ゲーテ・インスティテュート は今でこそドイツ語の語学学校と知られていますが、今の姿になるのは長い年月が必要でした。
ゲーテの愛称で呼ばれるこの機関は、皆さんの印象とは裏腹に、純粋な語学学校ではありません。
外務省から海外でドイツ文化を広める任務を受けており、これを遂行するドイツ政府の出張機関でもあります。
当社はそのゲーテ・インスティテュートの正規代理店です。それも日本で唯一の代理店です。
正規代理店ですので、ゲーテで行われるすべてのコースを表示価格で(手数料なしで)お申込みいただけます!
目次
ゲーテ・インスティテュート の歴史
ゲーテは1951年、ドイツアカデミー /”Deusche Akademie“に代わる機関として発足しました。
創立時の機関の目的は、外国人のドイツ語教師の育成でした。その後、海外でドイツ語教育を施すことになり、最初の学校が1952年、アテネでオープン。翌年からドイツ語の授業が開始されました。
そう、当時は国内ではなく、海外でのみドイツ語の育成活動を行なっていました。当時はこれが学校が行うの唯一のドイツ語レッスンでした。
70年代には(故)ヴィリーブラント首相の意向で、ドイツの正しい姿を外国で伝える文化広報の任務も加わり、ドイツの外交政策の柱のひとつになりました。
今でこそゲーテと言えば、ドイツ語の語学学校の代名詞ですが、今の姿は1980年以降に徐々に組織されていきました。でも何故、国がドイツ語のレッスンを提供するのでしょう。
ドイツの文化経済政策
これは長い尺度で考えられたドイツの文化経済政策です。
昨今、SNS などで拡販、流用している海外のニュースの多くは、小さな事実を誇張したものか、フェイクニュースです。2015年、大量の難民がドイツにやってきた際、日本では難民に関するフェイクニュースが氾濫していました。
確たる証拠もないのに、感情に訴えるこの主のフェイクニュースは拡散、多くの人はこれを鵜呑みにしてしまいました。
この例が示す通り、正しい情報を伝える機関がないと、誤った情報が定着してしまいます。
ドイツに関する誤った情報が定着してしまうと、世界中でドイツ製品を販売しているドイツ企業にとって好ましい状況ではありません。
このような弊害を防ぐため、海外で正しいドイツの正しい情報を発信する役目を持った機関が必要です。
これがゲーテが創設された理由のひとつで、アフリカからアジア各地にオフィスを置き、ドイツの情報を発信しています。
ドイツ語のレッスンの始まり
では正しい情報を的確に伝えるにはどうすればいいのか?これには海外でもドイツ語を理解してもらい、ドイツ語で発信するのが一番です。
そこで海外でドイツ語のレッスンを開始しました。これが二つ目のゲーテの役割です。
さらにもうひとつ、公ではない役目もあります。米国や中国、そして日本と競争する上、優秀な人材の確保はドイツの死活問題でもあります。
ドイツ語を学んだ生徒がドイツで大学に通い就職、各分野の専門家としてドイツで活躍すると、ドイツの経済競争力が増します。
こうしたドイツの世界戦略の一旦を担っているのが、ゲーテです。
ゲーテ・インスティテュートは国の機関じゃない?
ネット上で異なる事実を主張している人が居ますが、ゲーテ・インスティテュートは今でも国の機関です。
その証拠に学校の運営費、学校で働く人材のお給料、宣伝費、建物の家賃など、国からの補助金で賄われています。
ゲーテの取締役は、外務省、財務省、州政府の代表者、それに被雇用者から派遣された役員で構成されています。
国の機関でないなら、なんで政府が職員のお給料を払ったり、政府から役員が派遣されているのでしょう?
誤解の元になったのは2014年の組織改革です。政府が頭ごなしに
「ゲーテ、かくあるべし!」
と指示を出すのではなく、学校に運営の采配の自由を与えることにしました。するとドイツ語が苦手な方が記事をちゃんと読まないで、
「ゲーテはもう国の機関じゃない!」
とやってしまったのが、原因です。
日本で唯一の正規代理店
国の機関の代理店になるには、厳しい審査を受けなければなりません。
ゲーテの本部に予約を取ると、ミュンヘンまで飛んで担当部署のマネージャーの前で会社をプレゼンテーション。
その甲斐あって、会社創設3年目にしてゲーテの代理店になることができました。
日本でドイツ留学を紹介している会社は他にもありますが、当店は日本の代理店として唯一、国の審査に合格した正規代理店です。
当店では学校への入学手配を行い、お客様が出発されるまで、留学保険から滞在ビザ、住民登録など、さまざまなサポートを提供しております。
「手配をお願いすると手数料はかかりますか。」
正規代理店なので手数料はございません。それどころか当社は唯一、割引を出す権限を有しております。詳しくは以下の項目をご覧ください。
お申し込みとお支払い
お申し込みには、お申し込みフォームをご利用ください。
お申し込みフォームを受領後、当社にて入学を手配させていただきます。ゲーテは国営の学校なので、私営の学校ように仕事が早くないです。入学がコンファームされるまで、3~4日かかります。
学校が発行する入学許可証 /コンファームは英語か独文になります。
コンファームは5ページもあるので、全部読まれる方(理解できる方)は少ないのが現状です。そこで当社では、日本語の解説をしてご案内しているので、どうかご安心ください。
このコンファームに費用のお支払い先、お支払い方法が明記されています。お支払先は当社ではなく、ゲーテになります。
お支払い方法はクレジットカードか、海外送金でのお支払いのどちらかをお選びください。
ゲーテ・インスティテュート 割引クーポン券
ここで耳寄りな情報です!日本で唯一のゲーテの正規代理店である当社では、割引クーポン券を配布中です。期限は2021年12月末までですが、2022年のコースにも適用されます。
新規のオンラインお申し込みであれば、どなたでも使用できるので、ドイツに留学されるお友達に教えてあげてください。
さらに!オンラインお申込みだと、コンファームが届くまで3~4日も待つ必要がありません!お申込みフォームに記入して送信後、すぐにコンファームが送られてきます。
割引内容
割引クーポンの内容は以下の通りです。
- 使用期限は2021年12月末まで。(2022年のコースにも利用できます。)
- 割引額は20ユーロ/コース(複数のコースを予約される場合は、個別に清算してください。)
- 何度でも使用できます。
利用方法
- Goethe Institut オンラインお申し込み画面 から登録、ご希望のコースを選んで、清算画面に進んでください。
- 清算ページにある“Aktionscode”という箇所に割引コード 70011236_2021を入れるだけです。
授業の特徴
語学学校を探す際、
「ドイツ語の授業は何処も同じもの。」
と、考えていませんか。そのような考え方は、日本の義務教育で受けた受け身の英語の授業、先生が黒板に書き、生徒はこれを書き写す退屈な授業が原因です。
日本人は真面目なので、そんな授業でも一生懸命に努力します。でも学校を卒業すると、「もう二度と御免。」と語学習得には悪いイメージが定着しています。しかし ゲーテの授業は、先生だけが喋る一方的な授業ではありません。
ゲーテでは先生が一方的に話す押し売りの授業ではなく、生徒が授業に参加してクラスのムード作り上げていく授業形式を行っています。
授業中、先生が生徒に意見を尋ねてきます。すると別の生徒が、別の意見を主張。するとこんどはイスラエルから来ていた生徒が全く異なる経験を主張。自然な会話の練習になるとともに、異文化への理解度を深めることにもなります。
しかしながらこの学校の一番の特徴は、生徒が教科書に登場する人物の役を演じる、”Rollenspiel”と呼ばれる授業体系を取り入れている点です。
このような授業体系と取ることで生徒が丸覚えをするのではなく、状況に応じて自分で考えて文章を構成する能力を養うことに重点を置いています。
対面ドイツ語コースの種類
これまでゲーテで行われてきた主なドイツ語コースは、インテンシブ8、インテンシブ4、インテンシブ2でした。
コース名前の後の数字は、コース期間(週)の数を表しています。インテンシブ8とあれば、8週間のコースで、インテンシブ4とあれば、4週間のコースです。
ところが2021年からコースの名前が変更されました。これが非常にわかり難いので、こちらで解説しておきます。
集中コース / “Deutsch Intensiv”
これまで慣れ親しんだインテンシブ4は、集中コース / “Deutsch Intensiv”という名前に変わりました。
こちらのコースは、(ゲッテインゲン校を除き)4週間行われるコースで、レッスン数は80時間です。これがゲーテで最も一般的なコースです。
集中コース コンパクト / “Deutsch Intensiv Kompakt”
これまでのインテンシブ2は、集中コース コンパクト / “Deutsch Intensiv Kompakt”という名前に変わりました。
こちらのコースは2週間行われるコースで、レッスン数は50時間です。2021年からほとんどのコース開催地で実施されることになりました。
1週間集中コース / ”Deutsch Auffrischung”
“Auffrischung”とは、「昔習ったものを、再度習い直す。」という意味です。
これではどんなコースなのか内容が伝わらないので、1週間の集中コースと名付けました。レッスンは月曜日~金曜日、1日5コマ、合計25コマの集中コースです。
オンラインコース 実施中!
新型コロナウイルスによる移動制限が解除され、ゲーテでは7月1日より対面コースが復活しました。
しかしながら日本人は未だにドイツへの入国が難しい状況が続いており、現状では入国制限解除の見通しが立っていません。
そこでゲーテではドイツに入国できない方の為に、あるいは自宅に居ながらドイツ語を習い方のために、オンラインコースを提供しています。オンラインコースは、
- オンライン グループレッスン
- オンライン 個人レッスン
- オンライン トレーニング
の3つに分かれています。
グループレッスンはドイツ時間で18~19時、日本時間で2時~3時(冬には3時~4時)という殺人的な時間のため、ここではオンライン個人レッスンとトレーニングについて紹介します。
個人レッスン
受講期間 – 6ヶ月
-
- レベル A1 ~ C1
- レッスン数 54
- オンライン教材を利用するので、用意・購入の必要なし
- お申込み後、コース開始前にオンラインでドイツ語のレベル査定
- お申込み後、コース開始まで最高で5日かかることがあります
- 費用 695 ユーロ(*1)
ゲーテのオンライン 個人レッスンは、コースへの開始後、6カ月間有効です。この期間中にレッスンが終了できるように、カリキュラムを組みます。
レッスンは1度に2レッスン行うので、70~90分かかります。肝心の授業時間ですが、ドイツとの時差(夏季8時間 冬季9時間)のため、日本時間で16時(冬季17時)以降のレッスン開始となります。
又、コースの頻度、長さはコースを受講される方のレベルに合わせて、講師が個別に設定いたします。まずは無料で試してみる
オンライン トレーニング
受講期間 – 3ヶ月
- レベル A1 ~ C1
- レッスン数 レベルにより70~85レッスン
- オンライン教材を利用するので、用意・購入の必要なし
- お申込み後、コース開始前にオンラインでドイツ語のレベル査定
- お申込み後、コース開始まで7日かかります
- 費用 239 ユーロ(*1)
ゲーテのオンライン トレーニングは、用意された教材を使って自習をするプログラムです。
コースへの開始後、3カ月間有効です。好きな時間に好きなだけ、パソコンやタブレットを使ってトレーニングができるので、人気商品となっています。
お申込みが多いので、レッスンを始められるまで、事務作業に1週間ほどかかっております。
Youtube で観る ゲーテ・インスティテュート
ゲーテはさまざまなメデイアを使って情報を発信していますが、そのひとつが Youtube です。
多少ゆっくりと話していますが、生のドイツ語が聞けるので、これまで習ったドイツ語で何処まで聞き取れるか、お試しください。
パンフレット&資料
- パンフレット(日本語/6MBで重いです。)
- コースカレンダー2020年(価格表)
ゲーテ・インスティテュート を選ぶ7つの理由
ドイツ国内には多数の語学学校がありますが、どうしてよりよってゲーテを選ぶのか?どこが他の学校と違うのか?
かってゲーテでドイツ語を学び、ドイツ中の語学学校を見てきた私が、この学校を選ぶ7つの理由をご紹介いたします。
1. 宿泊施設
ゲーテを留学先に選ぶ最大の利点は、学校が宿泊先を手配してくれることにあります。新しく建設されたマンハイム、ゲッテインゲン、ハンブルクなどの寮では、部屋にトイレからキッチンまで付いています。それに部屋がとっても広い!
私は部屋に一歩足を踏み入れた途端、「間違ってダブルルームに入れられた!?」と思っちゃいました。そのくらい部屋が広いんです。日本の感覚からすると、有り得ない広さでした。お陰で、「後から別の生徒が入ってくるんじゃない?」と、最初の1週間心配してました。
さらに多くの学生寮は、学校から歩いて通える距離にあります。学生寮から電車、あるいはバスでの通学が必要なのは、ボン校、ハンブルク(一部)校、それにミュンヘン校です。
独自の宿舎を持っていない学校もありますが、その場合は学校は市内で下宿先を探してくれます。平均的な通学時間は20~30分です。かっては食事付きで宿泊先を予約することも可能でしたが、最近では稀な例外を除き、宿泊だけの手配となっています。
2. ゲーテ・インスティテュート – 検定試験
さらなるゲーテの得点は、ドイツ語の資格です。ゲーテの検定試験は、ドイツの大学で認められています。
ゲーテの、C1(かってのkleines deutsches Sprachdiplom)の検定試験は、大学入学に必要なドイツ語の試験、DSH と同等、あるいはそれ以上とみなされています。
この資格を取得すれば、そのまま大学に入学することができます。
B2レベルの検定試験では、まだ一般大学には入学できませんが、音大や芸大では、このレベルで入学できるケースが多いです。そして大学のドイツ語コースに入学を希望される方は、この検定試験の合格証で入学資格を満たします!
もし将来、ドイツで就職を考えている方も、まずはこのレベルまでドイツ語を習ってから、仕事を探しましょう。ドイツでは2020年3月から技能労働者移住法が施行されますが、この法令が適用されるのはやはりB2レベルのドイツ語が必要です。
さらにちゃんとクラスに出席して、「課題を達成した。」と判断されると、コースの終了時に「〇〇レベルコース受講証」が発行されます。この受講証があれば、大学で行われるドイツ語コースへの入学資格を満たすケースが多くあります。
3. ゲーテだけの特典 – お世話役
学校には、生徒の面倒だけを見る専門のスタッフが2名常駐しています。
ハンブルクなど、一部の学校では日本語も通じます。その他の学校では事務員がこの面倒見も担当しているので、なかなか相談をする時間がないのがネックですが、ゲーテだけは別格です。
さらにこのスタッフが住民登録をしてくれるので、ドイツ生活の最初の面倒な官庁巡りに頭を悩む必要もありません!
日本人はうちこもるタイプでなかなか情報を発信しないので、学校は対処に苦慮することが多いです。授業に不満でも、「ニコニコ」笑っていながら、急にレッスンをキャンセルすることも。
授業中の悩みは一人で抱えないで、学校の指導官に相談してください。ゲーテには授業に不満な生徒の意見を聞き、これを解決すべく任務を持った指導官が在籍しています。こうした機械を利用して積極的に情報を発信することで、学校も初めて生徒の不満の理由がわかり対処ができます。
4. 課外活動
課外活動がとても豊富です。週末の遠足だけではなく、課外に原住民との交流の場を設けてくれるので、学校で習ったドイツ語を試すいい回でもあります。さらに!
他の学校ではクラスが違うと言葉を交わすことがなく、知り合う機会がないです。ゲーテ・インスティテュートでは、さまざまな課外活動を通じて、授業では会うことがないゲーテに通う大勢の生徒と知り合えます。これは友達ができる絶好の機会です。
課外活動を通して仲良くなった生徒と学生寮でドイツ語で四六時中話すので、ドイツ語の上達が早いです。大学で5年も習っても話せなかったドイツ語が、わずか3ヶ月でぺらぺらに。
留学当初からお世話になっていた先生も、「お前の発達は目を見張る。」という感心ぶり。
5. メディアテーク
どの学校に通われても、ゲーテにはメディアテークと呼ばれる図書館が備わっています。インターネットやビデヲなどのメデイアを利用した自習用の教材から、ドイツ語のレベルに合わせた小説などが揃っています。
学校の授業だけではまだ余裕がある方は、ここで苦手な分野を補強できます。
さらにはメディアテークは学位を持ったスタッフが駐在しており、レベルや希望に合わせた教材を選んでくれます!そもそも図書館さえない語学学校が多い中、メディアテークを設置して専門のスタッフを配置している語学学校は、ここだけです。
6. 転校が可能!
ゲーテはドイツ、オーストリアに14の学校をもっています。ミュンヘン校に12週間のコースを申し込んでいて、「やっぱりベルリンも見てみたい!」という場合は、コース受講地の変更が可能です。
勿論、希望される転校先のコース、それに宿泊先に空きがあることが条件ですが、他の学校ならそもそも転校の可能性がありません。
7. キャンセル可能!
こちらの学校ではお申込みされたコースのキャンセルが可能です!他の語学学校では、コースが一旦始まると、もうキャンセルできません。
しかしゲーテでは4週間置きにコースが始まる(インテンシブ4の場合)ので、4週間前までに学校にキャンセルを伝えれば、キャンセル料が160ユーロ /ご予約のコースがかかりますが、キャンセルが可能です。
参照 : goethe.de
このため長期の留学を計画していても、ゲーテなら事情に合わせてコースを中断することができます。
学校の改善点
これまでは学校の長所を上げてきましたが、どんなにいい学校でも、改善されるべき点も幾つかあります。
とりわけ日本はサービス大国。一方、ドイツはサービス砂漠 /”Service-Wüste”として有名な国。日本のサービスに慣れた方には、「どうしてこうなの?」と思われることもあると思います。
そこでここでは包み隠さず、ゲーテで直面するであろう、「マイナス面」も紹介しておこうと思います。
情報伝達の悪さ
私がゲーテに留学した当時から、そして今でも情報伝達の悪さは、ほとんど何も改善されていません。会社案内
具体的に言います。お申込み後に届く”PDF”には、「コースは〇月〇日から始まります。学校は9時~18時まで開いています。」と書かれています。
何処が悪いのですか?
皆さん、宿泊施設と一緒に予約しますよね?しかるにどっちに先に行くのか、全く書かれていません。おまけに学生寮、あるいは下宿先の住所は一切、記述されていません!
実はコレ、「学校の住所しか書かなければ、自動的に学校に来るだろう。」という、実にドイツ的な考えなんです!ドイツ人ならそれでもいいかもしれませんが、日本人だったら大いに戸惑います。しかし肝心の問題はこれからです!
日曜日のチェックイン
幾つかのコースでは、コース開始日が日曜日です。
しかし皆さんご存知のように、日曜日のドイツは、すべての店がお休みのゴーストタウン状態。これは語学学校も例外ではありません。そんな事とは露知らず学校に行くと、当然、学校は閉まってます!
学校が閉まっている日曜日は、空港から学生寮に直行します。ここで学校のスタッフが待機しており、部屋まで案内してくれます。だったら何故、それをコンファームに書かない?おまけにそれは去年、今年に始まったことじゃないっ!
当店のお客様はご安心ください。学校の情報伝達の悪さは、100も承知しているので、当店で学校にチェックイン方法を確認して、ご案内しています。
官僚的なお仕事
次の欠点が、学校の職員の仕事振りです。
冒頭で述べたように、学校の職員は公務員扱いになるので、仕事が遅いです。2019年から始めて、「オンラインお申込み」が可能になり、お申込みのコンファームもわずか数時間で届きます。
オンラインでのお申込みを利用せず、お申込みフォームに記入すると、返事が来るまでに1週間かかることも珍しくありません。
「急ぎの予約なのに、返事が来ない!」
と学校に電話しても、誰も電話に出ないというドイツ式対応。
ドイツ人、とりわけ官僚は「急ぐ」ということを知らないので、未回答のメールや申し込みがたくさんあっても、平気で家に帰ってしまいます。そして溜まっているメールを翌日からゆっくり片付けていくのですが、職員の多くは半日勤務。
結果、問い合わせ & お申し込みの返事が来るのは早くても(週末を数えず)2日、長いと1週間という待ち時間になります。
よく寄せられるお問い合わせ
ゲーテへの留学を考えているお客様、多くのケースで共通の疑問を抱えておられます。
そこでお問い合わせいただかなくても済むように、こちらに典型的なお問い合わせを挙げておきます。
- 4週間以上のコースはないんですか?
一部の学校で8週間のコースがありますが、多くの学校では4週間のコースがメインです。4週間のコースしかない学校で、8週間のコースをご希望される場合は、4週間のコースを2回、お申込みください。
12週間のコースをご希望される場合は、4週間のコースを3回、16週間のコースをご希望される場合は、4週間のコースを3回、といった具合です。
- コースとコースの間の宿泊費はどうなりますか?
ゲーテが所有している学生寮に宿泊される場合は、コースとコースの間の(通常は)1週間、無償で宿泊できます。
下宿されている場合は、下宿先の対応次第で、無償の場合も有償の場合もございます。
- 一番設備の整った学生寮は何処ですか。
ゲッテインゲン校の学生寮が一番新しく、設備も整っています。
- 部屋にテレビのある学生寮は何処ですか。
ドレスデン校の学生寮には唯一、テレビがついています。
- 友達が一緒に泊ってもいいですか。
学校が許可をすれば可です。
- 寮に食事を調理してくれる人は居ますか
寮での食事は自炊になります。
ドイツ、オーストリアの ゲーテ・インスティテュート
ゲーテ・インスティテュートはベルリン、ハンブルク、ミュンヘンのような大都会から、古城街として風光明媚なシュヴェービシュハル、街並みが綺麗な大学町のゲッテインゲン、それに黒い森の淵にある大学町フライブルクまで、大小さまざまな町に学校があります。
皆さんの趣向に合わせて、ご希望の留学先を選ぶことができます。
尚、ここに挙げている学校の他にもブレーメン校、それにハイデルベルク校がありますが、前者は試験だけ、後者は夏の1か月だけの開校なので、紹介を割愛させていただいております。
ハイデルベルク校でのコース受講をご希望でしたら、当社で手配させていただきますので、お問い合わせください
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