ミュンヘン中央駅前にある国際色にあふれたドイツ語専門学校。卓越した教師陣が揃っています。
DiD インステイトゥート ミュンヘン / ミュンヘンの語学学校
DiD インステイトゥート ・ミュンヘン校は、ドイツ国内に語学学校を4支店展開しいている
“DiD Institut”
のミュンヘン校です。
学校は中央駅の北口から歩いて2分の場所にある「派手な外装の建物」の2階(日本でいう3階)にあり、通学に至極便利です。
学校は比較的大きな校舎を持っているので、教室の数が多く、授業は午前中9時から12時30分に行われます。
夏季、7月から9月の初旬までは押し寄せる生徒の数に対して教室の数が足らず、午前と午後に授業(14時45分~18時まで)が入れ替わり行われます。
そしてドイツ語教育のパイオニアだけあって、先生のレベルが高かったです。
ベルリン校の教師も良かったですが、教師陣がレベルが総合して高いのはミュンヘン校でした。
タンデム系列の語学学校では授業と言いながら、講師がプリントを配って生徒がこれと格闘する
「やる気を殺すプリント授業」
が多く行われます。
この学校では授業中に生徒がアクテイブに授業に参加する形をとっており、クラスの雰囲気がとてもよかったです。
DiD Institutとは?
60年代にバイエルン州とヘッセン州の境にある小さな街にて、ドイツ語を教える語学学校が開業します。
当時はドイツ国内でのドイツ語レッスンへの需要が低かったため、ドイツ語のレッスンと言えば外国で習うのが主。
ドイツ国内にはドイツ語の語学学校は数少なく、異例の存在でした。
ところがドイツの経済成長に伴い、外国人がドイツ時数多く住み始め、ちょうどドイツ国内でのドイツ語レッスンへの需要が高まり始めます。
この学校の創始者は当時ゲーテ・インスティテュートと協議して、
「一緒にドイツ国内でドイツ語レッスンを提供しよう!」
と提案しますが、ゲーテはこれを固辞、
そこでドイツ語の教育をドイツ国内で行う最初のドイツ語の専門学校、”Deutsch in Deutschland”(略して”DiD”)が、1970年に開校しました。
その後、ドイツ国内でドイツ語の需要が高まってからゲーテは国内に学校を開設しましたが、この分野でのオパイオニアは”DiD”になります。
今でこそゲーテの試験が大学入学資格の基準となっていますが、ゲーテがまだなかった時代は、DiD の試験が大学入学資格となるほどの権威のあるものでした。
現在でもこの学校独自の試験は残っていますが、時代の流れに合わせて学校では、大学入学に必要となるTestDaf 試験、及び試験準備コースを提供しています。
将来、ドイツ語の資格の習得、大学への進学を考えている方にも向いています。
学校の特徴
DiD インステイトゥートはミュンヘン、ハンブルク、ベルリン、そしてフランクフルトに学校を持っており、フランクフルトが本店となります。
値段は4校、何処を選んでもコース料金なので、他の支店への転校も可能です(転校先の学校、宿泊施設に空きがあることが条件です)。
さらにこの学校の大きな特徴は、DiD は語学学校だけでなく私立の大学、職業学校なども運営する大きな総合教育機関である点です。
この為、語学学校の横(あるいは近く)に大学のキャンバスがあり、大学生との交流も可能で容易にタンデムのパートナーを見つけることができます。
生徒の国籍
生徒の国籍ですが、スイス、イタリア、ロシアが圧倒的多数。
これにブラジルなどの新興国が続き、アジア人を見かける事は稀。
ミュンヘン校は質のいい先生を揃えているのに、6月の学校訪問時では日本人はおろか、韓国人、中国人までもゼロ。
日本人の多いミュンヘンにあって、学校に在籍していた日本人はなんとゼロという稀な学校です。
視察に行ったのは、日本人が一番多い夏でしたが、この有様。日本ではあまり知られていないようです。
DiD インステイトゥート ミュンヘン 住所 & 連絡先
Arnulfstraße 10
80335 München
Tel.: 089 5458590
eMail: office(アット)did.de
学校所在地
通学方法
ミュンヘンの中央駅で降りてこちらの出口に向かうと、ルフトハンザのバスの停車場の後ろに学校の入っている建物が見えてきます。
学校の最寄り駅
ミュンヘン中央駅
DiD インステイトゥート ミュンヘン 写真集
パンフレット
ドイツ語版(PDF)各種インフォメーション
料金に含まれるサービス
教材 & 教科書
初級は Netzwerk、中級、上級は Aspekte Neu を使用します。
この教材費用、25ユーロ程度は別途必要になります。
DiD インステイトゥート ミュンヘン 休校日
週末、及び以下の祝祭日には、学校はお休みになります。
2023年 1月1日, 6日, 4月7日, 4月10日, 5月1日, 5月18日, 5月29日, 6月8日, 8月15日, 10月3日, 11月1日
年末年始のお休み
12月23日~1月1日
生徒の平均人数
学生の平均年齢
最少年齢
スタッフが対応できる言語
英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語
生徒の国籍
コース内容
DiD インステイトゥート ミュンヘンで行われるコース内容は、
- スタンダードコース
- 集中コース
- プレミアムコース
- 大学出願サポート
になります。
スタンダードコースは週20レッスンのコースで、一番人気のコースです。
集中コースになると週2回、火曜日と木曜日に午後のレッスンが加わり、週24レッスンになります。
プレミアムコースになると水曜日以外の週4日、午後のレッスンが加わり、週28レッスンになります。
大学出願サポートでは、学校の担当者が大学選びから出願までサポートしてくれます(有料です)。
日程 & 価格表
以下にそれぞれのコースの費用を上げておきます。
加えてここにDiD インステイトゥートの日程 & 価格表もアップしておきますので、そちらでもご確認いただけます。
コース日程
DiD インステイトゥート ミュンヘン校では、初級1(全くの初心者)の方は、下記のコース開始日からのみコース参加可能。
2023年
- 1月2日
- 2月6日
- 3月6日
- 4月3日
- 5月2日
- 6月5日
- 7月3日
- 8月7日
- 9月4日
- 10月2日
- 11月6日
- 12月4日
200時間程度の学習経験がある方は、毎週、月曜日からコースに参加できます。
スタンダードコース
コース参加は、(初級1レベルを除き)毎週月曜日から可能です。
週20レッスン(1単位45分)
月曜日~金曜日
朝9時~12時15分 あるいは
14時45分~18時
クラスの構成:最高15名まで
2週間 | 400EUR |
---|---|
3週間 | 600EUR |
4週間 | 800EUR |
5週間 | 1000EUR |
6週間 | 1200EUR |
7週間 | 1400EUR |
8週間 | 1600EUR |
9週間 | 1700EUR |
10週間 | 1800EUR |
11週間 | 1900EUR |
12週間 | 2000EUR |
延長 | 100EUR/週 |
※ 7月3日~8月18日は35ユーロ/週の追加料金。(9週以上のお申し込みで免除されます。)
集中コース
コース参加は、(初級1レベルを除き)毎週月曜日から可能です。
週24レッスン(1単位45分)
月曜日~金曜日 9時~12時15分 +
火曜日 & 木曜日 13時~14時30分
クラスの構成:最高15名まで
2週間 | 500EUR |
---|---|
3週間 | 750EUR |
4週間 | 1000EUR |
5週間 | 1250EUR |
6週間 | 1500EUR |
7週間 | 1750EUR |
8週間 | 2000EUR |
9週間 | 2150EUR |
10週間 | 2300EUR |
11週間 | 2450EUR |
12週間 | 2700EUR |
延長 | 150EUR/週 |
※ 7月3日~8月18日は35ユーロ/週の追加料金。(9週以上のお申し込みで免除されます。)
プレミアムコース
コース参加は、(初級1レベルを除き)毎週月曜日から可能です。
週28レッスン(1単位45分)
月曜日~金曜日 9時~12時15分 +
午後 13時~14時30分(水曜日は午前のみ)
クラスの構成:最高15名まで
1週間 | 300EUR |
---|---|
2週間 | 600EUR |
3週間 | 900EUR |
4週間 | 1200EUR |
5週間 | 1500EUR |
6週間 | 1800EUR |
7週間 | 2100EUR |
8週間 | 2400EUR |
延長 | 200EUR/週 |
※ 7月3日~8月18日は35ユーロ/週の追加料金。(9週以上のお申し込みで免除されます。)
大学出願サポート
DID Institut はドイツ全土で私立大学を経営する大手の教育機関です。
このネットワークを生かしてドイツ全土からあなたにあった大学を探し、出願をサポートをいたします。
ドイツ語のレッスンに加える形で、このサポートをご利用いただけます。
大学出願サポート内容
- ドイツ語能力に基づき、入学までのスケジュール表作成
- 入学希望大学を一緒に選抜
- 出願書類チェック
- ビザサポート
- 出願書類を大学に提出
サポート費用は学校の提供するドイツ語レッスンの受講週の数により、異なります。
15週まで | 850EUR |
---|---|
23週まで | 500EUR |
38週まで | 650EUR |
DiD インステイトゥート ミュンヘン 宿泊先
DiD インステイトゥート ミュンヘンが提供している宿泊施設は、
- ホームステイ
- ホテル
- 学生寮(アパートタイプ)
です。この中からお好きな滞在形式をお選びください。
一番お値打ちな宿泊は、ホームステイ(食事なし)です。
ホテル(シングル)
各部屋に WC が付いています。
通学時間約10分。
WLAN/Wifi 可
シングル | 310EUR/週(朝食込み) |
---|---|
ツイン | 225EUR/週(朝食込み) |
* 現地で100ユーロの保証金が必要です。
* 7月2日~8月19日は夏季料金で30ユーロ/週追加になります。
* 12月24日~1月6日は100ユーロ/追加
学生寮 (アパートタイプ)
部屋にキッチン、WC 付き
Wifi 有
シングル | 価格 |
---|---|
1週 | 500EUR |
2週 | 800EUR |
3週 | 1100EUR |
4週 | 1400EUR |
延長/週 | 350EUR |
* 7月2日~8月19日は夏季料金で30ユーロ/週追加になります。
* 予約料150ユーロが課せられます。
* 保証金200ユーロが必要です。
ホームステイ(シングル)
食付なし | 200EUR/週 |
---|---|
朝食付き | 260EUR/週 |
二食付 | 320EUR/週 |
* 7月2日~8月19日は夏季料金で30ユーロ/週追加になります。
* 12月24日~1月6日は100ユーロ/追加
DiD インステイトゥート ミュンヘン – 留学までの手順
お申し込みの送信後、留学までの手順は以下の通りです。
- 24時間以内に、お申し込みを確認するメールをお送りします。
- 入学を手配して請求書を発行、入学確認書と共にメールに添付してお送りします。
- 2週間以内に費用をお支払いください。
- 入金が確認されましたら、ご連絡します。
- 航空チケット購入、ドイツ留学・ワーホリ保険にご加入ください。
- 出発!
質問集
その他、不明な点などございましたら、まずは質問集をご覧ください。お抱えの疑問、悩みの90%は、こちらで解決いたします!
ご利用規約
ミュンヘンに留学 –
の問題
住む場所を自由に決められるなら、ミュンヘンに住みたい!
その気持ち、よくわかります。治安はいいし、空港はあるし、観光名所や日本食にも困らない。
なのに、「いや、別に。」なんて言うのはやせ我慢です。しかし問題はです。
DiD インステイトゥート ミュンヘンの宿泊価格をご覧になればわかる通り、ミュンヘンはドイツで一番家賃が高い街。
もし毎月1500ユーロもの家賃を50平米ほどのアパートに払えるなら、ミュンヘンへの留学をお勧めします。
そうでない方は、私の故郷、アウグスブルクをお勧めします。
ミュンヘンの半分以下の費用で留学 & 生活できます。
空港から市内まで
ミュンヘン空港はフランクフルトに次ぐ、ドイツ第二の利用客数を誇る国際空港です。
日本からの直行便もあり、旅行に観光にとても便利です
不便なのは空港から市内へのアクセス。ミュンヘン空港とは言っても実は隣町にあり、およそ30Kmも離れています。
しかも空港行きの急行便が存在しておらず、各駅停車の鈍行(S-Bahn)しかありません。
中央駅に出るまで40分もかかってしまいます。電車が来るまでの待ち時間も考慮に入れると1時間。
空港からのシャトルバスもありますが、私が乗車したときは前の車を煽っており、事故にならないかヒヤヒヤ物でした。
お客さんからは、「バスが事故って、その場でバスから下ろされました。」というご報告も。
事故になれば到着時間が大幅に遅れます。当社では事故、渋滞のない鉄道での移動をお勧めします。
最後にターミナルについて。
ルフトハンザ、ANA、タイ航空等、スターアライアンスに参加している航空会社は、ほぼターミナル2に到着します。
一方、KLM & Air France、それに格安航空会社はルフトハンザの子会社、Eurowings を含み、ターミナル1に到着します。
総合評価
町の印象 | |
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施設 | |
交流活動 | |
授業の質/ あなたの上達度 | |
料金に見合う内容か | |
ホストファミリー | |
学生寮 |
参加者の評価
こちらでは実際にDIDミュンヘン校にお申込み & 通われたお客様から、自主的に寄せられた
「声」
を紹介していきます。
K S 様 2022年4月留学
(前略)
私自身としては、ミュンヘンの今の学校に決めて良かったと感じています。
ミュンヘンには美術館や博物館が数多くあり、便利な大都市である一方、散歩する公園や自然にも事欠きません。
より家賃の安い街に留学していたとしても、退屈するようであれば留学の意義も半減してしまうと思います。
学校に関して
学校に関しては、まず事務所の方々(幹部の方、Kursleiternと言われていたかもしれません)が大変親切で、住民登録など学校には直接関係ない諸手続きについても丁寧に教えてくださいます。
授業では、文法学習に加えグループワークや作文など様々な課題に取り組んでおり、御社のサイトのどこかに書かれていた「プリント授業」とは無縁です。
講師がずっと椅子に座っていたりすぐに英語を使ったりするということも全くなく、むしろ生徒同士が英語中心で話し始めると、”Auf Deutsch, bitte!”と注意されていました。
また今日クラスメイトが、先々週と先週に授業をした講師についての不満を幹部の講師に伝えていましたが、「彼女に伝えておく。」という返事をされていて、講師に対するフィードバックを生徒がするという可能性も開かれているようです(それとも語学学校ではこのようなことは当たり前なのでしょうか)。
今日はプレイスメントテストがありましたが、実際に不合格となり同じレベルの授業を受け直している人や、自ら進んで前のレベルのクラスに戻った人などもいて、安易に上級のクラスに上がらせないということがきちんと機能していると感じます。
ただ授業初日には、プレイスメントテストを受けることなく「A2.2のクラスに行くように。」と言われ、当然プレイスメントテストを受けてから受講クラスが決まるものだと考えていたので戸惑いました。
生徒の国籍に関して
生徒の国籍ですが、体感としてはブラジル人やトルコ人が多いような気がします(たまたま私の周りに多いというだけかもしれません)。
学校全体で見ると日本人や韓国人もいるようですが、少し顔を見かけたくらいで全く知り合いにはなっていません。
長くなりましたが、タンデム・〇〇〇〇〇に決めなくて良かったという件との関連で、did deutsch-institut Münchenに関するフィードバックも併せて書かせていただきました。ご参考になれば幸いです。