルフ、それにベルリンなどでは日本食良品店があり、最低限度の日本食料品が買えます。
が、値段は日本の3倍~5倍です。
おまけに賞味期限が過ぎているケースが多いので、購入の際は注意してください。(*4)
基本食料品 パン – ドイツの物価

ドイツの物価を語るなら、パンなしでは語れません。
その中で基本がコレ、
Brötchen(ブレートチェン)
です。
日本人には発音できない単語なので、
“Semmel(-n)”(ゼメル)
と言えば、一発で伝わります。
念のため言っておきますが、中には何も入っていませんよ!
ドイツ風サンドイッチ用のパンです。
そのブレートチェン、全国平均物価はインフレの影響を受けて、なんと43~45セント/個。
日本円で79円。
ドイツの高い電気代と、毎年上昇する最低賃金のせいです。
もっとも先日、日本のコンビニでおにぎり買ったら180円でした。
そう考えると大して変わらない?
冷凍パン

お金を節約したい留学生は、冷凍パンで済ませましょう。
ブレートチェンが8個入りで1,9ユーロ。
半額以下で済みますが、味も半分以下。
私はお金のない学生時代、冷凍バゲットバター味 & ニンニク風味でしのぎました。
黒パン

丸くてでかいパン、ドイツ語で、ein Leib (Brot)と言います。
“Leib”とは、丸いものを指す言葉。
伝統的なパン屋で丸ごと買うと(大きさにより)5~7ユーロ。
工場で大量生産されているライプなら(大きさにより)2~3ユーロ。
日本では
「アルプスの少女ハイジ」
の宣伝効果で
「黒パン」
と呼ばれます。
でも
その「黒パン」は酸味があり、水分含有率が高く、しっとりしているのが特徴です。
パン屋で買えばね!
スーパーで買うと、せんべいのように乾燥してます。
「一人じゃ食べきれない!」
という場合は、
「半分でもいい?」
デカイ物は、
「1/4でいい?」
と言えば、切ってくれます。
パンの種類は20種類以上あるので、片っ端から試して自分にあったパンを探しましょう。
ドイツ人の大好物 ヌテラ

欧州ではこの黒パンに、ヌテラを塗ります(*5)。
通常だと450g入りで、4,5ユーロほど。
大安売りになると、2.8ユーロ。
その安売りのヌテラを求めて、スーパーで殴り合いをしているのはフランス人。
おいしいかって?
ヌテラの主成分は砂糖とパームオイル。
「甘けりゃおいしい。」
という人向き。
コーヒー(豆)が安い!

あなたがコーヒー好きなら、独逸に留学して正解です。
ドイツ人は大のコーヒー好き!
それもドリップ式なんて手抜きコーヒーじゃない。
欧州で飲まれるのはエスプレッソかカプチーノ。
美味なコーヒーがそこら中で売られています。
ドイツではコーヒにかかる消費税は19%なのに、物価は日本で買うより3割りも安い!
それも、
- アラビカ100%
- ビオ
- フェアートレード
というお墨付き。
日本ではこの三種揃ったコーヒー豆なんか、そもそも売られてない!
通常はキロ売り。
うまいコーヒー豆の物価はキロ/18ユーロから。
もっと安物はあるけれど、おいしくありません。
ドイツの物価 消費税の軽減税率 7%

上述の通り、ドイツの消費税は19%です。
しかし
具体的に言えば
- 食料品
- 本、新聞
- 芸術
- ホテル宿泊費
などです。
しかし!
食料品は7%でも、飲み物は19%の消費税です。
例外は牛乳とミネラルウオーターで7%。
理解できなくなるのは、動物のエサは7%なのに、離乳食は19%。
同じコーヒー飲料なのにエスプレッソは19%で、ラテマキアートは7%です。
Schinken/ 生ハム

てっきり19%かと思いきや、7%なんです。
高級なセラノハムから、安いドイツの
「黒い森のハム」
まで。
お持ち帰りの食事税率
では日本で熱く議論された、
「お持ち帰り食事」
の税率はどうなっているのでしょう?
しかしお持ち帰りにしても、店内で食べても同じ物価です。
そう、ドイツでは、
「いちいち区別するなんてできない!」
と、どの店も19%の消費税を課税しています。
お持ち帰りにすれば税率は7%なので、差額はお店の利益になっています。
7%と19%ですから、かなり違いがあるんですが、ドイツ人は不思議とあまりこだわっていません。
日本のように
「8%、それとも10%?」
とたった2%で、議論があそこまで熱くなるのは、
「細かい日本人の性格」
のなせる業のようです。
ドイツの物価 / 家賃、電気、水道代金から、携帯料金まで

ここではドイツの物価の感触を得る為に、現地で必ず必要になる
- 家賃
- 電気
- 水道料金
- 携帯料金
などの費用を挙げておきます。
現地生活の参考にしてください。
ドイツの物価 家賃
生活費の中で一番大きな割合を占める家賃。
これが高いか、安いかで、ドイツの物価も大きく左右されます。
残念ながら都市部の家賃は少々に次ぐ上昇で
「東京並みの家賃」
になっています。
留学先として人気のベルリンの家賃を、
“Mietspiegel”(平均家賃)
で見てみましょう。
現時点では30平米までのアパートで24,14ユーロ/㎡です。
30㎡ほどの小さなアパートでも、家賃は724EURほどになります。
ただこれはあくまでも平均なので、
「これでアパートが借りられる。」
と思われませんように。
ドイツではこの家賃に、
「第二の家賃」
と呼ばれる雑費が加わります。
雑費
これが高いっ!
この雑費は日本の管理費とは別物で
- アパートの整備費用
- 暖房代
- 水道代
- 下水代
- 水道代
- ケーブル料金
- 土地税
- ごみ代
などをすべて合わせた物です。
目安として、家賃の二割強を雑費として払わなければなりません。
すなわち!
上述の30㎡のベルリンのアパートなら、雑費は145ユーロ。
毎月払う家賃は合計868EURです。
ミュンヘン、フランクフルト、ハンブルクなどの大都だったら、さらに予算を多めに見ておく必要があります。
逆にボッフム、エッセン、デユーイスブルクなど治安が悪い町では、比較的安くアパートが借りられる傾向にあります。
こちらで詳しく解説しておきました。
ドイツの電気代
次はドイツの電気代を見てみます。
ドイツでは総発電量の半分が、再生エネルギーです。
ところが風力発電や太陽発電は生産コストが高いっ!
まだ2025年の時点では
「EU内で4番目」
でしたが、2026年は遂に
驚くなかれ、なんと39,9セント/kWh です。
これは日本円で73,02円/kWh。
名古屋で2026年2月に99kWhの使用量で払った電気代が3144円。
すなわち!
31,76円/kWhです。
そう、
ドイツに行ったら、
「テレビを見るときは部屋の電気を消す」
などの消費対策をしないと、かなりしんどいです。
水道代

高いのは、電気代だけじゃない!
そうそう、あるユーチューバーが、
「日本は水道の水が飲める世界でも数少ない国」
と言っていましたが、
ちゃんと環境省のホームページでも、
「EUの飲み水規定を満たしており、水道の水は飲めます。」
と書かれてます。
問題は水質ではなく、その価格。
地方自治体により水道代金が値段が大きく異なります。
全国の平均は2,14ユーロ/ 1000㎥。
水道を飲料水に使用すれば、
「これだけ」
で済みます。
お風呂や洗濯に使うと排水料が加算されます。
これがまた高い!
排水料金はなんと、2.36ユーロ/1000㎥です。
実例を挙げてみましょう。
浴槽は小さなものでも150リットル程度入りますから、32セント。
排水料金が35セント。
これに高い電気代が加わり、お風呂は2,5ユーロほどかかる計算になります。
邦貨で458円。
毎日お風呂に入るなら、月あたり75ユーロ(1万3740円)です。
こうした目に見えない費用が、高いドイツの物価に寄与しています。
テレビ/ラジオの受信料 GEZ
「テレビは見ない。DVDを見るだけ。」
というNHKのような言い訳は通じません。
料金の取り立て屋は来ないですが、請求書の入ったお手紙が届きます。
家庭につき18.36ユーロ/月の料金です。
NHK より全然安いし、国民の義務なので逃げるのは不可能です。
抵抗するだけ時間の無駄です。
「払わないで済ませられないか?」
と余計な努力をせず、さっさと払ってしまいましょう。
公共交通機関 – ドイツの物価

次のドイツの物価は、公共交通機関です。
ドイツでは人口が20万を越えると、大都市になります。
すると路面電車が市民の足として導入されており、車なしでも生活できます。
又、バスや電車は低床式で、ベビーカーから車椅子まで利用できるようになっています!
通常、一番安いのは
“Einzelfahrt(一回乗り)
と呼ばれるチケット。
日本風に言えば片道チケット。
ミュンヘンの片道チケットは2,70EUR。
定期券制度
日本では私鉄、それに市営の電車が別々の料金体系を採用しているので、お支払いも別々。
とっても面倒な上、費用がお高くなります。
ドイツでは市が私営交通機関と協定を結び、1枚のチケットだけで済むようにしています。
お陰でとってもお得。
加えてドイツでは今、
「ドイツチケット」
が導入されています。
2026年は63ユーロ。
これでバス、路面電車、地下鉄、S-Bahnまで乗れます!
ドイツ全土で!
ドイツで携帯電話を使う
少し前までは、日本の携帯はドイツでは使用不能だったんですよ!
日本だけのシステムだったんです。
ここ数年でやっと
「SIMカードを入れ替えれば、ドイツでも使える!」
ようになりました。
ドイツでも日本のように、2年の契約付きで携帯(本体)と回線の契約をする方法が一般的です。
こちらで契約付の携帯電話の料金を確認できます。
プリペイドSIMカード
短期留学される方には、コスト管理ができるプリペイドSIMがお勧め。
日本と異なり音声通話が可能なプリペイドSIMが
- インターネット
- 空港
- スーパー
- 家電店
などで買えます。
これが結構、安い!
ただし!
2018年からプリペイドの購入時に、身分証明書の提示が必要になりました。
スーパーは駄目ですが、家電店でプリペイドカードを購入すると、その場で開通手続きを済ませてもらえるので便利。
ドイツに着いたら身分証明書/パスポートを持参して家電店に行き、プリペイドSIMカードを購入しましょう
プリペイドSIMカード料金
ここでは
「どこでも売られている」
ドイツテレコムの子会社、
“Congstar”(コングスター)
のプリペイドSIMカードの料金を参考に見ていきます。

なんと
基本料金なし。
速度は5G(25Mbps)。
おまけに電話とSMSは使い放題。
それもEU全域で!
日本より全然安くないですか?
インターネット事情

ドイツのインターネット網もやっと、グラスファイバー化されました。
都市部では。
問題はここから。
グラスファイバーは自宅前の道路まで引かれているですが、ここからアパートへとつながる回線が未だに銅線なんです。
詰めが甘いとはこの事。
この為、
ただし!
50Mbpsと書いていると、本当に50Mbps出ます。
日本では
「最高1Gbpsまで!」
と謳っているのに、実は25Mbps!
く~。
ドイツでは日本のような誇張広告は禁止されており、
と法律で決められているからです。
インターネット料金
ここでは日本人方が多く住んでいる
「デユッセルドルフのインターネット料金」
を見てみます。
ここで紹介するのは国営(テレコム)ではなく、
“Vodafon”(ボーダフォン)の料金を見てみます。
ボーダフォンは数年前、ケーブルテレビ会社を買収して
「テレビ回線を利用した高速インターネット」
を提供しているからです。
料金表(一部)はこの通り。

「日本より遅い」
と思ってたのに、日本よりも早くなってました!
300Mbpsだと最初の9か月のみ19.99ユーロ。
その後、49.99ユーロ/月。
この料金は”Flatrate”と呼ばれる料金体系で、使い放題です。
加えて固定電話には電話かけ放題。
ただし!
0180や0181で始まる無料電話は、小額ですが料金を課されます。
外食 &レストラン – ドイツの物価
冒頭でも書いた
「日本よりも高いドイツの物価」
の典型的な例が外食です。
それでも昼間はお得な
“Tagesmenü”(お昼の定食)
があります。
私が通っていたラーメン屋を見てみると、
まだ12.50ユーロで食べれます!
学生なら大学の
“Mensa”(学食)
を利用できます。
お値段は3ユーロ程度。
一部の学食では、お代わり(”Nachschlag”)もこの料金で付いてきます!
ケバップの本場では幾ら?

日本でもすっかりお馴染みのケバップ。
実はドイツ発祥です。
ベルリンに住んでいたトルコ人が1972年、食べ歩きできるようにパンにはさんで提供したのが始まりです。
ちなみにドイツでは、
“Döner Kebab”(回転するグリル肉)
と呼ばれます。
多くの人は短く
“Döner”
と呼びます。
本家のトルコではお肉を皿に載せて、野菜と一緒に出すんです。
そこで本家が
「トルコ式のケバップだけ”Döner Kebab”と呼ばれるべきだ!」
とEUに訴えたほど、本家は怒ってます。
私がデユッせルドルフで働いていたころ、Döner は4ユーロで買えました。
安くて、早くて、おいしいくて学生の強い味方。
それが今や7~8ユーロ。
以下のサイトでベルリン、ハンブルク、ミュンヘンなど大都市の有名店を紹介しています。
是非、
「本場ドイツ」
でお試しあれ。
日本と違う! ドイツお買い物事情

ドイツで買い物に行って目にする
「馴染めない光景」
は、スーパーの棚からパンを取って、払う前に食べているドイツ人。
「後で払うからいいでしょ!」
というわけですが、食べ残しが棚に戻されていたり、、、。
ドイツ人の節操のなさは、筆舌に尽きます。
厳密に言うと
でも日本のように警察に通報されることは稀。
何故?
寛大すぎません?
又、日本のようにおばさんが、無料のビニール袋を死ぬほど持ち帰りする姿もありません。
何故?
それはビニール袋が置かれてないからです。
最近では日本でもレジ袋は有料になりましたが、ドイツでは20年以上昔から有料です。
最近は環境汚染対策でナイロン袋を辞めて、紙袋に移行しています。
手ぶらで食料品を買出しに行くと、20~30セントで袋を購入することになります。
これがよく破れる。
お買い物にはちゃんと、エコバックを持参しましょう。
窃盗は絶対に駄目!
日本ではエコバックに品を隠して、レジを素通りする窃盗が横行しています。
何故か日本のレジでは、携行品のチェックをしません!
ドイツではレジに来ると、
「そのバックの中を見せて。」
と言われます。
必ず。
さらには
「籠の中の買い袋を持ち上げて!」
と、下に何も隠していないかチェックされます。
ここで何か見つかると、警察に通報されます。
例外なく。
「出すのを忘れていた。」
という言い訳は通じません。
営業時間は閉店法で決まる!
ドイツでは店舗の営業時間は、
“Ladenschlussgesetz”(閉店法)
で決まっています。
私が留学した90年代は滅茶苦茶厳しくて、平日の営業時間は9時~19時まで。
土曜日は14時。
日曜日は営業禁止となっていました。
仕事をしていると平日は買い物できず、お買い物は土曜日だけ!
それも14時まで!
お陰で土曜日のスーパーは、クリスマス前のような込み具合!
レジで20分待ち!という最悪の環境でした。
21世紀になって閉店法が改定され、
「月曜日~土曜日は州で自由に営業時間を決めてよし。」
となりました。
プロテスタントの多い地域では、
「22時まで営業!」
というスーパーも多いです。
南のカトリック地域では、大方18時で閉店です。
店頭で購入した品は返品不可 – ドイツの物価

と書くと、
「私は返品できました。」
と言われる方も多いと思うので、誤解のないように説明しておきます。
ドイツでは店頭での販売(購入)は、品物を見て(触って)買うことができるので、購入した時点で売買契約が成立したと見なされます。
つまり販売側は契約の成立後、
「商品が気に入らないので、返品したい。」
という購買者の要求を受け入れる必要がないと、ドイツの民法に明記されています。
“Kulanz”(お店のサービス)
それにもかかわらず個々のケースで返品が可能なのは、消費者にそのような権利を認めている法律があるわけではなく、
です。
この為、
「この前は返品できたのに、何んで今回は駄目なの!?」
という事があっても苦情は言えません。
これに関しては、消費者団体もはっきりと明言しているので、
「日本ではできるのに。」
と言っても無駄。
もし購入する品物が贈り物で
「気に入るかどうかわからない。」
と心配なら、品物を買う前に返品が可能かどうか聞いておいて、これを認めてくれるお店で買うようにしましょう。
さらに!
品物を返品する際、購入した証拠、つまりレシートが必要になります。
これがないと、たとえ5分前に購入した商品でも返金を断られてしまいます。
インターネットでの購入なら返品可能!
上述の通り、店頭で購入した品は返品できないことが多いです。
でも、インターネットなら返品可能です!
民法に
と書かれているからです。
日本のように、
「返品はお受けしておりません。」
とやると法律違反になります。
お陰でネットで服や靴を買う人は、複数のサイズを注文して、大量の返品が発生。
社会問題になっています。
ただし!
ネット購入でも返品できない例外があります。
それはソフトウエア、音楽、映画等。
これらは一度開封すると、もう返品できません。
デポジット / Pfand

ドイツで最初の買い物をして、最も戸惑うものと言えばこの Pfand。
「ファント」
と読んでください。
「プファント」
ではありませぬ。
日本語には直しにくいのですが、英語の表現を使って説明すればこれはデポジットいう意味。
このデポジットは(ほとんど)あらゆる飲み物(ビール、清涼飲料水、水)に適応されます。
しかも瓶だけでなく、プラスチック容器にも適用されます。
スーパー等で飲み物を買う場合、飲み物の代金の他にこのデポジットが請求されているので、捨ててしまわないでレシートをよく見てみよう。
「Pfand 25 Ct」
と書かれています。
当初は、
「たかが25セントか。」
と思ってしまうが、邦貨にして41円程度。
そのまま捨ててしまうのはもったいない。
このファントを返却してもらいたい場合は、その飲み物を購入した店まで出かけていかなければならない。
ファントの払い戻し方法
ファントの払い戻し方法についても見ておきましょう。
最近では店舗の入り口に空き容器返却用の
「自動販売機」
が設置されています。
バーコードの部分を上にして空き瓶を入れと、コードが読み込まれてレシートが発行される。
このレシートをレジで見せれば、その場でお金を返却してくれます。
ところが旅先で飲み物を購入した場合は、わざわざ瓶を持って歩くわけにもいかない。
又、わざわざ41円を取り戻すために電車に乗って、飲み物を買った街まで戻るわけにもいかない。
結局、空き瓶、空き缶を捨てる事になってしまう。
お金を捨てたくない人は、ドイツ全土に支店のあるスーパーのチェーン店で飲み物を買おう。
チェーン店なら町は違っていても、自動販売機で払い戻しができます。
留学生の味方 デイスカントスーパー

ドイツの物価の中で日本よりも安い例外がまだあるのが、食料品。
その原因は食料品の安売り競争の激化です。
食料品に関して言えば、EU内では食料品は安い方。
その中でも余計なコストを削減する為、品物をダンボール箱に入れたまま店頭に商品を並べて安売りを行なうデイスカントスーパーは安い。
留学生の見方のデイスカントスーパーは
- Penny(ペニー)
- Norma(ノルマ)
- Aldi(アルデイ)
- Lidl( リドゥル)
などがその代表です。
住む場所が決まったら、近くのデイスカントスーパーを探しましょう。
激安競争! Aldi vs. Lidl

業界一の売り上げを誇るデイスカントスーパー Aldi。
創業者のカールとテオの兄弟は、ドイツ一の大富豪。
賢いこの兄弟、喧嘩にならないように
“Aldi Nord”(アルデイ 北)
“Aldi Sued”(アルデイ 南)
という形で、ドイツを二分。
当然、
「同じ方法で、柳の下の二匹目の泥鰌を狙え!」
と模倣者が後を絶たず。
その数多い模倣者の中でも、一番成功を収めたのがデイスカウントスーパーLidl(リドウル)です。
消費者に馴染みのあるメーカー品を、大量仕入れで安く販売したんです。
すると最大手のアルデイが
「負けてはおれぬ!」
と同じ方法で対抗。
結果、
こうした安売り競争が原因で、日本よりも高いドイツの物価ですが、食料品はまだ安いです。
ドイツ留学の生活費を安く上げるには、現地の食材を使って
「うまい飯を作る方法」
を見つける事が必要です。
ドイツの物価 – 激安特大ピザ

ドイツに留学される男性諸氏から、
「寮に、母に代わって料理をしてくれる人はいますか。」
というお問い合わせをいただきます。
残念ながら
「お母さんの代わり」
は居ません。
この機会にお母さんから独立して、自分で料理をしてみましょう。
「現地の食材だと何ができるのかわかりません。」
とお嘆きの貴兄!
そんなあなたに安いドイツの物価を利用した、激安特大ピザを紹介します。
材料の買い出し

ドイツのキッチンには必ずオーブンが付いているので、特大ピザを作りましょう。
その大きさ30cm x 30cmで、その費用はたったの5ユーロ!!
激安ピザの材料の買い出しは、お近くのスーパーまで。
支店数でドイツ一の Rewe でも十分に安いです。
最安値にこだわる方はリドゥルまで
ピザ生地もいいけど、おいしいのはぱりぱりの”Blätterteig”。
これが3回分入って、1.8ユーロ。(一回分60セント。)
これにピザ用のトマトソースが、10回分で70セント(1回分7セント)。
モッツレラが200gで1ユーロ。
安いので、けちけちしないで全部入れちゃえ!
あとはシーチキンが1,5ユーロ。
結構高いように見えますが、日本で売られてるシーチキンの3倍の量です。
いつから日本のシーチキンあんなに薄い缶になったの?
マッシュルームが250gで1,6ユーロ。
全部で4.77ユーロです。
焦げ付かないようにケーキ用の油紙も使うので、合計5ユーロ。
200℃に熱したオーブンで10分焼くだけ。
胃拡張した大人でも
「もう食べれません。」
というほどの大作が作れます。
袋麺

このように自炊ができれば、ドイツの安い物価をフルに利用して、充実した食生活を送れます。
なのに
「買い出しが面倒!」
「洗い物が面倒」
という貴兄、スーパーで売ってる袋麺で生き延びて下さい。
ドイツの物価番外編
ドイツの物価と言えば、生活に付随するさまざまなサービスの価格も含まれます。
そこでここでは、ドイツのさまざまサービスの値段を紹介してみたいと思います。
ヘアカット / Friseur

まずは誰もが必要なヘアカットから始めます。
ドイツ語で
“Friseur”
です。
この単語はおフランス語から来ていますが、発音は少しドイツ語化して、
「フリズゥーア」
と言います。
この単語、
「髪型 & 理髪」
という意味です。
なのに理髪店(美容室)という意味にも併用されます。
でも正確には
“Friseurladen”
が理髪店です。
明るく綺麗なデザイン理髪店では、男性でも40ユーロもかかります。
そんなお金は払えない人も多いので、安い “Friseur” もあちこちに出現しています。
俗にいう、
“Cut to go”(切るだけ)
という店です。
そんな店を見つければ、男性 15EUR、女性 20EUR程度と経済的。
ただし、カットはかなり下手。
鋏の切れが悪いのか、それとも腕が悪いのか、
「バリバリ」
と髪を抜いていきます。
デユッセルドルフで理髪師として働いているのは多くがイタリア人。
おまけにシチリア島出身が多い。
何故?
健康保険
次に比較するドイツの物価は、健康保険です。
ドイツの健康保険制度は日本と大きく異なるので、直接の比較が難しいです。
ここでは月収3000ユーロ(税込み)の収入がある、独身者の保険料をみてみたいと思います。
毎月の保険料はおおよそ税込み収入の16%です。
単純に計算すると480ユーロ以上の大金になるのですが、会社員の保険料は会社と被保険者が折半します。
ですから毎月の支払額は240ユーロ+程度です。
一見すると日本よりも高く見えますが、その分、診察にかかる治療は基本無料。
唯一薬代金が5ユーロ、入院費は10ユーロ/日だけの自己負担です。
職人の費用

次は生活で何かとお世話になる職人の費用を見てみましょう。
社会保障費(税金、保険料等)の高いドイツでは、これが時給に反映され、決してお安くはありません。
例えばドイツに引っ越すと
「嫌!」
でも必要になるキッチンの組み立て。
私は当時、400ユーロ払いました。
今では500ユーロかかります。
家のお風呂場でのちょっとした作業、あるいは引っ越しの際のリノベーションでも、職人の時給は60ユーロ(消費税込み)です。
壁塗りになると、まずは床のビニールシート張りなどの準備で1日。
ペンキ塗りに1日。
乾きと修正で1日。
最低3日必要です。
払うのは2日分、1日8時間としても、960ユーロ。
小さな部屋でこの値段ですから、80平米ものアパートになると、職人が二人で4日間必要です。
ちなみにこれは労働コストだけ。
ペンキなどの材料費は別。
さらに!
忘れてはならないのが、仕事場までの交通費。
現場に行くまでの時間も仕事です。
私が頼んだ職人は、同じ町の4km先に住んでいるのに、50ユーロも要求してきました。
全部合わせると、アパートのリノベーションは大家に払った保証金よりも高いです!
ドイツの物価 – 最低賃金
最後にドイツの物価と密接な関係にある、ドイツの最低賃金を見ておきましょう。
日本ではアジアからやってきた労働者に最低賃金を払わず、時給数百円でこき使う
「技能実習制度の悪用」
が問題になっています。
実に技能実習生の受け入れ先の70%が、適正賃金を払っていません。
しかしドイツでこれをやると、目玉の飛び出るような罰金刑が課されます。
留学先でアルバイトなどに就業される方、あらかじめ自衛手段を勉強してから渡独ください。
アルバイトだろうが、飲食業だろうが、最低賃金は採用されます。
* 注釈
1 厳密に言えば付加価値税/ Mehrwertsteuer、略してMwst.です。
2 日本と比較するために為替レート183円で計算しています。
3 TÜV はAU(排ガスチェック)とHV(総チェック)からなり、120~130ユーロです。
4 日本食料品では、とっくに切れた賞味期限を隠すため、シールを張って隠しています。違法です。
5 発明したのはイタリア人のケーキ職員、フェレロ。フェレロは今では欧州各地でお菓子なども製造する大企業。

